ART

京都とバリの手仕事から生まれた茶籠。
アトリエシムラ×kras「とけあう季節」

2021.1.2
京都とバリの手仕事から生まれた茶籠。<br><small>アトリエシムラ×kras「とけあう季節」</small>

植物の色彩世界を染織で表現する「アトリエシムラ」と、伝統的な手仕事に着目したクラフトライフスタイルブランド「kras(くらす)」。自然観と手仕事によるものづくりに共通性のある両ブランドが、2021年1月8日(金)~2月2日(火)まで、アトリエシムラ Shop & Gallery 京都本店にてコラボレーション企画展を開催します。

京都とバリ島
二つの場所が”とけあう”

アトリエシムラ小裂×Chakago スクエア(四角い形)小中大サイズ

染織家・志村ふくみさんの孫である志村昌司さんを中心に、次世代の作り手によって植物の色彩世界を伝えようと立ち上げられた、染織ブランド「アトリエシムラ」。京都・嵯峨野に工房を構える彼らが、日本とインドネシアの伝統的な手仕事に着目し、オリジナルの家具や雑貨を制作・展開する「kras」とコラボレーション。

京都とバリ島、自然環境や文化が異なる両ブランドだが、根底にある自然観や手仕事の共通性に惹かれ合い、このほど展示会を行う運びとなった。

本展では、二つの場所に共通する点を”とけあう季節”をテーマに掲げ、アトリエシムラの草木染めで織った小裂と、krasが一つひとつ手仕事で作ったアタの籠で表現。茶龍を中心に、小箱や小物置きなどを展示販売する。

アトリエシムラ小裂のお座布付×Kocako まる、さんかく、しかく、大まる

展示販売に加えて、本店のコラボレーションの趣旨や両ブランドの手仕事に対する想い、バリ島のアタの歴史とその制作工程、京都のアトリエでkras代表の作家・井上翔子さんが茶籠を作る様子、正月のしつらえ「ふたつの山籠」の布が織り上げられる風景などを紹介する空間も設けられる。

—100年使い続けられるアタ
krasのアタは、バリ島の古くからの風習や暮らしを守り続けている数少ない村のひとつであるトゥガナン村で、昔から受け継がれる伝統的な工法で作られている。山に自生するシダ植物のアタを採取し、よく自然乾燥させた後、熟練した職人が時間をかけて緻密に編み上げる。編みあがったものはじっくり一週間天日干しをして、ココナッツの殻で出燻。煙に溶け出すココナッツオイルがアタの隅々まで染み込むことで水気にも強く、しなやかで丈夫な籠に仕上がる。ココナッツオイルは酸化にも強く虫よけなど多くの効果があり、100年の耐久性があると言われている。使い続けることで、色はより暗く、より濃くなり、美しくエイジングしていく。

また特別展示では、本展を象徴する特別な茶箱「京都」「バリ」と、新年のめでたい特別な誂えとして正月の縁起物のモチーフとされる富士山、バリ島の富士山とも呼ばれるアグン山の二つの山をモチーフに「山籠」2点も展示される。

アトリエシムラ小裂×Chakago オーバル(丸い形)中大サイズ

二つの場所の伝統と手仕事を掛け合わせた本展。新しい年の始まりは、美しく温かみのあるプロダクトに魅了されてみてはいかがでしょうか。

atelier shimura×kras
「とけあう季節」
会期|2021年1月8日(金)~2月2日(火)※水・木曜定休
会場|アトリエシムラ Shop & Gllery 京都本店 ギャラリー・アトリエシムラ
住所|京都府京都市下京区市之町251−2 壽ビルディング
時間|12:00~18:00
Tel|075-585-5953
mail|info@ateliershimura.co.jp

トークイベント
「とけあう季節~バリと京都の手仕事」
開催日|2021年1月9日(土)
時間|10:00~11:30
出演者|井上翔子(kras代表・作家)、志村昌司(アトリエシムラ代表)
料金|1650円
定員|6名(先着順、事前申し込み制)
※申込みはこちら

お誂え会
内容|井上翔子さんによる茶籠のお誂え。籠の大きさ、形(6種)、裂、龍紐、かがり紐の組み合わせを相談しながら選べる(予約制)
開催日|2021年1月9日(土)・10日(日)・11日(月)・16日(土)・30日(土)
時間|14:00~17:30(9日は13:30~17:30)
※お一人様30分となります
※1ヵ月程度で仕上がり次第、発送またはアトリエシムラ京都本店でのお渡しとなります
お申込みはこちら

text=Discover Japan


≫育てたい土鍋。伊賀の土で生まれた「圡楽」

≫信州伊那谷のアカマツで作った、暮らしを身軽にする家具ブランド「パイオニアプランツ」

≫万葉集の伝統色を現代に。山形緞通の新作カーペット「MANYO」

京都のオススメ記事

近畿エリアのオススメ記事