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過去-現在-未来 進化し続ける街
二地域生活・ダブルプレイスに
宇都宮市を勧める理由

2022.3.29 PR
<small>過去-現在-未来 進化し続ける街</small><br>二地域生活・ダブルプレイスに<br>宇都宮市を勧める理由
2023年3月の開業を目指す、次世代型路面電車LRT(ライトレール)。LRTの完全な新規施設は、日本初。宇都宮市の人の流れを、よりスムーズにする生活の“動脈”として期待されている

さまざまなシーンで「多様性」という言葉を耳にするようになった昨今、働き方や暮らし方においても「自分らしさ」を考える機会が増えてきた。なかでも多く話題に上がるのが、「二地域生活」であろう。異なるエリアに拠点をもち、仕事やライフスタイル、自身の価値観に応じた生活を営む生き方は、どの地域を選ぶかによっては、夢物語では終わらない、現実的な選択肢といえる。

現在、都心との二地域生活を希望する人たちへ、おすすめするエリアが栃木県宇都宮市だ。東京駅から宇都宮駅までは新幹線で約48分というアクセスのよさ、駅周辺は都市機能が充実し、少し足を伸ばせば豊かな自然が広がっている。さらに移住や子育てに対する行政サービスも手厚く、「住みよさ度」、「財政健全度」、「共働き子育てしやすい街」、「テレワークに適した環境が整うまち」などのランキングでは全国トップクラス。また2022年11月にはJR宇都宮駅東口の複合開発プロジェクトが完了し、2023年3月には宇都宮と芳賀を結ぶ次世代型路面電車LRTが開業するため、今後ますます暮らしやすくなる地域。さまざまな理由で高い将来性が期待できる。

LRTの開業や、駅東口の開発に湧く
未来都市、宇都宮市

宇都宮市がもつ「将来性」そのものが土地のもつ、ひとつの特長といえるかもしれない。宇都宮市が位置するのは栃木県中央部。古代より東北に向かう交通の要衝であったため、平安京と陸奥国を結ぶ東山道や鎌倉と奥州を結ぶ奥大道が通り、近世に入ると日光街道と奥州街道の追分の地となった。さらに明治時代以降には関東と東北を結ぶ大動脈といえる国道4号や鉄道が整備された。古から現在にかけて、常に多くの人やモノ、情報が行き交い、時代に応じて進化を続けてきた街といえる。

江戸を起点とした五街道のうちの、日光街道と奥州街道の追分付近が描かれた「日光道中絵図」(栃木県立博物館蔵)

いま、宇都宮市が見据えているのは100年先の未来だといえる。時代を経てもなお、持続的に発展を続ける街を目指し、「ネットワーク型コンパクトシティ(以下NCC)」の実現に向けた取り組みを進めている。NCCとは中心市街地や各地域拠点、それぞれの特性に応じた「住まう」「働く・学ぶ」「憩う」に関するさまざまな街の機能を集約し、それらを利便性の高い公共交通などで連携した都市のこと。その代表的な事業のひとつが、JR宇都宮駅東口と芳賀・高根沢工業団地を結ぶLRTの整備である。

江戸時代に整備された奥州街道の宿場町、白沢宿周辺の現在の街並み。大名行列や旅人が往来する活気のある宿場町だったという

LRTが走るのは一般道路に設置された専用レール。ゆえに悪天候や渋滞の影響を受けにくく、時間に正確な運行が可能となる。朝夕のピーク時は6分間隔、それ以外の時間は10分間隔で、始発の6時台から終電の23時台までの運行を計画している。主要な5カ所の停留場付近には、バスや車、自転車などとの乗り換えが可能なトランジットセンターもできるため、車の免許がなくとも行動範囲は広がっていく。LRTが公共交通に加わることで通勤・通学やその日の予定に応じた移動スタイルが増えるため、利便性がより一層高まることは間違いない。

ちなみにこのLRTの車両には愛称があり、その名は「ライトライン」。車両デザインともども市民へのアンケートを踏まえ、決定されたもので、開業前から市民に親しまれているとか。車両も停留場もバリアフリーに対応しており、すべての扉に設置されたICカードリーダーによってスマートな乗り降りが可能。新たに導入された、全国初の地域連携ICカード「totra」は、LRTをはじめ、さまざまな公共交通で利用でき、今後はLRT・バス・地域内交通間の乗り継ぎに際して、運賃の割引を行う乗継割引制度の導入を予定するほか、市内の中高生世代などに無料配布される予定だというから、懐が深いというほかない。

LRTが走行するための電力は、市内のバイオマス発電による再生可能エネルギーを使用する見込み。脱炭素の動きへとつながる、持続可能な供給システムは先見性が高い。また車両のデザインは、芳賀・宇都宮は雷が多いことに由来し、「雷の稲光」がモチーフ

また、宇都宮市が進めているJR宇都宮駅東口地区整備事業も、NCCの核となるプロジェクトだ。2022年11月には建築家・隈研吾氏のデザイン監修による「宇都宮駅東口交流拠点施設」が供用を開始する。交流拠点施設に隣接する交流広場を囲むように、商業施設やホテル等の複合施設やマンション、駐輪場、病院なども建設され、新たな交流と賑わいが創出されていくだろう。

建設中(2022年3月現在)の宇都宮駅東口交流拠点施設の外観ファサードには、宇都宮市大谷町付近一体で採掘される大谷石を採用予定

専任担当者から受けられる、
手厚い移住サポート・充実した子育て支援

宇都宮市では移住支援にも力を注いでおり、2022年4月からは専任組織となる「人口対策・移住定住推進室」を設置し、相談体制などを強化する。相談者に専任の担当者が付き、家族構成や働き方など、それぞれのニーズに寄り添ったサポートをワンストップで行ってくれるという。移住支援金、マイホーム取得支援事業補助制度、就職支援セミナーをはじめとする多種多様な制度が用意されているため、「自分はどの制度が利用できるのか」といった相談も気軽にできるのがうれしい。

東京・有楽町にある移住相談センター「ふるさと回帰支援センター」の出張相談会で宇都宮市の移住担当者と出会い、2019年に東京から宇都宮市にUターンした藏所千尋(くらしょ・ちひろ)さんも「宇都宮市の移住担当者の方には、大変お世話になりました」と話す。

「OHYA BASE」の管理人を務める藏所千尋さん。「OHYA BASE」のある宇都宮市大谷町には近年新しいショップが増え、盛り上がりを見せている。近くには大谷資料館も

大谷石の歴史などに触れられる
「大谷資料館」

大学進学を機に東京へ移り、印刷会社、ミュージアムショップ、編集プロダクション、グラフィックデザイン事務所など、さまざまな場所で働いてきた藏所さんが移住を考えたのは、お子さんが小学校へ上がるタイミング。20年近く宇都宮市には住んでいなかったため、地元のことは何もわからない状況であったそうだが、宇都宮市の移住担当者のアドバイスによってこれまでのキャリアをいかせる仕事が見つけられたという。

「現在、管理人として働いている『OHYA BASE』とのご縁のきっかけを作ってくれたのが、移住担当者の方でした。『OHYA BASE』は宇都宮市大谷町に『大谷でできることを増やす場所』としてオープンした場所で、採石場跡地を活用した観光ツアー『OHYA UNDERGROUND』の拠点であり、コワーキングスペースやレンタルスペース、自主イベントの企画・開催なども行っています。私の経歴ややりたいことを踏まえ、親身になって相談に乗ってくださったおかげで、とてもやりがいのある仕事に出合うことができました」と藏所さん。宇都宮市の魅力を聞くと、「市街地から車を20〜30分走らせただけで、自然をいかした遊び場がたくさんあるんです。ハイキング、サイクリングなども気軽に楽しめますし、最初は戸惑っていた子どもが、いまではよろこんで遊んでいますね。また宇都宮市は高校3年生までの子どもの医療費が無料になるので、それも助かっています」と続けた。

「OHYA BASE」はシェアオフィスとしても機能。コワーキングスペースとしてドロップイン利用は月曜~水曜は契約者専用、木曜~日曜は一般利用ができる(2022年3月現在)。金・土・日曜は「メローコーヒー」がコーヒースタンドを出店している

宇都宮市では、これまでも、高校3年生相当までの子どもや妊産婦の医療費助成など全国トップクラスの子育て支援策を実施してきている。さらに、2022年からは新たに、通年での待機児童ゼロの達成に向けた保育施設の着実な整備や、駅東口周辺における都心に通勤する世帯などの保育ニーズに対応するための「送迎保育ステーション事業」の実施、男性の育児参加を促進するための「子育て支援アプリ」の導入など、きめ細かな子育て支援を多数展開していく。「宇都宮市は子育てをしやすい街」といわれる所以は、枚挙にいとまがない。

「共働き子育てしやすい街ランキング2021総合編第2位(※)」
※日経xwoman DUAL×日本経済新聞社「自治体の子育て支援制度に関する調査」160自治体中

訪れてこそ体感できる宇都宮市の多彩な魅力

どんなに素晴らしい地域であったとしても、「いきなり拠点を構える」のはなかなか難しい。そこでおすすめなのがワーケーションだ。宇都宮市内には複数のコワーキングスペースがあり、2021年に調査された「テレワークに適した環境が整うまち」(日本経済新聞社「テレワークに適した環境が整うまち調査」人口50万人以上の27都市を対象)では全国1位の評価を受けている。

宇都宮市で実施している「みやテレワーケーション」に参加するのもいいだろう。これは栃木県以外に在住する就労者を対象にしたワーケーション体験者募集事業で、1泊2日の「ひとりたび」プランであれば、往復の新幹線乗車券、宿泊費、コワーキングスペース利用券、餃子共通券(500円×2枚)またはカクテル券(1000円)がセットになって7500円で申し込める。1日目は市内のコワーキングスペースで仕事、2日目は市内でネイチャーアクティビティや観光などを楽しめるという、移住検討者にぴったりのプランだ。

宇都宮市は実に多彩な表情をもつ街である。全国的に知名度の高い餃子はもちろんのこと、日本遺産に認定された大谷石文化、実力派バーテンダーがつくるカクテル、ライブハウスで楽しめるジャズの生演奏など、魅力的なコンテンツが揃う。また、アジア最高位の1DAYロードレース、「ジャパンカップサイクルロードレース」や、オリンピックでも話題になった3人制バスケットの国際大会「FIBA 3x3ワールドツアー」も開催されるなど、知れば知るほど奥深い。歴史に裏打ちされた、「進化し続ける」宇都宮市のこれからの姿にも期待できそうだ。宇都宮市が掲げるキャッチコピー「住めば愉快だ 宇都宮」の看板に偽りなし。

<参考リンク>
・うつのみやの歴史を紐解く8ストーリー
https://utsunomiya-8story.jp/

・国内初全線新設LRT
https://u-movenext.net/

・JR宇都宮駅東口地区整備
https://u-koryukyoten.jp/

・子育て支援事業全般ホームページ
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/kosodate/miyakosodate/index.html

・大谷石文化日本遺産認定
https://oya-official.jp/bunka/

・みやテレワーケーションをはじめとした移住関連情報
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/shisei/machi
/1013748/index.html

・宇都宮ブランドムービー
https://u-pride100.com/news/58

text : Nao Ohmori photo : Hiroyuki Kudoh

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