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泊まれば飛騨高山の魅力が見える!極上温泉宿

2019.10.23
<b>泊まれば飛騨高山の魅力が見える!極上温泉宿</b>

夏でも冷涼な気候にある山岳に囲まれた山の都・飛騨高山。美しい山々、歴史や食……語り尽くせない飛騨高山の魅力を体感するには長期滞在したいもの。季節の移り変わりを堪能したい秋の旅行には、飛騨高山の温泉がおすすめだ。今回は4つの温泉旅館に加え、奥飛騨温泉郷を訪れたなら立ち寄りたい日帰り温泉施設をご紹介。

 

飛騨高山の文化を丸ごと堪能できる迎賓館
ひだホテルプラザ

コンセプトツイン「プロヴィンシャル」
飛騨地方ならではの木工家具シリーズを取り入れたコンセプトツインのひとつ。イギリス民俗伝承のデザインをくむ「プロヴィンシャル」シリーズの家具を配している

1972(昭和47)年、飛騨高山の中心地において、いち早くリゾートホテルとして開業した「ひだホテルプラザ」。年月とともに進化を遂げてきた建物は、東館、喜多館、皆美館に分かれ、全225室。

さまざまなタイプの客室がある中、とりわけ注目したいのは、皆美館にあるコンセプトルームだ。木工家具メーカーとして全国的にも名を馳せる「飛騨産業」の家具が配されたオンリーワンルームである。

「森のことば」、「円空」、「プロヴィンシャル」など、各客室につけられた名前は、家具のシリーズ名。ベッドヘッドをはじめ、テーブルやイス、チェストなど、各シリーズの家具・調度品が贅沢に配され、客室によりガラリと雰囲気は異なる。

最上階にある展望露天風呂。晴天時はアルプスの山々が、夜は星空が見渡せる

聞けば、これらのコンセプトツインは14年ほど前に設置されたという。それだけに、家具は経年変化により木工ならではの味が増し、アンティークのような風格さえも放っている。そんな飛騨家具の魅力に触れられる客室が「贅沢な時間を過ごしたい」という欧米からの宿泊客にも人気を博しているのは納得だ。

さらに特筆すべきは、当ホテルが自家源泉をもっているという点。毎分406ℓという豊かな湧出量を誇っている。無色透明でわずかな塩分を含む泉質はよく温まり、美肌や疲労回復などに効果が期待できる。屋上階の露天風呂や、東館地下の和風大浴場といった趣の異なる浴室で思う存分浸かることができる。

食事は和食・洋食・中華からセレクトするスタイルで、各食事処でゆったりと味わえる。飛騨牛をはじめ、自然の中で育まれた土地の食材をふんだんに用いた料理を心ゆくまで堪能してほしい。

JR高山駅より徒歩約5分と、アクセスが抜群なのも当ホテルの魅力。飛騨高山の「古い町並」も徒歩圏内で、地元生産者が店を連ねる宮川朝市へも徒歩約7分だ。チェックアウト前に、買い物がてら朝の散歩を楽しむのもおすすめ。宿泊してこその飛騨高山の魅力に、ここでなら触れられる。

住所:岐阜県高山市花岡町2-60
Tel:0577-33-4600
客室数:225室
料金:洋室1万4000円(税別)~、和室2名利用1万8000円(税別)~
IN:15:00(最終チェックイン24:00) OUT:11:00
www.hida-hotelplaza.co.jp

 

飛騨の自家源泉と天然木でおもてなしを
飛騨亭花扇

高山市街から車で約10分、町中の喧騒を離れたところにある、一軒の日本旅館。稀少価値の高い神代欅を使ったロビーに、神代杉や吉野杉などを生かしたつくりの客室など、木の温もりにあふれた空間での滞在が楽しめる。また、最大の魅力は、高山でも数少ない自家源泉が楽しめること。なめらかな肌触りで、まるで美容液のような湯に、リピーター客も多い。

住所:岐阜県高山市本母町411-1
Tel:0577-36-2000
客室数:48室
料金:1泊2食付2万1000円~(税別) ※2名1室利用時
IN:14:00 OUT:11:00
www.hanaougi.co.jp

 

観光にも最適な町の中心に佇む温泉旅館
本陣平野屋 花兆庵

高山の中心観光地「古い町並」にも近く、高山観光に便利な立地にある温泉旅館。本館と別館に分かれており、趣の異なる幅広い客室を備えている。中でも、2018年に改装したジュニアスイートルーム「麻葉の間」は、本館3階奥にある和洋室で、美しい麻の葉の組子文様の壁に、岐阜県特産のモザイクタイルを配したジャグジー風呂など、かわいらしいしつらえが施されている。

住所:岐阜県高山市本町1-34
Tel:0577-34-1234
客室数:26室
料金:1泊2食付2万4000円~(税別)
IN:14:00 OUT:10:00
https://ssl.honjinhiranoya.com

 

老舗旅館で源泉かけ流しをゆっくり堪能
岡田旅館・和楽亭

奥飛騨エリアでも名高い平湯温泉が楽しめる、創業100年を超える老舗旅館。注目したいのは2階までを吹き抜けにした内風呂。と赤御影石を使った浴場は趣向が凝らされる。また別館の「和楽亭」は築150年の民家を移築再建した館で、10室の客室に専用の露天風呂・内風呂が備わる。奥飛騨の大自然の中でゆっくり温泉に浸かれば、癒されること間違いなし。

住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉505
Tel:0578-89-2336
客室数:70室(本館60室、和楽亭10室)
IN:15:00 OUT:10:00
www.okadaryokan.com

 

奥飛騨を訪れたら立ち寄りたい日帰り温泉

30種類以上の源泉で湯めぐりを
奥飛騨温泉郷 平湯温泉「ひらゆの森」

かけ流しの平湯温泉を、野趣満点の露天風呂で楽しめる入浴・宿泊施設。宿泊でも日帰りでものんびり過ごせる温泉リゾートとして親しまれ、1万5000坪の広大な敷地に、男女合わせて16カ所の露天風呂が点在する。湯上がりには休憩処で寛いだり、食事処で奥飛騨の郷土料理を味わうなど、平湯温泉を心ゆくまで満喫することができる。

住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉763-1
Tel:0578-89-3338
営業時間:10:00~21:00(最終受付20:30)
定休日:なし
入浴料:大人500円、小人(3歳~小学生まで)400円
http://hirayunomori.co.jp

美しい景色や食、ゆるりと流れる時間を楽しめる飛騨高山の温泉旅館。この秋、大自然の中でのんびりと贅沢な時間を過ごしてはいかがだろうか。

文=横澤寛子、編集部 写真=夏目圭一郎、宮地工、岩堀和彦
2019年9月号 特集「夢のニッポンのりもの旅」