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宮崎・日向市《美々津プラザ》
廻船問屋の町に、新しい往来と営みを
|九州観光まちづくりAWARD2026 特別賞–NEXT CREATE–

2026.9.30
宮崎・日向市《美々津プラザ》<br>廻船問屋の町に、新しい往来と営みを<br><small>|九州観光まちづくりAWARD2026 特別賞–NEXT CREATE–</small>

JR九州が手掛ける「九州観光まちづくりAWARD」が2026年も開催。過去最多の100組を超えるエントリーの中から、特別賞–NEXT CREATE–を受賞したのは「美々津プラザ」。通過されてしまう観光地だった宮崎・美々津に、交流の拠点が誕生。歴史や地域資源を生かしたカフェを起点に、人が集い、町をめぐる新たな動きをつくっている。

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通り過ぎてしまう町を
資源を生かし人が回遊する場へ

審査員も趣のある街並みを散策。江原さんの案内で、ほかのギャラリーや菓子店なども訪問した。「先住のお店や宿の方々とも良好な関係を築いているのが素晴らしい」と審査員

宮崎県日向市美々津町は、白壁や石畳が残る重要伝統的建造物群保存地区。しかし、近隣の高千穂へ観光客が流れ、通過・見学型の観光にとどまっていた。

ミネラル豊富な竹炭を使うチーズケーキ(写真右)やラテが人気。岡山から移住した店主の「日向コーヒー」(写真左)はフルーティな味わいだ。カフェを楽しみながら地域課題にも触れられる

そこで東京から戻り、農業を継いだ江原太郎さんは、2025年に元スーパーマーケットを交流拠点「美々津プラザ」として再生。併設するカフェ「美々津珈琲」では、かつて竹炭の貿易港として栄えた歴史と地域課題の放置竹林に着目し、竹炭を使ったメニューを提供。観光客と住民が交わる場となり、美々津に訪れる人も増えた。

築150年の町屋をリノベーションした、一棟貸しのゲストハウス「日向美々津の宿」。広々とした土間を生かしゆったりと過ごせる。10名まで貸し切り可能。裏庭でBBQやサウナも楽しめる

運営する古民家の宿でマップと軽食を持って町を歩く体験や、住民とともにイベントも開催し、町を回遊する仕組みを構築。店舗や移住者も増え、年間9000人以上の滞在を生む。「さらなる広がりへのワクワク感があります。江原さんの朗らかな人柄も、地元の方の協力につながっているのでは」と俳優・宮﨑香蓮さんは期待を膨らませる。

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美々津プラザ
住所|宮崎県日向市美々津町3073
営業時間|12:00〜17:00、土・日曜、祝日11:00〜
定休日|不定休
https://mimipura.com

text: Nozomi Kage photo: Hiromasa Otsuka
2026年10月号「感性の刺激する場所へ。/九州」

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