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俳優・玉木宏、隠岐の最果ての旅へ①
|カメラを手に、自身の原点をたどる

2026.8.26
俳優・玉木宏、隠岐の最果ての旅へ①<br><small>|カメラを手に、自身の原点をたどる</small>

島根県隠岐諸島・西ノ島にルーツをもち、幼少期からこの地域を見つめてきた玉木宏さん。地球の歴史が刻まれた壮大な地形、そして人の営みや文化が息づく風景を訪ねる旅へ。刻一刻と表情を変えていく島の姿と向き合い、その魅力を見つめ直した。

俳優・玉木 宏(たまき ひろし)
1980年、愛知県生まれ。俳優・写真家。ドラマ、映画、舞台など幅広いフィールドで活躍し、映画『沈黙の艦隊』、『ゴールデンカムイ』シリーズ、Netflixシリーズ『イクサガミ』など数多くの話題作に出演。2026年7月17日公開予定の映画『キングダム 魂の決戦』では昌平君を演じる。また、2026年10月9日には映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』の公開も控える。

隠岐諸島へのアドベンチャーツーリズム!

ユネスコ世界ジオパーク唯一の離島・隠岐諸島とは?
島根半島の北方約40〜80㎞の日本海に浮かぶ4つの有人島、180余りの島々からなる隠岐諸島。2013年にユネスコ世界ジオパークに認定された。隠岐の島町(島後)へは、空路利用で出雲縁結び空港から約30分、大阪国際空港(伊丹)から約50分でアクセスできる

日本海に浮かぶ島根県の離島・隠岐諸島。本土からフェリーで数時間の船旅の先には、悠久の火山活動と荒波がつくり上げた、ダイナミックな断崖絶壁や奇岩が広がる。圧倒的な造形美と独自の生態系、そして厳しい自然環境と人々の営みが調和した文化が息づく、神秘の地だ。その唯一無二の景観は、これまで数多の旅人を魅了してきた。

フェリーを乗り継ぎ、島へイン!
本土から西ノ島へはフェリーを乗り継いで4時間半前後(高速船は直通で約2時間)。ゆっくりとした船旅も醍醐味のひとつだ

ユネスコ世界ジオパークとして国内外から高い評価を得るこの島々を、今回は「アドベンチャーツーリズム」というテーマで掘り下げる。それは、旅先での滞在や体験を通して地域の価値に深く触れる旅。単なる観光アクティビティにとどまらず、自然の成り立ちや人々の暮らしを体感することで、旅行者の多様な価値観を刺激し、内面に変化をもたらす。これからの旅の在り方を体現する場所として、隠岐の新たな一面に光を当てる。

フェリーが発着する別府港にある西ノ島町観光協会の2階では、玉木さんが西ノ島で撮影した写真を紹介する写真展を開催中。島をめぐる前後に、ぜひ立ち寄りたい

「幼少期に見た景色。
祖父が生きた、もうひとつの故郷です」

西ノ島北西部に位置する断崖・摩天崖を望む。浸食作用によってできた崖としては日本有数の高さ(257m)を誇る。日本海の荒波と風雨が長い年月をかけて生み出した自然の造形の力強さに、ただただ圧倒される。玉木さんのおすすめは、岩肌に夕日の当たる時間帯

今回、隠岐諸島へ旅に出たのは、西ノ島にルーツをもち、幼少期からこの地に足を運び続けてきた俳優・玉木宏さん。祖父、そして父が生まれ育った島。一歩踏み込んだ地域とのかかわりをもつ玉木さんだからこそ見えてくる、島の奥深い魅力。自身の愛機・ライカを手に、あらためて隠岐の鼓動を追っていただいた。

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通天橋のある国賀海岸から摩天崖へと続く遊歩道は、時に急勾配もあるので、ある程度歩きやすい靴がベター。雄大な景色の中で放牧される牛や馬は間近で見られることもあるが、あくまでも家畜で観光用に飼い慣らされてはいないため、触れ合いはできるだけ避ける

 

島に刻まれた
“人々の営み”をめぐる

 
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俳優・玉木宏、隠岐の最果ての旅へ
01|カメラを手に、自身の原点をたどる
02|島に刻まれた“人々の営み”をめぐる

text: Rui Miura photo: Hidemori Watanabe hair & make-up: Yukiya Watabe
2026年8月号「海へ 山へ」

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