Discover Japan 2024年10月号
「自然とアートの旅。/九州」
最新号は、創刊16周年を記念してW表紙で特集!
巻頭では「自然とアートの旅。」と題して、この秋注目すべき芸術祭のほか、長い歴史の中、自然が育んできた文化・風土に出合える旅先をご紹介しています。
この秋開催される芸術祭の中でもぜひ訪れていただきたいのは、新潟「大地の芸術祭」をはじめ、アートを通して文化を見える化し、地域を元気にするという今日の芸術祭をつくった第一人者・北川フラム氏が手掛ける、長野県の「北アルプス国際芸術祭2024」。
もうひとつは、発酵デザイナーの小倉ヒラク氏と発酵メディア研究者のドミニク・チェン氏による石川県の「発酵文化芸術祭 金沢」です。
地域の自然、風土をテーマに、その土地だからこそ生まれた作品群はもちろん、アートと地域活性が密接な関係になっているいまこそ、アート×観光のヒントも見つかるはず。
この秋、各地域が秘める文化に出合う旅を、「自然」と「アート」をテーマにめぐってみませんか?
もうひとつのW特集では、最旬の九州観光をお届け。
特報として、九州に根づき、魅力あるまちづくりを行う人物・団体、取り組みをたたえるアワード「九州観光まちづくりAWARD2024」の結果を発表!
そのほか、列車旅や名宿、名旅館など、この秋訪れてほしい旅先を厳選して紹介しています。
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長野・大町の風土を、アートを通して味わう旅へ
北アルプス国際芸術祭へいざ!
圧倒的スケールの山々と清冽な水、雄大な大地と澄んだ空。長野・大町の自然や風土をテーマにして、国内外の気鋭アーティストが作品を展開する「北アルプス国際芸術祭」が2024年9月13日(金)~11月4日(月)に開催。この地でこそ生まれたアートや、北アルプスの恵みがもたらす大町ならではの料理を、秋の訪れとともに思いきり満喫してみてはいかがでしょうか。
アートでめぐる、石川・金沢の発酵文化
石川県には味噌や醤油などの醸造蔵が点在しているほか、「かぶら寿し」など独自の発酵食文化が育まれています。そんな発酵の聖地で2024年9月21日(土)より、金沢21世紀美術館や醸造蔵を舞台とする「発酵文化芸術祭 金沢」が開催。総合プロデューサーは発酵デザイナー・小倉ヒラク氏。醸造蔵とアーティストが共同で制作したアート作品を、蔵をめぐりながら五感で味わえます。また、石川県立図書館をはじめとする石川の建築・工芸・食を楽しめるスポットもご紹介。デザインを感じる美味しい旅をしませんか?
岡山から、日本茶文化を世界へ発信!
アートとお茶?
特別巻頭企画として、岡山からお茶の未来を変えていく、トップクリエイターたちによる一大プロジェクトの様子をどこよりも早くお届け!
実は岡山には、江戸時代を代表する日本庭園「岡山後楽園」や、元醤油蔵を生かしたアートギャラリー、世界的アーティストと建築家による宿泊施設があり、今秋には新たな芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が開催されるなど、自然とアート、そして最先端のお茶を愉しむ旅先として、これから最注目のエリア。
ストライプインターナショナル創業者であり「茶下山」オーナー・石川康晴氏、茶師・下山桂次郎氏、SIMPLICITY代表・緒方慎一郎氏、桜井焙茶研究所・櫻井真也氏、万yorozuの德淵卓氏。
名実ともに日本茶のスペシャリストたちが岡山県に集まったワケとは?
どこよりも早くアワードの結果をお届けします!
九州観光まちづくりAWARD2024、発表!
JR九州主催による、九州に根づき魅力あるまちづくりを行う人物・団体、取り組みをたたえるアワード「九州観光まちづくり AWARD」の、2024年度の結果を発表!
審査員は、各業界の第一線で活躍するトップクリエイターたち7名。伝統技術ディレクター・立川裕大氏、建築家・永山祐子氏、菓子研究家・福田里香氏、ホテルジャーナリスト・せきねきょうこ氏、俳優・宮﨑香蓮氏、九州旅客鉄道代表取締役社長・古宮洋二氏、そして小誌統括編集長・髙橋俊宏。林業、花火、うつわ、名宿…、ここにしかない地域資源を生かした観光のかたちとは?
審査員一同が魅了された、ニッポン観光の先端事例ともいえる取り組みをお伝えします。
鳥山高史のStencilグラス
うつわ祥見 KAMAKURA×Discover Japan 荒楽窯 荒賀文成 個展
9月のDiscover Japan Lab.では、「鳥山高史 個展」と「うつわ祥見 KAMAKURA×Discover Japan 荒楽窯 荒賀文成 個展」の2つ企画展を開催!
手にした瞬間に感じる馴染みのよさ。空気を含んでいるかのように軽く、口当たりも抜群。シンプルにして緻密に計算された鳥山高史さんの代表作「Stencilグラス」について紐解きます。
そして、ろくろによる美しい造形と、大人っぽい「粉引」、アンティークの風合いがある「ひび粉引」、黒高麗を思わせる「黒釉」と3つの異なる表情をもつ荒楽窯 荒賀文成さんのうつわの魅力にも迫ります。
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