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兵庫・明石《立呑み 田中》
明石を味わう酒×料理×会話【後編】
|新しい酒に出合える角打ちの名店②

2024.2.1
兵庫・明石《立呑み 田中》<br><small>明石を味わう酒×料理×会話【後編】<br>|新しい酒に出合える角打ちの名店②</small>

店主や酒ラヴァーとの会話を通して、気軽に酒の見識を深め、さまざまな酒と出合える角打ち。選りすぐりの名酒と多種多彩なつまみで多くのファンを魅了している名店3軒を訪ね、人気の理由を探った。
 
今回訪れるのは、地元はもとより、全国にその名が知れ渡る伝説の角打ち「立呑み 田中」。明石の幸を存分に堪能できる酒と料理の数々を紹介する。

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酒×料理×会話で明石を味わう

季節のおひたし×水芭蕉 純米大吟醸 翠(永井酒造)
繊細でクリアな味わいの出汁が染みるお浸し(400円)には、品のある甘みと香味をもつ純米大吟醸(800円)を。春菊やキノコの風味にしっくり寄り添う
ポテトサラダ×旦 純米吟醸(笹一酒造)
定番のポテトサラダ(400円)には、華やかな香りと上品な甘みの日本酒(800円)がおすすめ。マヨネーズの油分と好相性で、ジャガイモの素朴な味わいを引き出す
明石たこ旨煮×千代むすび 純米辛口(千代むすび酒造)
特産のタコをシンプルに生かした明石たこ旨煮(700円)には、芳醇かつグッとドライな純米酒(700円)を。タコと煮汁の旨みを引き立たせ、後味を引き締める
とりもつみそ煮×惣譽 生酛仕込(惣譽酒造)
とりもつみそ煮(400円)には、たなか屋の限定酒である家紋シリーズ(800円)がベストマッチ。軽快ながら奥行きがあり、鶏もつの味わいを膨らませつつ後味はすっきり
オイルサーディン×MIYASAKA 山田錦(宮坂醸造)
ファンの多いオイルサーディン(600円)に合わせたいのは、長野の純米吟醸(800円)。新鮮なイワシの旨みに日本酒のきめ細かな酸が調和し、心地いい余韻を残す
盛典酒粕 かぶらの粕汁×金鵄盛典 生酒(岡田本家)
「盛典」の酒粕を使用した粕汁(450円)に合わせるなら、ぜひ同じ蔵元の日本酒(700円)を。まろやかな粕汁に負けない米の旨みと、キレのいい後味が楽しめる

<酒のラインアップ>
【日本酒】
・来楽 純米生原酒(茨木酒造) 700円
・大倉 陽の光 山廃純米(大倉本家) 700円
・鶴齢 特別純米 山田錦(青木酒造) 800円
・竹泉 純米 醇辛 槽口直詰 生(田治米) 700円
・一念不動 特別純米 ひやおろし(関谷醸造) 800円
・車坂 純米生原酒(吉村秀雄商店) 800円
 
【焼酎】
・千亀女(若潮酒造) 500円
・龍宮(富田酒造場) 500円
 
【日本ワイン】
・アルガブランカ クラレーザ(勝沼醸造) 800円
・いづつワイン 甘口(井筒ワイン) 700円
 
【そのほか】
・無濾過生ビール(明石ブルワリー) 650円
・季節のフレッシュサワー 500円
・みぞれりんごの梅酒 500円
など
 
※グラス1杯(日本酒の場合は140㎖)の価格を記載

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早めの時間に立ち飲みを堪能し、気に入った日本酒や発酵食品などを酒販店(10:00〜19:00)で土産に購入する楽しみも

 

福岡・大名
《小谷酒舗》

 
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立呑み 田中
住所|兵庫県明石市本町1-1-13
Tel|078-912-2218
営業時間|12:00〜14:00、17:00〜21:00(L.O.20:30)、土・日曜、祝日12:00〜18:00(L.O.17:30) ※日曜12:00〜14:30は予約制のおまかせ料理のみ
定休日|水・木曜
www.sake-tanakaya.com
 
※料理、酒のラインアップは毎日少しずつ変更あり

《新しい酒に出合える角打ちの名店》
1|東京・四谷「スタンディングルーム鈴傳」前編後編
2|兵庫・明石「立呑み 田中」前編中編後編
3|福岡・大名「小谷酒舗」

text: Aya Honjo photo: Sadaho Naito
Discover Japan 2024年1月号「ニッポンの酒 最前線 2024」

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