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改めて“茶道文化”を知りたい。

2018.5.18
改めて“茶道文化”を知りたい。

古くから、日本人の暮らしの中に根づいていた「お茶」は、かつて「飲む」という行為を超えて、人を「もてなす」場でもあった。

中川政七商店グループの道艸舎(みちくさや)からデビューした“現代における茶道文化”を提案する新ブランド「茶論」では、「以茶論美」をコンセプトに、気軽に始められる教室・喫茶・茶道具の販売を行う。
敷居が高く感じられがちな茶道文化に、いま触れてみよう。

3つの場から美意識を磨く!

4月24日(火)にオープンした1号店は、花街の風情漂う奈良県元林院にある、同グループのテキスタイルブランド「遊 中川」の奈良町本店奥。ブランドディレクターに茶人・芳心会主宰の木村宗慎氏を迎え、店舗は「稽古」、「喫茶」、「見世」という3つの場から構成されている。

①稽古

お茶を通しておもてなしを学ぶ「稽古」は、自由に茶道の文化に触れ、日常の中で楽しんでほしいという想いから畳でなくテーブルで行う。目的に合わせた稽古を受けられる。

②喫茶

お茶を通して心に閑をもつ「喫茶」。日本各地のこだわりのお茶はもちろん、それを美味しく楽しむため、季節に合わせた甘味も用意。お茶の時間がもたらすものを感じられるはず。

③見世

茶論オリジナル商品のほか、お茶に必要な道具を各種取り揃え、販売する「見世」。期間限定で、テーマを設定した催事も随時開催していく予定。

新たな茶道の世界に注目せよ!

9月には東京・日本橋にもオープンする「茶論」。
もともと奈良で千利休が茶巾として愛した高級麻織物「奈良晒」の卸問屋として商いをはじめた、中川政七商店が広げていく茶道の新しい世界から目が離せない。

【DATA】
茶論 奈良町店
住所:奈良県奈良市元林院町31-1(遊 中川 奈良町本店奥)
営業時間:稽古10:00 ~ 18:30、喫茶・見世~ 18:00(L.O.)
定休日:第2金曜(祝日の場合は翌日)
Tel:0742-93-8833
https://salon-tea.jp

(text:Akiko Yamamoto、編集部 photo : Kiyono Hattori、Kazuya Hayashi、Yuji Imai)
※この記事は2018年5月6日に発売したDiscover Japan6月号の記事を一部抜粋して掲載しています。

はじめての抹茶の点て方
1|基礎知識 編

2|お点前に必要な道具 編
3|薄茶の点て方 編

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