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九州観光まちづくりAWARD2026
最終ノミネート者の皆さん

2026.9.30
九州観光まちづくりAWARD2026<br>最終ノミネート者の皆さん

JR九州が手掛ける「九州観光まちづくりAWARD」が2026年も開催。過去最多の100組を超えるエントリーの中から、惜しくも受賞には届かなかったものの、地域の未来を切り開く取り組みで最終ノミネートに残った皆さん。ものづくり、温泉、宿など、訪れたくなる魅力が満載だ。

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福岡・広川町《坂田織物》
久留米絣の接点を増やし
産地の未来を織り上げる

30もの工程を重ねる久留米絣は、文化的な手織りによる少量生産と機械による産業生産を両立させる数少ない織物。ラボでは、審査員が手織り機を見学した

福岡・筑後地方の先染めの綿織物・久留米絣。職人や設備の減少という課題に向き合う「坂田織物」は、技術だけでなく思いを伝える場として、2022年にカフェやギャラリー、2026年には「産地に泊まる」がテーマの宿を運営することとなり、体験などを通じ、絣の価値を発信する。さらに、絣の要となる糸を自動で括る設備を所有し、各地の技術継承も担いたいと語る。

納屋を改装したギャラリーでは、クリエイターとコラボレーションしたポップアップなどを開催

坂田織物
住所|福岡県八女郡広川町長延602
Tel|0943-32-1402
営業時間|10:00~17:00
定休日|月曜、不定休あり
https://sakataorimono.com

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大分・国東市《七島藺しちとうい工房ななつむぎ》
国東だけに残る七島藺を
時代の暮らしへ編む

江戸時代から昭和にかけて、丈夫な品質で広く親しまれてきた七島藺表。手間暇かけて栽培した七島藺の畑の前で、審査員と「七島藺(7)」ポーズ。右から3番目が岩切さん

370年の歴史をもつ畳「くにさき七島藺表」。素材に国東半島でのみ栽培される植物・七島藺を使うが、後継者不足により生産者は9軒に減少。規格外の七島藺を活用し、価値を発信していた七島藺工芸作家・岩切千佳さんは、危機的状況を受け、自ら栽培にも取り組む。学校教育やワークショップを通じて産地との交流や担い手の育成を進め、未来へつなぐ活動に尽力する。

工房ではラグやアクセサリーなど、暮らしに取り入れやすい作品をつくる
縁起がよさそうな海老のオブジェ。岩切さんの作品は受注生産が基本。使うほどに飴色に育つ

七島藺工房ななつむぎ
住所|大分県国東市安岐町明治522
問|nanatumugi710@gmail.com

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福岡・久留米市《天然田園温泉 ふかほり邸》
筑後の旧家を、田園の恵みと
天然温泉に身をゆだねる宿へ

古い梁や柱を生かした5室が点在。全室に内湯と露天風呂が付く。アルカリ単純硫黄泉の湯は、とろりと柔らかな湯触り

田園風景に佇む「ふかほり邸」。江戸時代から続く旧家を受け継ぎ、約4000坪の敷地を再生した宿で、梁や柱を生かした離れが点在。敷地を掘削してみると源泉かけ流しの温泉が湧出。観光地ではなかった場所に、人を呼ぶ価値を生み出した。2025年にはビジターも利用できるカフェやショップもオープンし、宿泊客だけでなく地域の人も集う新たな拠点となっている。

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母屋にて代表・内田弘さんによるプレゼンが行われた。近隣の医療機関と連携を取るプランなど今後の展望も語られた

天然田園温泉 ふかほり邸
住所|福岡県久留米市三潴町(みづま)西牟田6552
Tel|0942-54-6681
料金|1泊2食付5万9700円~(税・サ込)
客室数|7室
カード|AMEX、DINERS、JCB、Master、VISAほか
IN|15:00 OUT|11:00
施設|食事処、バー、カフェ、大浴場など
https://fukahoritei.com

 

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text: Nozomi Kage photo: Hiromasa Otsuka
2026年10月号「感性の刺激する場所へ。/九州」

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