FOOD

《みちコーラ》
佐賀の魅力を詰め込んだクラフトコーラ

2022.7.18
《みちコーラ》<br><small>佐賀の魅力を詰め込んだクラフトコーラ</small>

アイデアやクリエイティブで佐賀、そして九州を盛り上げる⑨(株式会社マルキュウ )が立ち上げた、幻の柑橘類「ゲンコウ」をはじめ、嬉野のお茶や武雄のレモングラス、玄界灘の塩など、佐賀の魅力を詰め込んだクラフトコーラ「みちコーラ」。唐津の老舗飲料メーカー小松飲料とともにつくり上げたクラフトコーラは甘くて、ちょっとしあわせな気分になれる、そんな味に仕上げた。塩も入っているので、夏の暑い日や温泉、サウナ後のドリンクとしてもぴったり。佐賀にゆかりのある人たちとともに地元食材をふんだんに使った「みちコーラ」の魅力を紹介しよう。

⑨(株式会社マルキュウ )
「ロマンシング佐賀」プロジェクトや佐賀県職員採用サイト「公務員という職種はない。」などを手がけてきた広告会社出身のメンバーが2021年に設立。アイデアやクリエイティブで佐賀、そして九州を盛り上げる企画会社で、初の自社事業としてクラフトコーラブランド「みちコーラ」を立ち上げた。https://marukyu.saga.jp/

「シュガーロード」から
着想を得て誕生

シュガーロードの歴史と文化を活かし、西日本一帯の地域の活性化を目指して、2008年10月31日に「シュガーロード連絡協議会」を設立。現在、8市(長崎市、諫早市、大村市、嬉野市、小城市、佐賀市、飯塚市、北九州市)を中心に3県(長崎県、佐賀県、福岡県)や菓子業界・関係機関が一体となってシュガーロードに関する情報を発信している

シュガーロードとは、室町時代末頃から江戸時代、西洋や中国との貿易で日本に流入した砂糖文化が広がって行った長崎街道の別名のこと。2020年6月、その文化的価値が評価され、「砂糖文化を広めた長崎街道 ~シュガーロード~」として「日本遺産」に認定された。

その「シュガーロード」の”道”という意味と、幸せが”満ち”ますようにという想いから名付けられ、誕生したのが、「みちコーラ」だ。

みちコーラは、ただ甘くて幸せというだけでなく、佐賀の食材を使うことで、佐賀の魅力を知ってもらうきっかけになればと考え、幻の柑橘類「ゲンコウ」や嬉野のお茶、武雄のレモングラス、玄界灘の塩などが配合されている。

パッケージデザインは、みちコーラの由来が、シュガーロードの「道」としあわせが「みちる」から来ているところから、「しあわせのお守り」をコンセプトに解けかけの赤い紐で「しあわせがみちる瞬間」を表現している。赤い紐が「みち」の文字になっていたり、裏側に小さく囁くように「しあわせみちるよ。」というコピーが入っていたり、気づいた人が思わず嬉しくなってしまうような仕掛けを織り交ぜている。

地域に密着した
老舗飲料メーカーとともに

左から)モデル・東成実さん、小松飲料 三代目・小松三郎さん

「みちコーラ」のブランドディレクター折茂さんは、佐賀を代表するクラフトコーラがつくりたいと考えた。そんなコーラづくりのパートナーとして選んだのは、ラムネや地サイダーなどを製造し地元からも愛される、1952(昭和27)年創業の飲料メーカー・小松飲料。

通常クラフトコーラはシロップのみで販売されることが多いが、サイダーをつくり続けてきた小松飲料とタッグを組むことで、炭酸で割った小瓶での販売が実現。またみちコーラの味に欠かせない幻の柑橘類「ゲンコウ」を使用するきっかけも小松飲料だった。

折茂「富田農園の富田さんが小松くんだからゲンコウを託す、と言ってくださいました。小松飲料なくして今のみちコーラはありません」

⑨のメンバーに加え、食のプロフェッショナルとして「ドラゴンシェフ」にも出演した井上豪希さんをはじめ、銭湯などの温浴施設のデザインを得意とするアートディレクター、そして佐賀出身の写真家やモデルが参画している。

幻の柑橘類「ゲンコウ」を使用

富田さんはさまざまな創意工夫を凝らし、玄界灘に浮かぶ馬渡島に自生していた木から接木し、何年もの歳月をかけて幻の香酸柑橘「ゲンコウ」の生産に辿り着いた

ゲンコウは玄界灘に浮かぶ馬渡島に自生していた、ゆずやカボスなどに近い香酸柑橘。かつて隠れキリシタンが住んでいたとされる馬渡島の山間部に、スペイン人の宣教師が密かに持ち込んだものだと推測されている。

代々唐津で農家をされている富田農園の富田秀俊さんが「ゲンコウ」の可能性を見出し、自身の農園で丁寧に接木をするところから栽培を始めた。この佐賀県唐津の固有種である「ゲンコウ」を、みちコーラの象徴的な素材として使われている。

また、「ゲンコウ」だけでなく、嬉野の「お茶」や武雄の「レモングラス」など、佐賀の魅力を発信するために配合されている。さらに、嬉野や武雄といった素晴らしい温泉や2年連続サウナシュラン1位に輝いている御船山楽園ホテル『らかんの湯』などを有する佐賀県だからこそ、玄界灘の「お塩」も隠し味として入ったサウナドリンクにもぴったりな一品に仕上がっている。

みちコーラを味わう

左から)みちコーラ、みちコーラ シロップ

蓋を開けると複雑なスパイスの香りのなかに、ゲンコウの爽やかさと、ほんのり感じるお茶の渋みも感じる。口に含むと、ほんのりとした甘みの後に、優しいスパイスとゲンコウの酸味が加わり、爽快感のある飲み心地。隠し味に入れている塩のミネラル感が後からやってきて、全体的にどこか懐かしい味にも感じられる。

おすすめの飲み方
みちコーラは、ベストな比率の炭酸で割ってあるため、手軽かつ美味しく楽しめる。また、「みちコーラ シロップ」は、炭酸だけでなくミルク割りやバニラアイスにかけるのもおすすめ。好きな濃さ、好きな方法で、自分好みのみちコーラを味わえる。

みちコーラ(200ml)|540円
みちコーラ シロップ(300ml)|2750円
※すべて税込

佐賀の素材と、佐賀を愛する人たちの手によって作られた「みちコーラ」をぜひ、味わってみてはいかがだろうか。

みちコーラ
https://linktr.ee/michicola_official

佐賀のオススメ記事

関連するテーマの人気記事