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ガラス作家《前嶋洋明》
酒瓶の再生から健全な美を育む

2025.6.18
ガラス作家《前嶋洋明》<br>酒瓶の再生から健全な美を育む

地元・茨城の酒瓶を再生し、泡やゆらぎのある素朴な表情を引き出すガラス作家・前嶋洋明さん。実直な手仕事から生まれる日用品のうつわが、暮らしに健全な美しさを届ける。本展初参加となる前嶋さんのガラス作品をご紹介。

東京・渋谷パルコ Discover Japan Lab.では、2025年6月21日(土)〜6月29日(日)にかけて「ガラスグループ展」を開催。
Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を6月24日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)

前嶋洋明(まえじま ひろあき)
1982年、茨城県ひたちなか市生まれ。「ガラス工房神魂」のスタッフとして勤務するかたわら、個人制作活動「Noraglass」をスタート。2021年、笠間市で「前嶋硝子器製作所」として独立する。

土地とつながる手仕事のガラス

「このグループ展初参加なので、僕の仕事を知っていただける展示になれば」と語るのは、テーマのひとつに“土地とのつながり”を掲げてガラス制作を行う前嶋さん。地元の材料を生かした再生ガラスから生まれるうつわの数々には、どこか懐かしさを覚える風情があり、暮らしに健全な美をもたらす。

自身の作品を、華美でも華奢でもない日用品だと定義する前嶋さんの制作スタンスは実直そのもの。「次々と新しいかたちをつくりたいというよりは、定番と呼べるものを少しずつ増やし、長くつくり続けることでよりよくしていく。そんな仕事がしたいと思っています。泡、表面のゆらぎ、削り出した木材を組み合わせることで、ガラスのもつ温かさを引き出したいですね」。

作品ラインアップ

プレーンコップ
前嶋さんの中で最も基本的なかたち。しっかりとした厚みと重さがあり、気兼ねなく使える。

価格|3520円
サイズ|Φ75×H82㎜ 
重量|225g

ワインモール
黒漆に似た色合いをフットにもたせることで、和食器と取り合わせやすいワイングラスに。

価格|4290円
サイズ|Φ80×H103㎜ 
重量|240g

ウッドトップベース
再生ガラスに気泡がはじけるさまはサイダーのよう。花を生けないときは飾りとしても。

価格|1万6500円 
サイズ|本体Φ110×H180㎜、蓋Φ35×H60㎜
重量|本体615g、蓋10g

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《ガラスグループ展》の作品が
オンラインで買える!


公式オンラインショップ
 

ガラスグループ展
会期|2025年6月21日(土)~29日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。

ガラスグループ展(2025年)
01|7名のガラス作家たち
02|甲田彩恵
03|安土草土
04|古賀雄大
05|前嶋洋明
06|新田佳子
07|花岡央
08|小路口力恵

text: Natsu Arai photo: Shiho Akiyama
2025年7月号「海旅と沖縄」

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