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俳優・玉木宏、隠岐の最果ての旅へ④
|風景の奥にある、土地の物語

2026.8.27
俳優・玉木宏、隠岐の最果ての旅へ④<br><small>|風景の奥にある、土地の物語</small>

島根県隠岐諸島・西ノ島にルーツをもち、幼少期からこの地域を見つめてきた玉木宏さん。地球の歴史が刻まれた壮大な地形、そして人の営みや文化が息づく風景を訪ねる旅へ。刻一刻と表情を変えていく島の姿と向き合い、その魅力を見つめ直した。

俳優・玉木 宏(たまき ひろし)
1980年、愛知県生まれ。俳優・写真家。ドラマ、映画、舞台など幅広いフィールドで活躍し、映画『沈黙の艦隊』、『ゴールデンカムイ』シリーズ、Netflixシリーズ『イクサガミ』など数多くの話題作に出演。2026年7月17日公開予定の映画『キングダム 魂の決戦』では昌平君を演じる。また、2026年10月9日には映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』の公開も控える。

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「風景の美しさだけではなく、
そこにある暮らしや営みに触れる。
西ノ島は、“足る”を教えてくれる島でした」

小学3年生の頃からは一人で、ほぼ毎年のように訪れてきたという西ノ島。今回はアドベンチャーツーリズムの視点から、長年親しんできた島の魅力を語ってもらった

子どもの頃は、西ノ島に来ると祖父が家の目の前の海を見ながら「あれは何(魚の種類)の魚だよ」と教えてくれたり、ほぼ貸し切りの海水浴場で泳いで過ごしていました。祖父は、いまあるものを大切にする“足るを知る”生き方をしており、その姿から島の魅力を肌で感じていました。

いまも、当時と変わらない景色が多くて安心します。大昔の人も見たであろう手つかずの大地には、本能に訴えかけるワクワクするアドベンチャー感があります。「なぜ、こんなかたちになったのか」と、地球の歴史や営みに自然と思いを馳せてしまう。人工物が少なく、目からも栄養が取れる。子どもたちにも、ここではスマホではなく、目の前の景色を見てほしいですね。

今回の旅で玉木さんが撮影した、国賀海岸周辺の風景。西ノ島には、歩くほどに心を奪われる絶景が点在する。自分だけのお気に入りを探しながらめぐりたい

ユネスコ世界ジオパークへの認定で隠岐の知名度が上がるのはうれしい一方、バランスも大切です。気軽にたどり着けないからこそ、守られてきた自然や暮らしがあるのかもしれません。

訪れたら、夏は岩牡蠣やサザエ、冬はブリやヒラマサもおすすめです。明るい時間は遊び、夜はゆっくり過ごし、わからないことは地元の人に聞く。絶景に加え、自然や人とのつながり、何げない時間の豊かさに気づく。そんな旅を楽しんでもらえたらうれしいです。

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俳優・玉木宏、隠岐の最果ての旅へ
01|カメラを手に、自身の原点をたどる
02|島に刻まれた“人々の営み”をめぐる
03|冒険の旅はまだ続く!西ノ島から後島に
04|風景の奥にある、土地の物語

text: Rui Miura photo: Hidemori Watanabe hair & make-up: Yukiya Watabe
2026年8月号「海へ 山へ」

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