ART

詩人の眼差しが発見する建築
建築と文芸がコラボレーション「謳う建築」が天王洲コレクターズミュージアム「WHAT」で開催

2020.12.13
詩人の眼差しが発見する建築<br>建築と文芸がコラボレーション「謳う建築」が天王洲コレクターズミュージアム「WHAT」で開催

建築と文芸という、表現としてはまったく異なるかに思える領域を横断する展示が新施設「WHAT」で2020年12月12日(土)~2021年5月30日(日)まで開催。谷川俊太郎さんの一編の詩からつくられた「谷川さんの住宅」(1974)に、再び谷川さんが新詩を寄せるほか、15名の文芸家が住まいを体感し創作する。詩から浮かび上がる空間の本質とは? 詩人であり建築家の立原道造の言葉に着想したかつてない企画に注目。

堀部安嗣 「我孫子の家」 ©️ 瀬尾憲司

詩人であり建築家の立原道造は、「住宅・エッセイ」(1936年)において、人生をひとつの中空のボールに例え、「住宅する精神は、ボールの表面を包み、エッセイする精神は、中空のボールの内部の凹状空間の表面を包まうとする」と述べました。立原の身体を通して建築と文学を同時に作動させながら生きた精神がそこにあります。

能作文徳・常山未央「西大井のあな」模型 ©Ivan Bonev

「謳う建築」は、こうした立原の精神にインスピレーションを受け、住まいと向き合い続けた建築家が生み出した住宅に宿る空気感や、五感を揺さぶる空間の本質について、文芸家が謳う作品を通して浮かび上がらせるという、建築と文芸の領域を横断する展示構成を予定しております。

篠原一男が設計した「谷川さんの住宅」 について谷川俊太郎が新詩を創作します。さらに吉村順三の住宅を詩人・蜂飼耳が、中村好文の住宅を詩人・小池昌代が体感・詩作し、能作文徳・常山未央の建築について劇作家・長塚圭史が創作します。

東孝光 「塔の家」©瀬尾憲司

住宅の設計プロセスにおけるスタディ模型20点以上や、スケッチ、図面、映像からは、年月を経た住まいを体感すると同時に空間を生み出す過程の身体性に迫ります。文芸家の紡ぐ言葉から、人々が住まう空間に対する眼差しを豊かにする機会を創出します。

佐藤研吾 「シャンティニケタンの家」 模型 ©In-Field Studio

謳う建築
会期|12月12日(土)〜2021年5月30日(日)
会場|WHAT 展示室1階
住所|東京都品川区東品川 2-6-10
時間|火〜日 11:00〜19:00(入場〜18:00)
休館日|月曜(祝日の場合、翌火曜)
料金|一般1200円、大学生・専門学校生700円、高中生500円、小学生以下無料 ※オンラインチケット制
Mail|info.what@terrada.co.jp
https://what.warehouseofart.org/exhibitions_events/utaukenchiku/


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