渋谷パルコ〈キャンプ道具展〉開催!
日本の職人技術が光るアウトドア用品
アウトドアシーズン到来しました!ハンドメイドの厳選プロダクトは、キャンプをより楽しく快適にしてくれます。東京・渋谷パルコのDiscover Japan Lab.では、2024年5月25日(土)〜6月2日(日)にかけて「キャンプ道具展」を開催。今回は本展に登場するブランドとアイテムを紹介します。
Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を5月28日(火) 20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)
つい手にしたくなる美しい佇まいと抜群の切れ味
〈FEDECA/フェデカ〉
FEDECA
1895年創業の刃物メーカー「神沢鉄工」が、刃物文化を継承するために2015年に立ち上げた刃物ブランド。扱いやすいコンパクトな形状とスタイリッシュなデザインで、刃物に不慣れな人でも思わず使いたくなるナイフの数々を提案している。
手前の鍛造バトニング鉈の柄は、日本の伝統的な加工技術である名栗加工。凸凹の表面が躍動感を醸し出している。FEDECA製の刃物はすべて刃研ぎ無料。気軽にメインテナンスしてもらえるから安心だ。
タフで優美で機能的な金属製プロダクト
〈millio/ミリオ〉
millio
兵庫・三木の鍬製造元「安隨製作所」が展開する、アイアン製キッチン&インテリア雑貨ブランド。鍛冶職人による「槌目」や「ひねり」を取り入れた、デザイン性の高いプロダクトを生み出している。近年はチタン製アイテムにも力を入れている。
millioの代名詞ともいえるフライパンと鉄板は、使えば使うほど油が馴染み、使いやすくなっていく。「育てる調理器具」といっても過言ではない。新登場のステンレス製、チタン製のカトラリー類にも注目したい。
キャンパーたちの妄想をかたちにした逸品
〈amenoma/アメノマ〉
amenoma
2021年創業の刃物ブランド。兵庫・三木市と小野市の地場産業である「金物」に20年以上携わってきた代表の高橋剛さんが、地元の鍛冶職人たちと産地を盛り上げるために立ち上げた。アウトドア用をはじめ、さまざまなカテゴリーの刃物を展開中。
「かっこいいデザイン」とはまさにこれ。細部に至るまで、職人たちのこだわりや情熱が感じられる。写真右のハンマーは、3役こなすマルチな一本。ユーザーの声に応える柔軟性も人気の理由。
経年変化も楽しめる
広葉樹のカッティングボード
〈ARTS CRAFT JAPAN/アーツクラフトジャパン〉
ARTS CRAFT JAPAN
2011年に設立された飛騨高山の家具工房。北海道・旭川で修業を積んだ代表の渡邉主税さんがデザイン兼制作を務める。扱う木材は岐阜県の広葉樹を中心とした国産天然木。美しく使い勝手のよい家具を通して、日本の森の豊かさを伝えている。
天然木のカッティングボードは、木目の模様や色合いが注目ポイント。木材によって表情や質感が異なるため、好みや使う目的に応じてベストな一枚を選びたい。なお、ボードはすべて仕上げにエゴマ油を塗って表面をコーティングしている。
キャンプの定番にしたい美しい琺瑯アイテム
〈GLOCAL STANDARD PRODUCTS/グローカルスタンダードプロダクツ〉
GLOCAL STANDARD PRODUCTS
長年、インテリア業界に携わってきた石黒拓也さんが、2011年に立ち上げたプロダクトメーカー。「不変で不偏」をコンセプトに、各分野の職人たちと、時代に流されないシンプルで機能的なプロダクトの数々を提案している。
取っ手にラタンを巻くことで有機的な柔らかさが加わり、琺瑯の印象がぐっと際立つ。琺瑯は熱伝導率が高いため、取っ手部分にラタンを巻くことで熱さも軽減できる。さりげない気遣いがうれしい。
「キャンプ道具展」でとっておきの野遊びの相棒を手に入れて、いざ野外へ出掛けましょう。
読了ライン
キャンプ道具展
会期|2024年5月25日(土)〜6月2日(日)
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO 1F
Tel |03-6455-2380
営業時間|11:00〜21:00
定休日|不定休
※最新情報は公式Instagram(@discoverjapan_lab)などで随時紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
※掲載商品は一部であり、店頭にはさまざまなうつわが並びます。
※サイズ・重量は掲載商品の実寸です。同じシリーズでも個体差があります。
日本の職人技術が光るアウトドア用品
・渋谷パルコ〈キャンプ道具展〉
・FEDECA/フェデカ
text: Misa Hasebe photo: Shimpei Fukazawa
2024年6月号「おいしい夏酒」