FOOD

はじめての抹茶の点て方。
点てる前に知っておきたい「基礎知識」編

2020.11.17
はじめての抹茶の点て方。<br>点てる前に知っておきたい「基礎知識」編

一度はやってみたいけれど、作法手順が気になって敬遠してしまう茶道のお手前。自宅やお友達同士の気軽な場であれば作法も必要ないし、自宅にあるもので簡単にできるんです。まずはお茶を点てる前に知っておきたい、「抹茶の基礎知識」を紹介します。

監修
うおがし銘茶 茶の実倶楽部
住所|東京都中央区築地2-11-12

Tel|03-3542-2336
https://www.uogashi-meicha.co.jp

Q.どのようにつくられているの?

A.
茶樹の新芽だけを摘んで、蒸気で蒸し、揉まずに乾燥させた緑茶を碾茶(てんちゃ)といい、これを石臼で粉末にしたのが抹茶です。

Q.頭をスッキリさせるってホント?

A.
その昔、修行僧が眠気覚ましとして飲んでいたのが抹茶でした。カフェインを多く含んでいるため、脳を活性化させる効果があります。

石臼で挽く前の茶葉(碾茶)。これが抹茶となる

Q.どうやって保管するの?

A.
できるだけ密封される容器がベスト。湿度や気温に影響を受けやすいので、日陰で常温に置いておくのがおすすめです。

Q.賞味期限はどのくらい?

A.
賞味期限は半年くらい。開封後は1カ月以内で。賞味期限が過ぎたら料理にも使えます。

茶葉そのものを飲む抹茶は、まさに健康飲料!

カフェインの他にもビタミンCが豊富で肌にもよく、糖尿病や動脈硬化、発ガン物質を抑える成分も含まれている。またカテキンやフラボノイドは防臭、口臭にも効果的

抹茶の起源は古代中国に遡り、毒に当たったとき茶葉で解毒したといわれ、漢方薬の一種として飲まれていた。日本にも遣唐使や留学僧によって持ち込まれたが、たしなむことができたのは貴族や有力僧だけだったという。

さて抹茶がお茶の中でもっとも健康によいことはご存じだろうか。煎茶やほうじ茶など茶葉から溶け出す栄養素を取り入れるのではなく、抹茶は茶葉を石臼で挽いたものを溶かしていただくため、茶葉そのものを飲むことになる。他のお茶よりも栄養素が豊富なうえ、それを丸ごと身体に取り入れることができるというわけだ。

抹茶には薄茶と濃茶がある。よくお茶屋さんで出しているのが、サラッとした口当たりの薄茶。苦味の中にほのかな甘みを感じる抹茶だ。一方濃茶は、濃厚でいわばお茶のエスプレッソというところ。苦味や渋味が強いものは使わず、上質な香りとまろやかさを楽しめる贅沢な飲み方だ。

「お茶のお点前」は元来作法や手順、形式などがあり難しく感じがちだが、抹茶を点てることは自体は自宅でも簡単にできる。自宅で過ごす機会が増えたいま、抹茶のある生活を始めてみてはいかがだろうか。

≫次の記事を読む

はじめての抹茶の点て方
1|基礎知識 編

2|お点前に必要な道具 編
3|薄茶の点て方 編
4|濃茶の練り方 編

text:Discover Japan photo:Kenta Suzuki
2013年12月号「コーヒーとお茶」


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