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兵庫県三木市〈三寿ゞ刃物製作所〉
匠の技術を現代風にアレンジした包丁

2024.7.11
兵庫県三木市〈三寿ゞ刃物製作所〉<br>匠の技術を現代風にアレンジした包丁

日本を代表する金物の街・兵庫県三木市の「三寿ゞ刃物製作所」は、ステンレス割込包丁を日本ではじめて開発した。
東京・渋谷パルコのDiscover Japan Lab.で2024年7月8日(月)〜7月21日(日)にかけて開催される「食のための道具展」にも並ぶ食卓の名脇役を紹介しよう。

Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を7月11日(木)20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)

三寿ゞ刃物製作所(みすずはものせいさくしょ)
戦後、初代・鈴木信次さんが染め物業から刃物業へと転業。ステンレスで鋼を挟み込んだ鋼材を用いた日本初のステンレス割込包丁を製造。2代目・鈴木明さんが事業を継承後、現在3代目・宮脇大和さんが包丁づくりに励む。

使いやすいからまた握りたくなる
ユーザー目線の一本を追求

切れ味がよく、錆びにくい。ステンレス割込包丁を日本ではじめて開発した「三寿ゞ刃物製作所」は、創業当初から使いやすさを追求してきた。その姿勢は3代目となる宮脇大和さんにもしっかり受け継がれている。

「たとえば洋型の万能包丁。伝統的なデザインもいいですが、より現代のキッチンに馴染むように、あえて柄をナチュラルな風合いに仕上げています。切れ味を長持ちさせるために鋼に強度をもたせ、切りやすい形状にしました」(三寿ゞ刃物製作所・宮脇さん)

ストレスを感じさせない快適な使用感だから、結果として日常使いしたくなる。老舗鍛冶店の伝統技を、まな板の上で実感してほしい。

作品ラインアップ

三寿ゞ洋型
肉、魚、野菜、あらゆる食材に適したオールマイティな一本。ナチュラルな柄がキッチンに馴染む。やや小ぶりのサイズ感。
サイズ|刃渡り170㎜、柄120㎜
重量|120g 価格|1万2540円

積層和三德
積層材を鍛造し、美しい文様をブレード表面に表現した。柄は手の中で収まりのよい水牛八角柄を採用している。
サイズ|刃渡り180㎜、柄130㎜
重量|110g 価格|1万6720円

三寿ゞ型 7寸
刃渡り210㎜と長めなので、キャベツや白菜など、大ぶりの野菜もスパッと楽に切れる。大量に調理する際や大人数の家庭にも。
サイズ|刃渡り210㎜、柄130㎜
重量|120g 価格|1万5730円

読了ライン

公式オンラインショップ
 

食のための道具展
会期|2024年7月8日(月)〜7月21日(日)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel |03-6455-2380
営業時間|11:00〜21:00
定休日|不定休
※最新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は一部であり、店頭にはさまざまなうつわが並びます。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。

食のための道具展

三寿ゞ刃物製作所

田谷漆器店

淺野鍛冶屋

釜定

二唐刃物鍛造所

FUTAGAMI

愛媛海産

text: Misa Hasebe photo: Kazuya Hayashi
2024年8月号「知的冒険のススメ」

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