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渋谷パルコ《愛媛海産 POP UP》
生産者に寄り添い、瀬戸内の美味しいをつくる
Discover Japan Lab. オリジナル鯛めし発売!

2025.4.25
渋谷パルコ《愛媛海産 POP UP》<br><small>生産者に寄り添い、瀬戸内の美味しいをつくる</small><br><small>Discover Japan Lab. オリジナル鯛めし発売!</small>

魚種を問わず炊き込みご飯に仕立てる愛媛において、豪快な鯛めしはハレの日の味。愛媛県今治市にて“瀬戸内のうまいもん”を追求する《愛媛海産》のPOP UPが、東京・渋谷パルコのDiscover Japan Lab. にて2025年4月26日(土)~5月8日(木)にかけて開催される。食卓に瀬戸内の風を運んでくれる、新鮮な地魚をまるごと閉じ込めた品々をご紹介。

Discover Japan公式オンラインショップでは、本展の一部作品を4月29日(火)20時より順次販売予定です。(店頭の販売状況により日程・内容が変更になる場合があります)

愛媛海産(えひめかいさん)
来島海峡に面する今治市で1979年に創業した食品メーカー。地産の恵みにこだわった“瀬戸内のうまいもん”を日々追求している。

冷凍に頼らない“鮮度主義”
愛媛海産の製品哲学

愛媛海産 × Discover Japan lab. オリジナル鯛めしは、尾頭付きの鯛入り

かつて祝宴を彩る献上品として江戸幕府で尊ばれた瀬戸内の鯛。そんな地元を象徴する鯛を豪快に炊き上げたソウルフードの鯛めしは、「愛媛海産」の2代目・大塚康仁さんにとっても思い出の味。「子どもの頃のレジャーといえば貸切船での釣りだったのですが、お昼になると漁師さんが船の上で鯛めしを炊いてくれました。その美味しさを再現したくてつくったのです」と、顔をほころばせた。

 もともとはデパートで干物や明太子といった塩干品を扱う食品問屋だった愛媛海産だが、当時扱っていた商品の原材料は北日本や海外産。「このあたりは新鮮でいい魚がたくさん捕れるので、鮮魚で出荷されることが多かったのです」。往時は地魚を加工しようとは誰も考えなかったという。

 転機となったのは、地魚を用いた干物をギフト製品として売り出したいといったデパートからの要望。「一般的な干物は、たくさん捕れたときに凍結して小出しにつくるのですが、うちは最初から鮮魚でつくっていました。冷凍するとどうしても色がくすんでしまうので、その日捕れたものをその日のうちに加工しようと。いまもこのスタイルでつくっています」

受け入れ態勢を整え、 新鮮な食材を生かす
漁獲量の減少や燃料費の高騰などから年々減少する漁業就業者を支えるため、愛媛海産ではどんな魚種や大きさでも全量を買い取る「一船買い」を実現。規格外の魚やアラも、出汁や魚の餌として無駄なく利用する

愛媛海産が手掛ける製品のこだわりは鮮度。その技術は10年ほど前から展開してきたレトルト食品にも生かされている。「レトルトは120℃以上で加熱するので、鯛も平目もサーモンも同じ味になってしまう。旨みの構造自体が変わってしまうので、それを見越した味つけにしなくてはなりません」

臭みが出やすい魚介類を加工するのは一筋縄ではいかない。いかに鮮度を高められるかが味のよし悪しに直結するというが、そもそもレトルト加工自体の歴史が浅いとあり、開発は手探りで進められてきた。ひとつの商品に10年もの歳月がかかることもあるそうだが、来島海峡の鮮魚に触れてきた舌と技術があるからこそ、確かな味にたどり着けるのだろう。香辛料などでごまかすことなく、素材の味で勝負する愛媛海産の製品は、既存のレトルト食品の概念を超えてきている。

そんな愛媛海産が新商品のキーワードに掲げたのは“忙しい現代人を助ける食”。常温でも食べられるおむすびやスープは慌ただしい朝や仕事の合間に片手で食べられるだけでなく、栄養不足になりがちな災害時の非常食としても常備したいもの。「スープに使用したバターナッツかぼちゃなどの珍しい野菜は大量に売れるものではないですが、買取先があると思うと農家さんも安心してチャレンジできます。魚だけでなく、肉や野菜などの生産者さんとも互いがよくなるような関係性を築いていければ」と、担い手が減少し続ける一次産業を次世代につなげることから、地元の味を守りたいと願う。

 

《愛媛海産》商品ラインアップ

 

瀬戸内海産 鯛めし 尾頭付き天然真鯛とお米のセット
《Discover Japan Lab. オリジナル/桐箱入り》

価格|3,780円 原材料|うるち米(国産)、[焼鯛(瀬戸内海産)、生姜]、だし入りタレ[酒、醤油、食塩、風味原料(真鯛頭、真鯛骨、鰹節、昆布)]、松山あげ、昆布、(一部に小麦・大豆を含む) 内容量|870g(米……2合、焼鯛、だし入りタレ、松山あげ、昆布……2合分)

釣ったばかりの真鯛をまるごと炊き上げる漁師飯を、家庭で手軽に食べられるよう再現。鮮魚から加工された天然真鯛に秘伝のたれを合わせ、地元の人々が懐かしいと唸る味わいに。大豆の旨みと油のコクが出る「松山あげ」が郷土の味を引き締める。

愛媛海産 × Discover Japan Lab. オリジナルの鯛めしは、尾頭付き天然真鯛の焼鯛とうるち米2合のセット!桐箱入りで贈答品にもぴったり。別でお米をご用意いただく必要もなく、届いてすぐに美味しい鯛めしを調理できるギフトセット。


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Setouchi
“Dog &Me”Share deli

価格|594円 原材料|真鯛(瀬戸内海産) 内容量|35g

食塩無添加 サラダフィッシュ 瀬戸内真鯛
岡山理科大学獣医学部とともに開発した、愛犬と飼い主がシェアできるデリ。出汁の旨みを利かせることで食塩ゼロでも満足感が高いとあり、減塩食にもおすすめ。


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瀬戸内雑穀おむすびPFC+

価格|432円 原材料|うるち米(国産)、しらす(瀬戸内海産)、もち麦(愛媛県産)、押し麦(愛媛県産)、雑穀(大麦、もちきび、もちあわ、アマランサス、ごま)、ごま油、ねぎ油、ライスプロテイン、砂糖、食塩、白だし、生姜、蒟蒻粉 内容量|110g

愛媛県産しらす使用 しらすむすび
全国1位の生産量を誇る県産のはだか麦「ダイシモチ」をたっぷり使用。タンパク質、脂質、炭水化物がバランスよく摂取できるよう設計した。

 

瀬戸内0秒朝スープPFC+

価格|各540円 原材料|右/バターナッツかぼちゃ(愛媛県産)、牛乳、ソテードオニオン、プロテイン、野菜ブイヨン、食塩、グラニュー糖 左/ミニトマト(愛媛県産)、牛乳、海老出汁〔果実酒、海老(瀬戸内海産)、渡り蟹(瀬戸内海産)〕、クリーム(乳製品)、トマト・ジュース漬け、ソテードオニオン、はだか麦、プロテイン、砂糖、食塩、パプリカパウダー、野菜ブイヨン、にんにく 内容量|各150g

右)瀬戸内バターナッツかぼちゃのスープ
左)瀬戸内小海老と愛媛トマトのビスク
農業の可能性が広がる野菜や、規格外農産物を使用。生産者との協力から生まれた地産地消のスープは、栄養不足になりがちな現代人の味方。

 

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愛媛海産 POP UP
会期|2025年4月26日(土)~5月8日(木)
会場|Discover Japan Lab.
住所|東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 1F
Tel|03-6455-2380
営業時間|11:00~21:00
定休日|不定休
※詳細は公式Instagram(@discoverjapan_lab)にてご確認ください。

text: Natsu Arai photo: Shiho Akiyama
2025年5月号「世界を魅了するニッポンの香り」

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