FOOD

石川・金沢《Pistrina EighSky》
職人夫妻が手掛けるふんわり優しいパン

2024.6.19
石川・金沢《Pistrina EighSky》<br>職人夫妻が手掛けるふんわり優しいパン

石川県金沢市で地元の人々に愛されるパン店「Pistrina EighSky(ピストリーナ エイスキー)」。その魅力について、金沢を拠点とするうつわ作家・松本かおるさんに語っていただきました。

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おやつ系からサンドイッチまで
約60種のパンを揃える

クロワッサンやパンオショコラはローストブラン入りの生地が風味豊か

「金沢にはすてきなパン屋さんが多いので、朝はパン食の我が家にとってうれしい限りです」と話す松本さんが向かったのは、自宅からほど近い「ピストリーナ エイスキー」。
店主の村橋さん夫妻は何度かの転勤を経て赴任した金沢がすっかり気に入り、2021年にこの店を開いた。二人ともパン職人で、夫の英明さんが生地づくりを主に担当し、妻の好子さんが総菜パンのフィリングや菓子パンのクリームなどを仕込んでいるそう。

商品豊富な午前中が狙い目。「明太子フランスもおすすめです」と松本さん。

「ちょっと不思議な店名について聞いてみたら、英明さんと好子さんの名前の一文字を英(エイ)・好(スキ)と読み換えてつなげたものだそうですよ」と松本さん。二人の仲むつまじさも伝わるネーミングに、気持ちがほんわり温かくなる。

チョコドーナツ160円、リングドーナツ160円。ふわふわエアリーな食感で、優しい甘みとともに生地の旨みがしっかり感じられる。薄く口当たりのいいコーヒーカップも松本さん作

焼きたてのパンをあれこれ買って帰宅し、コーヒータイム。自作の焼きしめの平皿にのせたドーナツは、優しくも凛とした表情を見せる。

「ピストリーナ」とはラテン語で「パン店」の意味。メロンパンを思わせるオリジナルキャラクターが愛らしい

Pistrina EighSky (ピストリーナ エイスキー)
店主自身が食べたいものやお客のリクエストに応えたものなど、おやつ系からサンドイッチまで約60種のパンを揃える。200〜300円台が中心というリーズナブルさで、珠洲の塩や加賀棒茶といった石川県産食材を使用したアイテムも好評。朝7時からオープンしているのも魅力だ。「ラスクも絶品で、いつもまとめ買いしています」(松本さん)。

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金沢だからこその豊かな食
〈北川鮮魚店/ワインショップ ブリュッケ〉
 
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Pistrina EighSky
住所|石川県金沢市石引2-6-1
Tel|076-255-2150 営業時間|7:00〜14:00
定休日|日・月曜、祝日

text: Aya Honjo photo: Yoshihito Ozawa
Discover Japan 2024年3月号「口福なニッポン」

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