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北海道・東北・関東エリアの美味しいクラフトビール大図鑑

2019.11.8

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クラフトビール・ビール

<strong>北海道・東北・関東エリアの美味しいクラフトビール大図鑑</strong></br>

日本各地で造られているクラフトビール。土地や銘柄ならではのこだわりが感じられるのも、クラフトビールの魅力のひとつです。今回はビアライター・ビアソムリエとして活躍する富江弘幸さんが、数あるブルワリーの中から厳選。いま知っておくべき全国のブルワリーとクラフトビールを紹介します！

〜北海道〜
ノースアイランドビール

本場・カナダで修業を積んだ多賀谷壮さんが、2003年に札幌で醸造をスタート。’09年には現在の江別市に拡張移転し、「NORTH ISLNAD BEER」ブランドを誕生させた。修業中に恩師から伝えられた「Beer is Art」の精神を座右の銘とした、自由な発想の多様なビール造りが特徴。製造工程のほとんどを手作業で行っている。江別市の特産品である小麦「ハルユタカ」をレギュラー商品の「ヴァイツェン」に使用するなど、多賀谷さんが目指した北海道発のクラフトビールとして、確固たる地位を築き、札幌市内に店を構える「ビアバーノースアイランド」では、樽生で新鮮なビールが楽しめる。

コリアンダーブラック。濃厚な黒ビールに華やかで爽やかなコリアンダーの香りがマッチ。「ジャパン・アジアビアカップ2008」で銀賞を受賞するなど、豊潤で深いコクが評判のフレーバービール

ノースアイランドビール
住所｜北海道江別市元町11-5（SOCブルーイング）
Tel｜011-391-7775
northislandbeer.jp

〜岩手県〜
ベアレン醸造所

ドイツから移設した100年以上前の醸造設備を駆使して、ヨーロッパの伝統的な醸造方法に基づいたクラシックなビールを造り続けている。限定ビールも含め年間30種類以上ものラインアップを誇っており、2019年4月に稼働開始されたばかりの第2工場では、新たに缶ビールの生産もスタートしている。

クラシック。ドイツ・ドルトムントで伝統的に愛飲されてきた100年前のレシピを再現している。ドイツ産アロマホップを生かした上品な香りが特徴

ベアレン醸造所
住所｜岩手県盛岡市北山1-3-31
Tel｜019-606-0766
www.baerenbier.co.jp

～福島県～
みちのく福島路ビール

家族経営の小さなクラフトブルワリーとして、福島県と山形県の県境にそびえる吾妻山のふもとに佇む。豊かな自然に恵まれた吾妻山の伏流水と、ヨーロッパから厳選して取り寄せるホップで造るビールは、どれもクリアな味わい。白桃やリンゴなど、地元福島県産の果物や米を使用した特徴ある銘柄も多く揃えている。

ピーチエール。福島県を代表するフルーツ・白桃「あかつき」を使用。ほのかに桃の香りと味が残る芳醇なビールで、食前酒としてもおすすめ

みちのく福島路ビール
住所｜福島県福島市荒井横塚3-182（福島路ビール）
Tel｜024-593-5859
www.f-beer.com

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〜茨城県〜
常陸野ネストビール

江戸時代から続く老舗蔵元「木内酒造」が平成に入り、新たにビール造りを志したのがはじまり。扱いが難しく輸入が主流のホップ栽培にも挑戦するなど、地元の素材を積極的に使った「メイド・イン・ジャパン」のビールで海外からの評価も高く、現在は世界40カ国以上に輸出している。2002年にはビール業界のオスカー賞といわれる「The Brewing Industry International Awards」で、ホワイトエールが総合チャンピオンを受賞。木内酒造本社には、蕎麦とビールが味わえるレストランと、自ら好みのビール造りを体験できる手造りビール工房を併設している。