Discover Japan増刊
「ニッポンの一流ホテルリゾート&名宿2023-2024」
旅のスタイルがようやく戻ってきました。
そんな世の中に拍車をかけて続々と誕生する、さまざまな新しい宿。
多様化するホテルは、ライフスタイルの変化にも対応し、より日常から離れて癒されるホテルが多くなったような気がしています。
ラグジュアリーホテルやリゾートではさらなる特別な体験を生み出していたり、温泉宿や美食宿、名旅館は新たなコンセプトを掲げて進化を遂げていたり…。
そんな最新宿から、いま訪れてみたい注目の名旅館まで、全34軒の情報をぎゅっと凝縮した一冊。
きっと新たな旅先が見つかるはず。
世界が憧れるラグジュアリーホテル誕生
「ブルガリ ホテル 東京」
2023年、東京で開業したホテルの中でも、特に話題をさらったのが、東京駅八重洲口すぐに誕生した「ブルガリ ホテル 東京」。世界を代表するハイジュエラーがつくりあげるホテルの魅力とは?
日本の文化もブルガリならではの目線で巧みにとりいれられています。ホテル好きなら必ずチェックしておきたいラグジュアリーホテルの魅力を、誌面にて詳しく紐解いてご紹介いたします。
魅惑の新しい美食宿
美味しい湯布院に出合うオーベルジュへ
その地ならではの食材を多用した美食を堪能できるオーベルジュが増えています。
その中でも食材はもちろん、それらを育む土地の風土・文化にも触れられることが、オーベルジュの神髄。大分・由布市に建つ「ENOWA YUFUIN」は、圧倒的な食材へのこだわりと地域との共生を目指した“循環型”オーベルジュとして、世界中のフーディーから話題を集めています。地産地消、サステイナブルの考えをベースに畑づくりからはじまり、手掛ける食材は約200種類!
その日の畑が決めるという料理は、風土そのものを味わう感覚そのもの。館内はハーブに包まれており、歩くだけでも四季の移り変わりを感じられる、新時代のオーベルジュです。
富山の土徳を体感するアートホテルへ
アートやインテリアにこだわりが詰まったホテルでは、館内にいるだけで地域の風土を感じることができます。
2022年の秋に富山県・砺波市に誕生した「楽土庵」はその代表格。美しい自然とともに民藝品や北欧家具などが調和した空間は、“民藝の思想が完成した地”らしい普遍美を体感できます。
さらには、2023年の春に広島県・大竹市に開業したばかりの「Simose Art Garden Villa」も紹介。建築家・坂茂さんの手掛けた建築作品に泊まりながら、美食やアート鑑賞を楽しむ滞在が待っています。
新しい温泉リゾート“地獄”に癒される滞在
「界 雲仙」
日本初の国立公園に指定された、長崎県の「雲仙天草国立公園」内に建つ「界 雲仙」。温泉旅館のコンセプトは、「地獄パワーにふれる、異国情緒の宿」。美肌の湯とされる温泉、噴気地帯「雲仙地獄」を間近で堪能できるのはもちろん、旅館内のしつらえなどもぜひ注目してみてください。
長崎の出島は、鎖国時代に唯一世界に開かれていた玄関口。ゆえに、世界中の文化が集まり、醸成されてきた長崎には、日本・中国・オランダの要素が融合する「和・華・蘭」文化が根づいています。「界 雲仙」の滞在を通して、長崎ならではのミックスカルチャーの魅力にも出合える旅へいざ。
泊まってみたい定番のホテル&リゾートも!
さまざまなスタイルのホテル&リゾートがある中で、いまや選ぶ基準のひとつとなっているのが「地域の魅力を知るきっかけとなる宿」。滞在を通して、その地域の歴史、文化、人、そして食に触れる体験は、旅の思い出をより色濃くしてくれるはずです。小誌では、そんな魅力を再発見できるようなテーマ・特集も収録しているので、ぜひ次の旅先探しにご活用ください。
読了ライン
新しい温泉リゾート
嬉野 八十八(やどや)
地域を愉しむリゾート
ホテルニューアカオ/伊良湖オーシャンリゾート/フサキビーチリゾート ホテル&ヴィラズ/天ノ寂 AMANOJYAKU/sankara hotel&spa 屋久島/UNO HOTEL
やっぱり行きたい沖縄のリゾート
星のや沖縄/Shigira Bayside Suite Allamanda/アルカディアリゾート宮古島
美味しい宿
STAY366/ふふ 河口湖/ふふ 箱根/ふふ 軽井沢 陽光の風/ふふ 旧軽井沢 静養の森/シャレーアイビー定山渓
京都を体感できるホテル
ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC/ザ・ホテル青龍 京都清水/ノーガホテル 清水 京都/ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
東京のホテルステイ
ホテル雅叙園東京/オリエンタルホテル 東京ベイ
進化する名旅館
大谷山荘/強羅 花扇/扉温泉 明神館
自然の中でウェルビーイングステイ
禅坊 靖寧/ヘルジアン・ウッド
特集
・名旅館の朝食 文=柏井 壽
・ホテルジャーナリスト・せきねきょうこさんが感じるホテル&宿の朝食の愉しみ
・人気の町家ホテルがこだわるのは一流の寝具でした IWATA × nol kyoto sanjo
・一流ホテル&名旅館 自慢の料理をお取り寄せ