TRAVEL

水の都・徳島の”ニューズド”な魅力に触れる!
温故知新の旅へ【後編】

2023.3.25 PR
水の都・徳島の”ニューズド”な魅力に触れる!<br> 温故知新の旅へ【後編】

懐かしくて新しいものをめぐる、イースト徳島の旅はまだまだ続く。まち歩きとともに訪れたい、徳島のあふれる魅力を体感できるショップ&スポットを紹介していこう。

≪前の記事を読む

阿波おどり会館

徳島といえば、日本を代表する夏祭りの阿波おどりもそのひとつ。阿波おどり会館では、江戸時代から続く、400年余りの歴史をもつ阿波おどりを一年中体感できる。公演は昼の部、夜の部と行われ、賑やかな舞おどりとお囃子が楽しめる(公演時間40分)。施設内には徳島名産が揃う土産物店や、阿波おどりの歴史や文化について学べる阿波おどりミュージアムのほか、徳島平野の雄大な絶景を望める眉山山頂を結ぶ眉山ロープウェイの山麓駅がある。初夏になると新町川沿いの公園では、お囃子の音が街中に広がりはじめる。いまも昔も徳島っ子の心を湧き立せる踊りを体験してみたい。

阿波おどり会館
住所|徳島県徳島市新町橋2-20
Tel|088-611-1611
開館時間|あるでよ徳島、阿波おどりホール(公演時間による)/9:00~21:00、阿波おどりミュージアム/~17:00 、あわぎん眉山ロープウエイ/~21:00(4~10月)、~17:30(11~3月)
料金|昼のおどり/大人800円、中小生400円、夜のおどり(有名連)/大人1000円、中小生500円、阿波おどりミュージアム/大人300円(中学生以下無料)、あわぎん眉山ロープウェイ/大人・中学生1030円(往復)、小学生510円(往復)※セット料金もあり
https://awaodori-kaikan.jp

和田乃屋

徳島市民のシンボルで心の山・眉山のふもとに湧き出る水を錦竜水(きんりょうすい)といい、江戸時代、徳島城下の人々はこの湧き水を買って飲み水にしていたという。「和田乃屋」で食べられる阿波銘菓の「滝の焼き餅」は、1586年、徳島城が建立されたときに献上された由緒あるお菓子で、錦竜水を使ってつくられる。味は白(プレーン)、ごま、抹茶の3種類。焼き餅を食べてお見合いをすると話がまとまるともいわれ、イートインスペースの2階の座敷からは眉山の山肌にモラエスの花といわれる黄色い花が見られる。錦竜水で点てた抹茶、夏は和三盆を使ったかき氷など季節の甘味も外せない。

和田乃屋
住所|徳島市眉山町大滝山5-3
Tel|088-652-8414
営業時間|10:00~17:00
定休日|木曜
https://wadanoya.com

ツナグストリート

阿南市那珂川町出島地区には約30年前、世界最長の壁画を目指し、およそ7000人が協力して制作した2.8㎞もの出島壁画がある。当時は観光地として賑わったが、時とともに海風にさらされ色褪せ、一部は消失し、周辺は不法投棄のゴミが散乱する荒地となっていた。2015年、幼少期に壁画制作に参加した那珂川商工会の青年部員が中心となり、出島壁画再生プロジェクトが発足。クラウドファンディングの活用や、地元の子どもたちやその親、企業なども参加し、4年で1kmの再創造が進んだ。全長の完成は2032年を予定。かつての子どもたちにとってそうであったように、土地の歴史とともに思い出を刻むプロジェクトは、徳島のいまと未来をつなぐ新しい風景を創出するだろう。

ツナグストリート(出島壁画再創造プロジェクト)
住所|徳島県阿南市那珂川町芳崎389-2
問|出島壁画再創造プロジェクト実行委員会
Tel|0884-42-1772
https://tsunagu-street.com

観光農園サニーズファーム

徳島県内では珍しいロイヤルクイーン、さちのか、紅ほっぺなど多彩な品種のイチゴ狩りやブルーベリー狩りが楽しめるほか、地域の特産品も販売する。農作物は、阿南市の竹炭で水ろ過や虫除けをした環境で有機肥料や酵母菌を使い、化学農薬を極限まで使わない有機農業を目指してつくられている。オーナー・北條誠一さんは、オーガニック米を栽培する米農家でもあり、農業を中心に地域活性化にも取り組む、地域のキーパーソンの一人。瞬間冷凍による水産加工と農業のコラボレーション商品や復興常備食の開発などにも携わるなど、食を通じた被災地支援や福祉事業も視野に入れた、食を通じたコミュニティづくりも積極的に行っている。

観光農園サニーズファーム
住所|徳島県阿南市七見町深江541 阿南市総合体育館サンアリーナ前
Tel|0884-23-3520
入園時間|10:00~、11:00~、13:00~、14:00~ ※土・日曜、祝日の予約制。平日利用は要相談
料金|イチゴ狩り/大人2800円、小学生1400円、3歳児以上800円 ※1時間食べ放題。要予約
https://sunnys-farm.com

クラブコルツ

この地で農耕馬とともに農業をする家に生まれた動物好きの井村泰信さんが、1996年に設立した体験型の観光乗馬施設。アメリカミニチュアホース、道産子、元競走馬、ポニーなど個性豊かな馬たちがのびのびとした環境で暮らす。体験乗馬や乗馬レッスンは、熟練したインストラクターが付き添ってくれるため初心者でも安心。また、ヤギやうさぎ、猫、犬なども暮らしており、多様な動物との触れ合いを一日中楽しめるのみ魅力のひとつだ。元々、地域活性化と馬との触れ合いを目的に設立された施設だが、オーナーの馬への深い愛情から、引退した元競走馬を迎え入れる活動も行っており、かつての名馬目当てに訪れる人もいるという。

クラブコルツ
住所|徳島県那賀群那賀町谷内中分103
Tel|0884-62-3434
営業時間|9:00~17:00(予約制)
定休日|なし

お宿 日和佐

薬王寺のお膝元を流れる日和佐川河口に近い、厄除橋のたもとにある素泊まり宿。長年、関西に暮らしたフランス人でヨットマンのジャン・フィリップ・ボーデさんが、日和佐の町と建物に惚れ込み、日本人の奥さまとともに2015年7月に創業。品よくリノベーションされた宿のロビーや客間には、日和佐の民家から受け継いだものや、約300年前の韓国の箪笥など、骨董好きの夫妻が長年集めてきた調度品が並ぶほか、アーティストでもあるジャン・フィリップさんの作品も展示されている。大正7年築で総檜造の建物自体も骨董品ともいえ、日本の伝統とあらためて出合うことができる宿だ。

お宿 日和佐
住所|徳島県海部郡美波町奧河内字本村148-1
Tel|080-9830-3920(10:00~19:00)
料金|1泊素泊まり4500円~
http://oyadohiwasa.com

ミルアン

赤うみがめの産卵地としても知られる日和佐のメインストリートにあった下駄店をリノベーションし、2021年にオープンしたワインとおつまみの店。オーナーのケン・ボーデさんは、「お宿 日和佐」のジャン・フィリップさんのご子息。宿からは徒歩約2分、「あわえ美波本社」も近くにあるため、あわせて訪れたい。ワインは、14年間インポーターの仕事をしてきたケンさんが厳選し、デイリーに飲める気軽なものから個性的でマニアックなものまで幅広くラインアップする。フードは、地域の方に異文化を楽しんでもらいたいという想いから、ヨーロッパ、フランスの色合いをテーマに、スパイスを使ったクスクスや洋風料理が楽しめる。

ミルアン
住所|徳島県海部郡美波町日和佐浦125
営業時間|18:30~22:30(L.O.21:30)
定休日|不定休(完全予約制)
問|@milleun_hiwasa

十一屋(菓子店)

1866(慶応2)年創業の和菓子舗。さっくりとした食感の最中の皮と、ふっくら甘いあんが美味しい阿波銘菓・日和佐城は、日和佐の人々の思い出の味。ちまき、桜餅など、季節菓子も取り揃え、自家製のあんこを使ったほんのりとした優しい甘さのどら焼きも人気。一度食べたらまた訪れたくなる日和佐城はひとつ110円。

十一屋(菓子店)
住所|徳島県海部郡美波町奥河内字本村91
Tel|0884-77-0158
営業時間|7:00~19:00
定休日|不定休

倉本製菓

薬王寺門前町の桜町通りに店を構え、現在は3代目夫妻が切り盛りする老舗菓子店。地元の建築家・長谷川明さんの特徴的なフォントの看板が目印。年末の11月から12月にかけて、翌年の無病息災や厄除けを願い、家内制手工業でつくる「厄除け飴」は、1928(昭和3)年からつくり続けている日和佐の伝統菓子。板状のあめは、叩いて割って食べる。製造過程で割れたあめを袋詰めにし、3代目が名付けた、厄除け飴を砕いた菓子「星のかけら」は同店の人気商品。

倉本製菓
住所|徳島県美波町奥河内寺前100-1
Tel|0884-77-0068
営業時間|9:00~18:30、日曜10:00~16:00
定休日|不定休
https://www.instagram.com/yakuyokeame

ショッピング大黒

徳島県の最南端にある海陽町宍喰で、1970年に創業したスーパーマーケット。一時は廃業の危機を迎えたが、3年前に徳島県事業引継ぎ支援センターのバックアップの下、移住者でミュージシャン・文化人・シェフなどのマネージメント事務所の役員を務めるなど独自の経歴をもつ岩崎致弘さんを3代目社長に迎えて再生。地域密着型の品揃えはそのままに、奉納ワインといわれるビオディスペルや世界的に希少な厳選オーガニックワイン、自社で開発・製造をする無添加ハムやローストビーフなどの他、全国からセレクトした自然食品も取り扱う個性豊かなスーパーマーケットに。店長は、前職が海陽町役場で働いていた山上さん。品揃えはもちろん、宍喰の未来を語る上で目が離せないスーパーマーケットだ。

ショッピング大黒
住所|徳島県海部郡海陽町宍喰浦字宍喰435-1
Tel|0884-76-2135
9:00〜18:30、日曜10:00〜16:00
定休日|第2・4日曜
www.shopping1970.com

レストラン&ラボ テイクサンド

スーパーマーケット「ショッピング大黒」が運営するレストラン&ラボ。大切にしているのは、ローカル&オーガニック、そして食を通じて世の中を見直すきっかけにしたいという想いの下、食べて美味しい、集って楽しいメニュー開発を行っている。また、月に一度「自然派こども食堂」も開催している。テラス席からは大海原が見渡せる絶好のロケーションは唯一無二だ。

レストラン&ラボ テイクサンド
住所|徳島県海部郡海陽町宍喰浦字松原219-1
Tel|080-7303-2925
営業時間|ランチ11:00~15:00(L.O 14:30)、ディナー土曜17:00~21:00(L.O 20:30)※ほかイベント営業多数あり
定休日|月曜(祝日の場合は営業。イベントや年末年始についてはSNSで告知)

読了ライン

全国旅行支援でお得に徳島旅を楽しもう!


全国旅行支援「みんなで!徳島旅行割」
 
≫公式サイトはこちら
 

 

text:Takashi Kato

徳島のオススメ記事

関連するテーマの人気記事