働きながら暮らす。イトーキのワークチェア「バーテブラ03」
ワークスタイルが多様化する現代。イトーキは、働く環境や人々の意識の変化に応えるために、プロダクトデザイナーに柴田文江氏を迎え、自然と正しい着座姿勢に導くメカニズムを持つ新たなワークチェア「vertebra03(バーテブラ03)」が生まれた。イトーキのチェアは、機能性やデザイン性に新しい価値観をもたらし、様々なシーンやスタイルになじんでくれる。
1981年、イトーキはラテン語で「脊髄」の名を持つワークチェア“vertebra(バーテブラ)” を世に送り出した。世界的なデザイナー、エミリオ・アンバスとジャンカルロ・ピレッティが設計し、オランダのオープンアーク社との技術提携によって誕生したこのプロダクトのコンセプトは、「人間優先のオフィスチェア」。
これまでにない先進の快適性。
背と座が自然と動き、どんな姿勢でも座る人の身体に優しくフィット。人間工学に裏付けされたその画期的な座り心地で高い評価を得てきた“vertebra”シリーズ。“vertebra 03”は、その先進の機構をさらにアップデート。
一体化したフレームの肘部と背もたれに搭載した機構により、スムーズなロッキングを実現。前傾・直立・後傾・ストレッチ姿勢に自在に対応するだけでなく、背の動きに追従するように三次元形状のシートがスライドすることで、手動操作なしで、座る人を自然と正しいシートポジションに導く。
また、体重を前へ移動させると、座面が前方に傾斜。大腿部への圧迫を感じさせることなく、デスクワークを快適にサポートしてくれる。一見、そのリビングライクな姿からは、想像もつかない多彩な機能を搭載した“vertebra 03”。
“vertebra 03”独自の機構
1|背のロッキング機能
背にもたれると肘と背裏の2点の支点が連動し、自動的に合計最大25°まで傾く。肘を支点にして傾くことで後傾姿勢をサポート。背裏を支点にして傾くことで、腰部を中心としたストレッチを行うことができる。
2|座のスライド機能
背にもたれると、座面が自動的に前方へ最大30mmスライド。後傾時の後方への影響寸法がコンパクトで、狭い場所でも使いやすい設計が特徴。また、背のロッキング機能と連動することで、身体をしっかり支えて安定感をキープ。座る人を自然と正しい着座姿勢に導く。
3|座の前傾機能
前傾姿勢を取ると、座面の前縁部が最大10°たわみながら自然と傾斜。パソコンや筆記作業時の大腿部の圧迫感を軽減させる。
4|座の上下機能
左肘先端のダイヤルを回転させることにより、体格に合った座面の高さに調整することができる。操作部を手元に設けたことにより、座ったままの姿勢でスムーズな調整を可能にした。※5本脚タイプのみ
働き方、暮らし方に合わせて選べる
個性豊かなバリエーション。
“vertebra03”の魅力は、機能やデザインだけでなく、それぞれのワークスタイルや空間に合わせて、自由にカスタマイズできる拡張性の高さにもある。マットな質感にこだわって仕上げた4種のボディカラーに、シーンに合わせて選べる脚は3タイプ。ファブリックは“vertebra03”のために製作したオリジナルタイプや、北米最大のテキスタイルサプライヤーであり、そのクオリティで世界的な定評を誇る「Knoll Textiles」のハイグレードタイプまで、表情と質感の異なる全28種類をラインナップ。
Body Color
スチールとアルミフレームを組み合わせた軽快なボディ。ブラックやペールオリーブといったベーシックなカラーに加え、従来のワークチェアにはないチェスナットブラウンやダークグリーンも用意。マットな質感にもこだわっている。
Wood Color
5本脚と4本脚に加え、ワークチェアとしてはイトーキ初となる木タイプの脚もラインナップ。シックなオークダークと明るい印象のオークライト。オフィスにやさしい空気感をもたらしてくれるだけでなく、ホームユースにも最適。
Fabric
イトーキオリジナルを含む2種計14色のファブリックに加え、「Knoll Textiles」から2種計14色、計24色の高品位なファブリックをセレクト。多彩なバリエーションで使い手の個性とニーズに応える。
vertebra 03 SPEC
Size|5本脚 W570×D515×H775~890(SH425~540)、4本脚 W560×D515×H810(SH455)
背座|布地張り
肘|エラストマー樹脂、または木(4本脚木)
脚|アルミダイキャスト塗装仕上(5本脚)スチールパイプ塗装仕上(4本脚)またはスチールパイプ木カバー(4本脚木)
Price|5本脚 8万1950円〜、4本脚スチール 7万6560円〜、4本脚木 11万6820円〜
ITOKI
https://www.itoki.jp/