橘ケンチが体験!青森の郷土料理×フレンチのペアリング
青森県《星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル》後編
EXILE橘ケンチさんが青森県十和田市の「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」へ。奥入瀬渓流を望む温泉とサウナは、身体を芯から温めてくれる。
奥入瀬渓流を望む温泉&サウナに、心がほどける。
身も心も解きほぐしてくれるウェルネスな体験は、まだまだ終わらない。ケンチさんが「渓流-BASE」のライブラリーで読書を楽しんだ後、向かったのは「渓流露天風呂」。眼下に望む大自然とシームレスにつながった浴場は、渓流と一体化した極上の湯浴みが楽しめる。
今回訪れたのは、鮮やかなグラデーションを描く紅葉が森のキャンバスを彩る時期。12月中旬頃からは、滝が結氷した奥入瀬の風物詩「氷瀑」を再現した壁に囲まれ、雪化粧と融合したイリュージョナルな「氷瀑の湯」に浸れるという。さらに春から夏はすがすがしい新緑に囲まれた世界に。
「いまこの目に映る情景が、冬や春にはどう変化するのか想像するだけで心が躍ります。四季ごとに訪れたいですね」
川面が黄金色に染まりはじめるマジックアワーが口福の時間を報せてくれる。フレンチレストラン「Sonore」でいただけるのは、地域の生産者から仕入れる旬の食材を多用し、青森の食文化をフレンチのアプローチで仕立てたコースだ。たとえば、長芋のピュレとヴァン・ジョーヌのワインソースでいただく脂ののったマグロの藁焼き、地元で受け継がれるサメ料理にインスパイアされたサメのフィッシュバーグのフカヒレあん和え、Sonore流の下北半島の郷土料理「じゃっぱ汁」など、ここでしか出合えない美食が独創的なペアリングとともに味わえる。
「ひと皿ごとに新しい発見があり、風土の歴史や物語まで感じられるのはローカルガストロノミーの醍醐味。そうした食体験も含め、奥入瀬渓流ホテルは〝静〟の悦び、青森屋は〝動〟の煌めきのようなコントラストを連泊で楽しめたからこそ、深く満ち足りた旅になりました」
この冬、名宿をホッピングして銘酒、名湯、文化を堪能する滞在体験を味わってみてはいかがだろうか。
読了ライン
青森の郷土料理×フレンチのマリアージュ
連泊して、3種の朝食を制覇しよう!
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
住所|青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
Tel|050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数|187室
料金|1泊2食付2万4000円〜(税・サ込)
カード|AMEX、DINERS、JCB、Master、UC、VISA
IN|15:00 OUT|12:00
夕食|ビュッフェ、フレンチ
朝食|ビュッフェ
アクセス|飛行機/青森空港から車で約1時間20分 電車/JR八戸駅、青森駅から車で約1時間30分(無料送迎バスあり・要予約)
施設|レストラン、ラウンジ、トリートメント、大浴場、ショップなど
冬限定「渓流ブイヤベース朝食」
期間|2024年1月7日〜3月24日
時間|8:30〜9:30
料金|4050円
text: Ryosuke Fujitani photo: Norihito Suzuki
2024年1月号「ニッポンの酒最前線」