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飛騨高山〈ARTS CRAFT JAPAN/アーツクラフトジャパン〉
経年変化も楽しめる広葉樹のカッティングボード

2024.5.22
飛騨高山〈ARTS CRAFT JAPAN/アーツクラフトジャパン〉<br>経年変化も楽しめる広葉樹のカッティングボード

岐阜県飛騨高山にある家具工房「ARTS CRAFT JAPAN(アーツクラフトジャパン)」は、岐阜県の広葉樹を中心とした国産天然木を使用したカッティングボードや家具を展開している。それぞれに異なる木の表情やデザインも楽しめる、使い勝手のよいプロダクトから日本の森の豊かさを伝えるものづくりとは?

ARTS CRAFT JAPAN
2011年に設立された飛騨高山の家具工房。北海道・旭川で修業を積んだ代表の渡邉主税(わたなべ ちから)さんがデザイン兼制作を務める。扱う木材は岐阜県の広葉樹を中心とした国産天然木。美しく使い勝手のよい家具を通して、日本の森の豊かさを伝えている。

木目や色みを見極め
最高の一枚へと仕上げる

天然木のカッティングボードは、木目の模様や色合いが注目ポイント。木材によって表情や質感が異なるため、好みや使う目的に応じてベストな一枚を選びたい。なお、ボードはすべて仕上げにエゴマ油を塗って表面をコーティングしている

ひと口に天然木といっても樹種はもちろん、育った環境や気候条件によって表情はさまざま。ARTS CRAFT JAPANの渡邉主税さんは、木のもつ個性をそのまま受け止め、最大限に引き出し、家具として新しい命を吹き込んでいる。

「扱うのは国産広葉樹。丸太を一本買いし、製材から乾燥、デザイン、制作までを一貫して行っています。どんなものをつくるかは木材の表情を見てから判断します。カッティングボードも同様で、木目や色みに鑑みて、大きさやかたちを決めています」と渡邉さんは話す。

何げないフォルムのようだが、持ち手に少しカーブをもたせて握りやすくするなど、細部にまでこだわりが見える。素材や形状別にいくつか使い分けるのも一案だ。

アイテム紹介

カッティングボード500

朴には抗菌作用があるため、生ものを切り分けるのに向いている。水はけがよく軽量。軟らかい木なので刃こぼれもしにくく安心だ。
サイズ|W500×D180×H20㎜
重量|765g 価格|6160円

カッティングボード280
チャンチン

鮮やかな赤色がテーブルによく映える人気色。ベーグルサンドなど、1人前の料理を盛りつけるのにちょうどいいサイズだ。
サイズ|W280×D160×H20㎜
重量|365g 価格|4620円

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text: Misa Hasebe photo: Shimpei Fukazawa
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