「三宅島」ドルニエ機で東京から45分の南国・生命の島へ旅する
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写真:沖山真人
伊豆諸島に属し、東京から約180km沖合に浮かぶ三宅島。全2回の《東京から45分の南国・三宅島の旅》前編は、空と一体化したドルニエ機で飛び立ち、絶景のワンダーランドで命の洗濯をする。さあ、地球の胎動を体感する南国の旅へ──。
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写真: 栗原秀夫/アフロ
東京から南南西に約180㎞、太平洋上に浮かぶ楕円形の火山島・三宅島。約20~60年周期で島内各所が噴火を繰り返す活火山のエネルギーに満ちたパワースポットとしても知られ、日本固有の野鳥や美しい大洋を遊泳する海洋生物、そして数百年にわたって噴火を生き抜いた巨樹が林立する大自然と共生している。
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1983年の南西山腹割れ目噴火で吹き出た溶岩流の上で、噴火の爪跡と自然の再生力を感じられる
そんな唯一無二の雄大な島へのアーストリップを空から楽しめるのはご存じだろうか。新中央航空の調布飛行場。ここから飛び立つドルニエ228はドイツで開発された小型プロペラ機だ。
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全長16・56mのチャーミングなプロペラ機の魅力は、なんといってもほぼ全席の窓際から眺められるスカイビューだろう。ジオラマのような東京の美景、眼前に広がる壮大な雲、そして太平洋のオーシャンブルー。大型旅客機とは異なる高度1000~2000mの低空飛行だからこそ、アトラクションのように目と心が奪われる光景をダイナミックに体感できる。
文=藤谷良介 写真=上樂博之
2019年9月号 特集「夢のニッポンのりもの旅」
1|ドルニエ機で向かう生命の島
2|見・遊・食、すべてが揃うパラダイス