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山を愉しむホテル《LUCY》が誕生!
星野リゾートの新ブランドが、
山岳観光の可能性を広げる。

2025.7.29 PR
山を愉しむホテル《LUCY》が誕生!<br>星野リゾートの新ブランドが、<br>山岳観光の可能性を広げる。

高いポテンシャルをもつ日本の自然観光の中でも山岳観光に特化した、星野リゾートの新ブランド「LUCY」のコンセプトは“心揺さぶる山ホテル”。快適な宿泊体験を提供し、誰もが山を楽しめる新しい旅のかたちを提案する。2025年9月1日にはブランド初となる「LUCY尾瀬鳩待」が開業。今回、編集部が星野リゾート代表・星野佳路さんにインタビューをしてきた。

星野佳路(ほしの よしはる)
星野リゾート代表。1960年、長野県軽井沢生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、米国コーネル大学ホテル経営大学院修士課程修了。1991年に家業の星野温泉旅館(現・星野リゾート)代表に就任。現在は国内外で71施設を運営する。趣味はスキーで、年間滑走日数80日を目標に掲げている。

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「山は、旅の目的地になる。
山岳観光は、これまでにない
観光の扉を開く可能性を秘めています」

星野リゾートのホテルブランドとして6つ目となる「LUCY」は、山岳観光に特化した“山ホテル”。誕生の背景について、星野リゾート代表の星野佳路さんにうかがった。

「日本ではいま、インバウンド市場が急成長していますが、その宿泊者数の7割以上は大都市に集中しています。それら都市部が提供するのは主に文化観光で、日本が得意とするところ。一方、苦手なのが自然観光。北から南まで多様な自然に恵まれ、35の国立公園を擁する日本の自然観光のポテンシャルは高い。自然観光を強化することは、都市部のオーバーツーリズムを解消すると同時に、地方経済にも重要な役割を果たします」

星野リゾートはかねてより、日本の観光振興における自然観光の強化、特に山岳観光の重要性を主張してきた。
「自然観光の大きな要素のうち海は、アクセスのよさもあって成功している地域はあります。ところが山は課題が大きく、インフラが整っていないところも多い。世界的にはスイスやカナダなど、山岳観光で成功している地域があります。日本にもいい山がたくさんあり、山を舞台にした信仰や文化、観光を育んできた長い歴史があります」

そこで着目したのが山岳観光の拠点として親しまれている山小屋。
「日本には350以上の山小屋があり、私自身もお世話になっています。ただ昔ながらの施設が多いために、登山や山小屋に慣れていなかったり、山に興味はあっても宿泊に不安があったりする方々には馴染むことが難しい。そんな方たちを含め、誰もが気軽に山を楽しめるようにという想いから立ち上げたのがLUCYです」

提案するのは、従来の山岳観光にはなかった“快適な宿泊体験”。環境と共存しながら快適に山を楽しむための上質な滞在を実現する。快適性と環境との共存を両立させるため、最新テクノロジーを積極的に活用することを考えている。
「限られた地下水を循環させ、電気は太陽光発電と蓄電池で賄い、廃棄物の処理は災害に備えて進化した最新の技術を導入するなど、環境負荷をかけずにLUCYだけで完結できる、サステイナブルな山ホテルを目指しています」

テクノロジーの活用は、山での労働環境改善や山小屋の後継者問題解決にもつながると考える。
「アクセスが難しい山では物資の運搬も困難で、労働環境は過酷。そのため後継者不足も深刻化しています。だからこそサービスが制限されてしまうわけですが、これでは持続可能になり得ない。テクノロジーの活用はその解決の糸口にもなると期待しています」

9月1日にはブランド初となる「LUCY尾瀬鳩待」が開業。これまでにない“心揺さぶる山ホテル”から、新しい山の旅がはじまる。

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星野リゾート、6つのブランドが目指す
新しい旅のかたちとは?

星野リゾートは、6つのホテルブランドを中心に国内外で71施設を運営する。“旅を楽しくする”をテーマに、ブランドそれぞれのコンセプトや客層に合わせた多様なサービスを提供。地域や環境と共存しながら、その土地の自然や文化を生かした体験を創出し、旅の付加価値を高めている。

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LUCY尾瀬鳩待 by星野リゾートで
尾瀬の道を愉しむ!

 
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01|山を愉しむ新ブランド《LUCY》
02|LUCY尾瀬鳩待 by星野リゾート

text: Miyu Narita photo: Norihito Suzuki
2025年8月号「道をめぐる冒険。」

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