《帝国ホテル 東京》
50年以上愛される「ガルガンチュワ」のブルーベリーパイ
|一流ホテルの美味しいスイーツ
世界的スターが愛した伝統のひと皿から、ショップに並ぶや否や売り切れる珠玉の一品まで、歴代のシェフが磨き上げてきた一流ホテルの美しき名作たち。一度は食べたい、いや、何度でも食べたい、シグネチャースイーツをご紹介。
シナモンが広がるフィリングと
折りパイと練りパイの食感を愉しむ

日本の迎賓館として、揺るぎない存在感を誇る「帝国ホテル 東京」。伝統と格式が息づくホテルのロングセラーは、古きアメリカが薫る「ブルーベリーパイ」だ。戦後、帝国ホテルがGHQに接収された時代に、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは、ブルーベリーパイをリクエスト。それに応えるかたちで、アメリカからブルーベリーの缶詰を取り寄せてつくったのがはじまりだ。
マッカーサーのために生まれたブルーベリーパイは、1971年にはホテルショップ「ガルガンチュワ」に登場。それ以来、材料や製法を変えることなく、フィリングはペストリーシェフが手掛け、パイ生地はベーカリーシェフが担う、2部門体制で受け継がれてきた。フィリングはワイルドブルーベリーのシロップ漬けを使い、果肉感を生かすために果実とシロップを分けて炊き上げる。アメリカンパイらしいシナモンを利かせたフィリングは、完成までに2日を要する。炊き加減によっては焼き上げたパイからあふれ出ることもあるために、限られた熟練の職人のみがフィリングづくりを担うそう。

パイ生地は、土台にザクッと崩れるような食感の練りパイを、フィリングを覆う格子状の部分に軽やかな食感の折りパイを使って仕上げる。フィリングの水分が生地の食感を損なわないように、土台にはジェノワーズの粉末を敷き詰める。大きさは直径9㎝から21㎝まで4種類あり、格子状の生地も0・25㎜単位で厚みを調整。しっかりと焼き上げて、バターの香りと食感を引き出すという。
人気を誇るブルーベリーパイ。そのまま食べても美味しいけれど、アイスクリームを添えた“パイ・ア・ラ・モード”仕様もおすすめだ。
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ホテルショップ「ガルガンチュワ」
住所|東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 東京 本館1F
Tel|03-3539-8086
営業時間|8:00~20:00(ペストリー・ベーカリー・総菜品の販売時間は11:00~19:00)
定休日|なし
価格|9㎝/972円、16㎝/3780円、18㎝/5076円、21㎝/6372円 ※18㎝、21㎝は予約販売のみ
サイズ|約φ90㎜、約φ160㎜、約φ180㎜、約φ210㎜
消費期限|製造より2日
https://www.imperialhotel.co.jp/tokyo/hotelshop
東京スーパーチーズケーキ
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text: Yukiko Mori photo: Maiko Fukui
2026年5月号「ようこそ!ニッポンのホテルへ」



































