ジャパニーズウイスキー《ニセコ蒸溜所》
地域の特性を活かし、自然との共生を大切にするニセコ

北海道虻田郡ニセコ町に、アンヌプリ系の清らかな水と自然豊かな地で、最高のジャパニーズウイスキーを製造する、「ニセコ蒸溜所」がグランドオープンした。所内では、蒸溜所の見学や、ウイスキーのように”時間がつくり上げてきた”日本の伝統工芸品なとを取り扱うショップも。また、第一弾商品となるジン「ohoro GIN（スタンダード）」の発売を開始した。

上質な軟水と恵まれた環境
「ニセコ蒸溜所」

ニセコ蒸溜所がある北海道の道央西部、国定公園ニセコアンヌプリと国立公園羊蹄山に囲まれたニセコ町は、世界的なスノーリゾート地として広く知られている。さらに豪雪地帯ならではの上質な軟水に恵まれた上、道内でも気温が下がりすぎない土地柄で良質な農作物が採れる。

ニセコ蒸溜所はこの恵まれた環境下で、上品で繊細でバランスの取れたウイスキーづくりを目標に掲げ、2019年より開設準備を進めてきた。

2020年末に完成した建屋は、豊かな景観を活かした保護林に溶け込むことを考慮した設計となっている。その背景には、自然との共生を大切にするニセコ町の精神に対する共感があるそうだ。

そして、2021年3月末より、大麦麦芽などを原料とするモルトウイスキーの製造を開始。ジンの製造も併せて行い、両方を合わせた総製造量は、年間90キロリットルほどを目標としている。ウイスキーは製造開始後、少なくとも3年の熟成期間が必要となるため、商品としての発売は最短でも2024年以降となる見込みだが、店舗の開業に合わせて第一弾商品となるジン「ohoro GIN（スタンダード）」を発売する。

自然に溶け込むような空間デザイン

建物内の素材には、地元後志産のカラマツを多く使い、周りの自然に溶け込むよう工夫。バーカウンターもカラマツ材で製作され、木のぬくもりを感じられる空間づくりがされている。テーブルや椅子は、旭川のオーダーメイドファニチャーブランド「gauzy calm works／ガージーカームワークス」を採用。

蒸溜所見学ツアーや、
バーカウンターでの有料試飲も

ニセコ蒸溜所へは、販売物の購入を含み完全事前予約制。蒸溜所見学は1回90分のツアー式で、製造スタッフによる現場での蒸留工程の解説や貯蔵庫の見学、バーカウンターでの有料試飲などができる。

また店舗部分には、外国人観光客が多く訪れる立地を活かし、酒類に加えて日本の伝統技術や職人技を感じ、ウイスキーのように “時間の経過とともにさらなる価値が深まる” 逸品を揃え、世界へ紹介したいというコンセプトも。どのような逸品が見れるのか楽しみだ。

第一弾商品となるジン
「ohoro GIN（スタンダード）」

ohoro（オホロ）とはアイヌ語で「続く」という意味で、ニセコの地で生まれたジンが多くの方に親しまれ、未来永劫続くように、という願いを込めて名付けられた。

ボタニカルには道内産のヤチヤナギとニホンハッカなどを加え、クリアでスムースでありながら、芯のあるしっかりとした味わいに軽やかなシトラスの香りを感じるような仕上がりとし、カクテルベースとしても使いやすい味わい。

価格｜4180円（税込/箱代別）、箱198円（税込）
品目｜スピリッツ
タイプ｜ジン
原材料｜醸造アルコール（国内製造）
アルコール分｜47％
容量｜720ml

北海道の新たな観光スポット「ニセコ蒸溜所」でウイスキーはもちろん、日本の伝統技術や職人技を感じ、さらなる価値を深めてみてはいかが。

ニセコ蒸溜所
住所｜北海道虻田郡ニセコ町ニセコ478－15
営業時間｜10:00〜17:00
定休日｜なし
WEB｜https://niseko-distillery.com/
Facebook｜@nisekodistillery2021
Instagram｜@nisekodistillery_2021

見学
来場は1日4回の完全事前予約制　※物販のみの希望も予約制
定員｜最大10名様／回
開場時間｜①10:00～11:30　②11:30～13:00　③14:00～15:30　④15:30～17:00
見学内容｜ウイスキー・ジンの蒸溜設備見学、貯蔵庫見学、Barでの試飲など
料金｜｜入場・見学無料、BARでの飲食有料
予約方法｜オフィシャルwebサイトより予約（2週間前から希望日前日正午まで予約可能）
Barメニュー｜ウイスキー、ジン、日本酒、ビール、焼酎、ノンアルコール飲料
https://niseko-distillery.com/reservation/?no_menu