《SKS JAPAN 2022》
食×テクノロジー&サイエンスをテーマに
新たなフードエコシステム形成を目指す
「代替肉」という言葉を耳にしたことがあるだろう。大豆などの植物性たんぱく質から肉のような食感を生み出したものや、動物性たんぱく質をもとに培養したものなどがある。
こうした代替肉をはじめ、食=フードと、科学技術=テクノロジーを合わせた技術がフードテック。食の問題をテクノロジーで解決しようとする技術で、世界的に注目を集めている。
食の問題とは、たとえば地球の人口増加にともなう食糧不足や食品ロスなど。いずれもすでに深刻な状態だ。
世界人口は2010年の68億9600万人から、2030年には85億人、2050年には97億人にもなるといわれる(国際連合)。食料の生産が、明らかに人口増に追いついていない状況だ。
また2021年の全世界の食品ロスは9億3000万トン以上(UNEP Food Waste Index Report 2021)という、途方もない数字に達している一方で、世界の各地では飢餓問題も起き続けている。
これらの食の問題をフードテックで解決しようとする動きは、各国で進められ、もちろん日本も例外ではない。食問題の解決と、人と地球のウェルビーイングの実現を目指し、日本でここ数年、開催されているのが「SKS JAPAN」だ。
今年の「SKS JAPAN 2022」では、最新のフードテックを展示・体験できるほか、多様な業界の有識者による数多くのセッションが展開される。
展示では、たとえば調理器具・IHヒーター・専用アプリが連動、リアルタイムで調理を管理し、従来では難しかった火加減までも再現するHestan Cueなども。
また今年の「SKS JAPAN 2022」のテーマでもある「Beyond Community」、多様な産業・業界を横断しての協業を反映し、さまざまな業界の先端を走る有識者たちが、経験と知識、考察を持ちより、食の未来の可能性を探るだけでなく、参加者も含めたラウンドテーブルやスタートアップによるピッチセッションなど、興味深い企画が盛り込まれている。
弊誌『Discover Japan』で、これまで取り上げさせていただいた中には伝統的な食に関連したコンテンツも少なくない。精進料理で大豆からつくる肉の「もどき料理」の例を挙げるまでもないだろう。いっぽうで伝統を踏襲しながら現代に見合う形へとアップデートした食コンテンツや地域の生産者の活動を数多く取材、掲載させていただいていることから、「SKS JAPAN」へ参加することが決定。
フードテックによる将来的な市場規模は世界で700兆円にも達するといわれる。日本各地に存在する豊かな地域資源の中でも世界に誇るべきは食文化。弊誌は地域で活躍する生産者とフードテックを掛け合わせることにより、地域経済の未来の成長を模索したいと考えている。
今年の「SKS JAPAN」は、9月1日(木)から3日(土)に開催される予定。9月2日(金)9時~のセミナーには、弊誌『Discover Japan』統括編集長、高橋俊宏も登壇。弊誌誌面でもこれまで取り上げさせていただいている佐賀県嬉野のティーツーリズムをテーマに「食から考える地域OS~嬉野モデルが示す世界最先端Regnerative地域エコシステムの可能性 Building new Regional “Food OS”」が開催されるので、ご視聴いただきたい。
SKS JAPAN 2022 - Beyond Community –
場所|東京ポートシティ竹芝 ポートホール(東京都港区海岸1-7-1)
日時|202年9月1日(木)〜3日(土)
開催方式|会場・オンラインのハイブリッド型/事前チケット購入制
主催|株式会社シグマクシス / The Spoon
https://food-innovation.co/sksjapan/sksj2022/
※各種チケット申し込みは上記URLより
※セッション参加チケット 割引コード【DJn3Z7Jqdk】
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