HOTEL

「ザ・サウザンド京都」
ホテルでも京都の美に触れアートを感じる滞在

2020.10.18
「ザ・サウザンド京都」<br>ホテルでも京都の美に触れアートを感じる滞在
ホテルのシンボル作品『wind_form』
布に風と光を当て、有機的なかたちと動きをつくる。インフィニティマークは、ホテルのロゴでもある

アートとともにステイするという、ホテルライフの新しいかたち。「ザ・サウザンド」ホテルで、京都の“美”に囲まれて、ここにしかない心安らかな時間を体感してみませんか?

利便性と美意識が凝縮された空間

黒川 徹『曲率–Curvature–』/1F Main Entrance
幾何学的でいて温もりを感じる造形作品。あえて中央に置かず空間の間を表現。背景の版壁との調和も見事

京都駅から徒歩2分と、アクセス抜群の立地に建つ「ザ・サウザンド キョウト」ホテル。利便性に加え、独特の美学が貫かれたハイグレードな空間もこのホテルの魅力だ。

中でも注目したいのがモダンアート。「YURAGI」と「UTSUROI」をコンセプトとした、280点(うち220点が客室)にも上る作品が館内を彩っている。そのすべてが、2019年のホテル開業にあたって新たに制作されたものだ。手掛けたのは、京都にゆかりのある気鋭アーティストたち。絵画はもとより、彫刻など立体、インスタレーションに至るまで、手法も素材も多岐にわたる。

表情豊かなアートの数々を、さらに深く知りたい。そんな想いに応えるプログラムが、宿泊者限定のアートツアー(毎週水曜10時から開催。前日18時までに要予約)だ。知識豊富なコンシェルジュに導かれ、広々とした館内の随所に飾られた作品をめぐる約30分のツアー。撮影はもちろん、作品によっては手で触れて鑑賞することも可能で、アートファンを中心に好評を博している。

さらに、アートの楽しみは作品の実物だけにとどまらない。部屋のカードキーを挟んでおくカードキーケースにも、京都の情景を映した作品が使用されている。同じ意匠を落とし込んだ、風呂敷や御朱印帳といったオリジナルスーベニアもまた見逃せない。持ち帰れば、手にするたびにステイの記憶が鮮やかによみがえりそうだ。

アートと同様に、食空間にもこのホテルならではの美意識が凝縮されている。「TEA&BAR」では茶の湯のもてなしを思わせる煎茶などのポットサービスに心が和む。華やかな盛りつけのアフタヌーンティー、テイクアウトスイーツのショコラも、アートピースさながらの凛とした佇まい。

“美”を通して自分の心とじっくりと向き合い、豊かに満たす。新たな様式が求められる時代にふさわしいホテルステイだ。

宿泊者限定のアートツアーは参加必須!

椛田ちひろ『Dark river, Katsuragawa』/1F Lobby
インクジェット紙にボールペンのみで描かれ、繊細かつ力強いタッチ。『Kamogawa』と対になる作品
浅井 毅『水影』/2F Central Hall
ホテルのコンセプトである1000年の都・悠久のイメージ。金属(ステンレス)で自然の柔らかさを表現

食・空間・時間すべてが、五感を刺激する

現代の茶会がテーマの「TEA&BAR」。秋季の芋栗南瓜など、季節の味覚がふんだんなアフタヌーンティー4724円(2日前までに要予約)、煎茶などポットサービスの日本茶が人気。「THE THOUSAND Chocolate Box」2800円は、京都らしい素材や茶フレーバーをモダンにアレンジ

どのアートを持ち帰る?

「ジャパニーズ・スイート」には、京都らしい情景の写真をグラフィックに落とし込んだ四季のシリーズより「天龍寺の鯉」を展示
寺社めぐりに欠かせない御朱印帳もオリジナルで制作。こちらも「天龍寺の鯉」の原画を使用。幻想的な美しさの一冊を手に、由緒ある京の寺を訪ねてみたい。2530円
しなやかな手触りの風呂敷は、冬をイメージした「天龍寺の鯉」を転写。外出時に持ち歩けば、荷物が増えたときのエコバッグにもなり重宝。2750円(1Fコンシェルジュデスクで販売)
カードケース。写真左から、春の「南禅寺の和傘」、夏の「貴船の川」、秋の「伏見稲荷の鳥居」、冬の「天龍寺の鯉」と、四季折々にデザインが変化。コレクション心をくすぐる心憎い趣向だ

ザ・サウザンド キョウト
住所|京都府京都市下京区東塩小路町570
Tel|075-354-1000
Fax|075-354-1313
室数|222室
料金|1泊1室6万5000円〜(税・サ込、宿泊税別)
カード|AMEX、Diners、DC、JCB、MASTER、VISAなど
IN|15:00  OUT|12:00
夕食|イタリアンまたは日本料理
朝食|洋食または和食
アクセス|車/名神高速道路京都南ICから約20分 電車/JR京都駅から徒歩2分
施設|イタリアンレストラン、日本料理店、カフェ&バー、スパ、フィットネス、宴会場
ネット|Wi-Fi
 
 

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text: Aya Honjo photo: Akane Yamakita
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