HOTEL

《アコーホテルズ》
創業時から続く”ホスピタリティ”へのこだわり
|ホテルブランド大解剖④

2025.10.22
《アコーホテルズ》<br><small>創業時から続く”ホスピタリティ”へのこだわり<br>|ホテルブランド大解剖④</small>

日本発の高級ホテルから外資系ホテルまで、国内で展開されるホテルブランドを大解剖! クラシカル、ラグジュアリー、リゾート、都市型、コンセプト型など、どのホテルも個性豊かだ。
 
今回はフランスを拠点に世界110カ国でホテルやレジデンスなどを展開する「アコーホテルズ」の4種類のブランドについて紹介。

≪前の記事を読む

フランス・パリを拠点に世界110カ国5700以上のホテルやレジデンスなどを展開するホスピタリティグループ。2024年4月に、山梨・八ヶ岳、沖縄・残波岬など「グランドメルキュール」が12軒、「メルキュール」が10軒オープンした。

01|LUXURY

ラグジュアリーにセグメントされる「フェアモント」は、イギリス王室も滞在するほど世界的に高い評価を受けるアコーのホテルコレクションで、2025年7月に東京・芝浦に「フェアモント東京」を開業した。「Mギャラリー」はホテルが建つ土地に由来するストーリーを有するブランド。日本では2024年1月に、「ホテル創成札幌 Mギャラリーコレクション」がオープンした。北海道のパイオニア精神とモダンなスタイルを融合させた独自の魅力を備えている。

ホテル創成札幌 MギャラリーのBAR

02|PREMIUM

アッパースケールのホテルコレクションであるプレミアム。日本では、デザインや食体験などから地域の独自性を体現する「グランドメルキュール」、コスモポリタンな旅行者をターゲットとする「プルマン」、優雅な雰囲気が漂う「スイスホテル」を展開。プルマンは東京・田町に「プルマン東京田町」を、スイスホテルは大阪・難波に「スイスホテル南海大阪」を構える。2024年4月には、日本各地で12軒のグランドメルキュールがいっせい開業。コンセプト“Proudly Local~その地に、誇りを~”を体感できる滞在を提案していく。

スイスホテル南海大阪の客室

03|MIDSCALE

日本で展開されるアコーのミッドスケールのホテルコレクションは、ビジネスやレジャーといった多様な目的にマッチし、現地の魅力を満喫できる「メルキュール」や、充実した滞在価値を届けるデスティネーションホテル「ノボテル」がある。「Local Inspired
Hotel~ローカルインスピレーションから生みだされるホテル~」を掲げるメルキュールは、東京、大阪などの大都会から、宮城・蔵王といったリゾート地にまで展開。ノボテルは沖縄に「ノボテル沖縄那覇」を構え、2024年9月には奈良に「ノボテル奈良」を開業した。

メルキュール東京羽田エアポートのラウンジ

04|ECONOMY

エコノミーに位置づけられる「イビスホテル」は、スマートな滞在を実現する「イビス」、クリエイティブなデザインと遊び心をもつ「イビススタイルズ」、街の中心部にホテルを構える「イビスバジェット」という3つのブランドがある。ベストプライスで快適なステイがかなう。それぞれ札幌、東京、名古屋、京都、大阪と、日本を代表する大都会と観光地を中心に展開している。

イビススタイルズ名古屋のマーケットストリート

ALL Accor
ライフスタイルを重視したロイヤリティプログラム。アコーが展開する5700以上のホテルで最大10%のディスカウントやリワードポイントの付与など、無料のメンバー登録で多様な特典がある。合計滞在日数またはステータスポイントが増えるにつれ、ステータスレベルが上がり、ウェルカムドリンク、アーリーチェックインまたはレイトチェックアウト、客室のアップグレード、エグゼクティブラウンジへのアクセス、週末の朝食無料サービスなど、より多くの特典が利用可能に。リワードポイントはホテルだけでなくレストランやバーでもためることができ、宿泊やそのほかの体験に使用できる。

line

 

ホテルブランド大解剖
ヒルトン編

 
≫次の記事を読む

 

text: Nao Ohmori, Discover Japan
ニッポンの一流ホテル・リゾート&名宿 2025-2026

RECOMMEND

READ MORE