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かき氷専門店《つちのこ舎》
季節を映す、クリエイティブなかき氷
|クラモト氷業の氷を金沢で味わう

2026.8.8
かき氷専門店《つちのこ舎》<br>季節を映す、クリエイティブなかき氷<br><small>|クラモト氷業の氷を金沢で味わう</small>

クラモト氷業の氷に魅せられた職人が、氷が生む食感や味の奥深さを語る。究極ともいえる世界を体験してみたい。今回は、石川県金沢市の予約制かき氷専門店の「つちのこ舎」をご紹介。

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季節を映す
みずみずしい感性のかき氷とは?

「イチゴ金柑ローズマリーバニラ」1850円。ローズマリーの香りと、ラム酒をまとったバニラミルクのクリームと、金柑を使ったソースとパンナコッタ、ジュレと味わいの層が重なる

2023年に誕生した、予約制のかき氷専門店。旬を迎えた果実やハーブ、野菜に乳製品、スパイスといった素材を幾重にも重ねたクリエイティブなかき氷が楽しめる。登場した途端、テーブルがわっと華やぐ見た目の美しさだけでなく、食べ進めるごとに味わいが変化する構成力も魅力。クラモト氷業の氷で、繊細で軽やかな口溶けを追求している。

「シトラスチーズタルト」1850円。バニラやクリームチーズのシロップに、甘夏のピールや果汁を生かしたクリーム、広島産レモンのジュレ、アクセントにクランブルを合わせる。食感の変化も楽しく2~3個食べていくお客もいるとか

「クラモト氷業の氷があるからこそ
かき氷店をやっています」

「もしクラモト氷業さんの氷が手に入らなくなったら、かき氷店をやめてしまうかもしれません」
全国にファンをもつ「つちのこ舎」店主の土倉菜々香さんの言葉には、氷と真摯に向き合ってきた実感が込もる。
「イベントなどで他社の氷を使うと、常連さんは『今日は少し違う』と気づかれます。クラモト氷業さんの氷は、ふわりと軽い雪みたいに空気を含んで削れるんです」

「香りと色から着想して素材の組み合わせを考えます」と土倉さん

開業前から8年にわたり、毎日のようにクラモト氷業の氷を削り続けてきた土倉さんの氷への感覚は、もはや身体に染み込んでいる。氷の状態は、温度によっても大きく変わるため、届いてからの保管や提供前の工程にも気を配る。業務用冷凍庫は通常マイナス20℃前後だが、そのままでは氷が硬過ぎて、理想の口当たりにならない。
「マイナス10℃くらいで保管して、削る前に冷蔵庫で15〜30分ほど置きます。季節や湿度でも違うので、最後は触った感覚ですね」

氷を見極める繊細な感覚が、複雑な素材を重ねながらも、最後まで軽やかに食べ進められるクリエイティブなかき氷を完成させる。
「氷が違うだけで、食感も溶け方も、すべて変わるんです」

かき氷は、氷料理。土倉さんの言葉があらためて教えてくれる。

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《茶寧庭(さねいてい)》
金沢の風土を映す5席のバー

 
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つちのこ舎
住所|石川県金沢市七ツ屋町1-3
Tel|非公開
営業時間|12:00〜17:30、土・日曜、祝日12:00〜17:00
定休日|不定休 ※完全予約制。Instagramから。
@tsuchinokosha.kanazawa

世界が求めるクラモト氷業の氷
01|金沢から世界への挑戦
02|世界も注目する金沢の氷ができるまで
03|かき氷専門店《つちのこ舎》で氷を味わう
04|バー《茶寧庭》で氷を味わう

text: Yumiko Numa photo: Sadaho Naito
2026年7月号「納涼、しましょ。」

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