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ななつ星in九州が愛され続ける理由とは?
上質な九州のストーリーを体感する列車の旅|後編

2024.3.14 PR
ななつ星in九州が愛され続ける理由とは?<br><small>上質な九州のストーリーを体感する列車の旅|後編</small>

日本で豪華クルーズトレインの先駆けとなった「ななつ星in九州」。「人生を変える夢の列車」と称賛されて早くも10年がたつ。その人気は高まるばかりで、かなりの倍率になる抽選で当選してはじめて乗車がかなう。それほど多くの人に愛され、時を経ても色褪せない理由がどこにあるのか紐解いた。

今回は、九州の食材を使った食事や地元の伝統文化を体験するなど五感で愉しむ九州の魅力や、各地の名旅館に宿泊できるコースを紹介します。

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五感で愉しむ九州の魅力

各地の名シェフが乗車して料理を提供
「マナーハウス島津重富荘」の宮元シェフ。下ごしらえをした食材を持ち込み、車内の厨房で手際よく料理を仕上げていく。野菜も肉も魚も、南九州の生産者と連携を取り、九州ならではの味を伝えている

九州の旅をさらに印象づけるのが、テロワールを感じる食事だろう。ななつ星では行く先々でシェフが乗車し、地元の美味を届けてくれる。例えば3泊4日霧島コースでランチを提供するのは「マナーハウス島津重富荘」の宮元伸一郎総料理長。「野菜は自然栽培で育てられるものです。草原で走り回って育つ純国産牛は、ローストビーフにしてサンドイッチにしようかな。九州の食材は本当に力強いです」。前菜は、数種類の旬の野菜をいろいろな調理法で仕立てた一皿を予定している。

3泊4日霧島コースのランチより。「トモタカファーム」の野菜は、例えばアヤメカブはローストし、サトイモは素揚げし、サツマイモはバターでソテー。フレッシュな葉野菜、地元のサーモンと合わせ、塩気に宮崎産のキャビアを添えて不知火(しらぬい)のドレッシングをかける。満足感がありながらお腹にもたれない一皿
思い出に残る伝統工芸づくり体験も
良質な杉の産地で知られる大分・日田では、車内に職人を招いて190年の歴史がある日田下駄づくりを体験。ななつ星オリジナルの生地でつくる鼻緒から好きな柄を選び、木台に打ち付けてMy下駄を仕上げる

また、地元の伝統文化は体験してこそ理解が深まるもの。コースの途中で下車して工房を訪ねたり、車内でワークショップを行ったりと、プログラムがいくつも用意されている。古くから林業が盛んな大分の日田では、地元の日田杉で下駄づくりを体験できる。

九州の一級の伝統工芸品をしつらいに
車内で使われるうつわやカップは、ななつ星のためにつくられたオリジナル。写真は十五代柿右衛門作のチョコレートカップ。柿右衛門の代名詞である乳白色の濁手に、深みのある赤でどんぐりが描かれている

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3泊4日コースは各地の名旅館にも宿泊

<3泊4日雲仙コース>

旅亭 半水盧(雲仙温泉)
緑で覆われた6000坪の敷地に、宮大工が手掛けた数寄屋造りの棟が14だけ。質のよい温泉と、島原半島の山海の幸を満喫できる

大地の恵みと伝統文化を体感し、
未来へと繋がる九州の魅力に出逢う旅
博多から大分、阿蘇。熊本へ。フェリーで島原半島へ渡り、雲仙、長崎と北部九州を堪能するコース。雲仙地獄で地球の鼓動を感じ、熊本では細川家の菩提寺にあたる泰勝寺にて細川流盆石を体験。長崎の夜は、和華蘭文化の粋を集めた卓袱(しっぽく)料理を堪能する

<3泊4日霧島コース>

妙見石原荘(霧島 妙見温泉)
木々に囲まれた渓谷にあり、地中からあふれ出す源泉をそのまま愉しめる温泉宿。鹿児島食材を用いる洗練された料理もファンが多い

九州の焼き物と歴物に触れ、
100年の鉄道浪漫に想いを馳せる旅
博多から大分、熊本を抜けて一路、南九州へ。錦江湾沿いに走る区間は列車が進むに連れて変化する桜島の姿をずっと見ていられる。薩摩焼きの名窯「沈壽官窯」訪問、霧島東神社へ参拝、大分の焼酎蔵「牟礼鶴酒造」での朝食など、歴史に触れるエクスカーションも魅力的

天空の森(霧島 南きりしま温泉)
広大な山に5棟のヴィラが点在し、視界に入るのは周囲の自然と空のみという「天空の森」。オーナーの田島さんが25年かけて築き上げた究極のラグジュアリー体験を
雅叙苑(霧島 妙見温泉)
茅葺き屋根の古民家を移築した「雅叙苑」では、自給自足の食材を用いた薩摩の郷土料理も愉しみ

<1泊2日九州周遊コース>

移ろいゆく九州の自然を車窓から望み、
優雅にななつ星を味わう旅
週末に運行する、ななつ星で過ごすことの豊かさを体験できるコース。夕方の肥薩おれんじ鉄道にて、徐々に暮れていく東シナ海の幻想的な景色は感動もの。鹿児島ではウミガメが上陸する脇本海岸の散策も。歴史と文学の町・佐伯では、ゲストのためにマルシェがオープン

ななつ星は、抽選で乗車が決まってからの約半年間でワクワクを募らせて列車に乗り込む。そこで想像以上の感動が待っているのは、ななつ星に関わるすべて人が、ゲストのストーリーを紡ぐ立役者であるからだ。

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申し込み方法
【霧島コース】
2024年秋ごろに、2025年運行分の受付開始。2024年に催行の「霧島コース」は、現在旅行会社主催のプランのみ受付中。
詳しくは、「ななつ星」HPの申込みページから確認を。

【雲仙コース・九州周遊コース】
2024年3月1日~31日に、2024年9月から2025年2月までの運行分を受付。「ななつ星in九州」専用ホームページから申し込みを。

 

≫お申し込みはこちら

 

text: Yukie Masumoto photo: Shinsuke Matsukawa
Discover Japan 2024年4月号「日本再発見の旅」

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