温泉ビューティ研究家《石井宏子》
自分に合う香りは気分転換のための相棒
|香りのある暮らしのすすめ
お香や精油など、取り入れ方は無限大の“香り”。そんな香りをうまく暮らしに取り入れている5人に、香りとの上手なつき合い方を教えていただいた。今回は、温泉ビューティー研究家の石井宏子さんの暮らしへの取り入れ方をご紹介!
温泉ビューティ研究家
石井宏子(いしい ひろこ)
温泉ビューティ研究家・旅行作家として、年間200日ほど温泉を旅しながら、温泉や食、自然環境を通じて美しくなる、ビューティツーリズムについて研究中。
「自分に合う香りは、気分転換のための相棒です」

年間200日以上、各地の温泉を旅する石井宏子さん。旅の途中で少しリフレッシュしたいときに香りを用いることが多く、お気に入りなのは、檜や柑橘系の香りなのだそう。
「香りの作用ではなく、自分の身体が欲するものを選んでいます。たとえばラベンダー系は、癒しの作用がある香りとして知られていますが、私は興奮したり、眠れなくなったりすることもあって。温泉の湯船は檜やヒバなどでつくられていることも多いですし、ユズ湯などもありますから、木や柑橘の香りが好きなのかもしれません(笑)」

価格|3300円 内容量|80㎖
Liccaアロマスプレー 法師温泉オリジナルブレンド
価格|3000円 内容量|50㎖
そんな石井さんがヘア、ボディオイルとして愛用しているのが、「Kiso natural botanical oil」。長野県・湯田中温泉の「松籟荘」に宿泊した際、アメニティとして置いてあった。
「木曽の天然水を使用した地元由来の商品。香りが好きで4本目を使用中」
温泉宿で出合った香りはほかにも。「法師温泉 長寿館」オリジナルの「アロマスプレー」は、群馬県みなかみ町の檜から抽出した精油がベースで、服にかけて使用しているそう。
「森の中にいるような爽やかな香りが特徴。出掛ける前など、リフレッシュ用として使用することが多いですね」
夏場には、「北見ハッカ通商」の「ハッカ油」で、虫よけや暑さ対策も。
「朝など行動する前に香りをつけることで、パッと気分が切り替えられる気がしています。リフレッシュのための相棒のような存在ですね」
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text: Discover Japan
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