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瀬戸内の海、土、人の豊かさを味わう至福の食事。
瀬戸内海をゆく宿「ガンツウ」を大解剖!

2019.10.12
<b>瀬戸内の海、土、人の豊かさを味わう至福の食事。</b><br>瀬戸内海をゆく宿「ガンツウ」を大解剖!
ある日の食材は、アコウ、メバル、ホゴメバル、アオリイカ、牛ヒレ、イチボなど。ゲストは好きなものを好みの調理方法で

瀬戸内海をめぐる名旅館のような客船「ガンツウ」。その魅力を4回にわたって紹介する《瀬戸内海をゆく宿「ガンツウ」を大解剖!》。第3回は旅の大きな楽しみの一つである「食」について迫っていく。

ガンツウの魚は、漁船に乗る漁師さんから手渡し。まだ一度も陸を見ていない三原のタコを船の上で受け取る

瀬戸内の食の楽しみといえば、なんといっても海の幸。瀬戸内海は浅瀬が多く、海の底まで光が届くため、プランクトンが発生しやすく、小さなエビやカニ、小魚も豊富に育つ。それらを餌にするため魚介類の味わいが深くなる。

ガンツウでは、港から持ち込む食材を使用するほかに、その日に揚がった魚を船の上で直接漁師から受け取る。何が揚がるかはその日の“お楽しみ”。地元の人々とこういった信頼関係を築けることも、この船の強みだ。

オリジナルのカクテルも
バーカウンターでは、ぜひ、瀬戸内の恵みを閉じ込めたオリジナルカクテルを。弓削島の塩を使ったレッドアイはキリッと濃厚、鞆の浦の名産「保命酒」を用いたショートカクテルは、薬草酒の複雑な味わいが癖になる

船内の飲食はオールインクルーシブ。海の幸をはじめ、肉、野菜、フルーツ、乳製品、そして調味料に至るまで地の食材を揃える。ここでは、瀬戸内以外の食材を口にするほうが難しい。

メインダイニングは、原宿にある日本料理の名店「よし」が監修。食材を選んで刺身、炭焼き、煮つけ、唐揚げと調理をしてもらっている間に、品のよいお総菜を何品か提供してくれる。

海を見ながらの絶品鮨体験
淡路島の名店「淡路島 亙(のぶ)」監修の鮨カウンターでは、塩とスダチなどで鮨を提供している。スズキ、ハモ、アコウ、蒸し穴子、タコ、ウニ……と瀬戸内産のネタをおまかせで、ひとネタずついただける。ハモをたたいたものや、ウニを極薄切りのイカで巻くなど、見ているだけでワクワクする仕事ぶりに感動。味わえばイメージをいい意味で覆される

ダイニングの一角には、職人越しに海を望む鮨カウンターも設置。このロケーションで、淡路島の「淡路島 亙」監修による鮨がいただける贅沢を堪能したい。

文=山本章子 写真=中村香奈子
2017年11月号 特集「この秋、船旅?列車旅?」

《瀬戸内海をゆく宿「ガンツウ」を徹底解剖!》
1|瀬戸内海に浮かぶ名旅館「ガンツウ」
2|木と潮の香りに包まれるシンプルモダンな空間
3|瀬戸内の海、土、人の豊かさを味わう至福の食事
4|テンダーボートで瀬戸内の島々を遊ぶ

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