1年360食以上カレーを食べる
歌舞伎役者・ 尾上右近が語る
「カレー愛!」
前編|右近さんのとっておきのお店とは?
無類のカレー好きとして知られる尾上右近さん。カレーと歌舞伎の意外な共通点から、お気に入りの店、自宅でカレーを楽しむための極意など、カレーへの熱い思いを行きつけのお店の東京・東銀座にある「薬膳Dining&Bar 銀座しんのう」で語ってもらった。
歌舞伎役者・尾上右近
2005年、二代目尾上右近を襲名。2018年、七代目清元栄寿太夫を襲名。役者としても多方面で活躍し、「北野エースカレーなる本棚®公式アンバサダー」も務める。10月の歌舞伎座上演「錦秋十月大歌舞伎」の通し狂言『義経千本桜』に二役で出演。
右近さん行きつけ!
カレーの醍醐味を凝縮した店

年間約360食のカレーを食べ、歌舞伎界随一のカレー好きとして知られる歌舞伎役者・尾上右近さん。今回、行きつけの店として紹介してくれたのは、東京・東銀座にある「薬膳Dining&Bar 銀座しんのう」。歌舞伎座の裏路地で店から漂うスパイスの香りに引き寄せられて訪れて以来、通っているとのこと。
お決まりのメニューは「究極の合い掛けチーズカレー」。約25種類の生薬とスパイスを使用した薬膳キーマカレーに、前沢牛デミグラスカレーを掛け合わせ、挽きたてのスパイスをかけた香り豊かなひと皿だ。

「薬膳の独特の香りが好きなんです。この店の最大の魅力は身体によい薬膳カレーが食べられること! 僕は舞台に上がる身なので、体調管理は欠かせません。ワンプレートのカレーは美味しい上にさっと食べられて、栄養もしっかりとれるパワーフード。『銀座しんのう』はカレーの醍醐味を凝縮した店だと思っています。ここは家族で経営されていて、アットホームな雰囲気もいい。歌舞伎もファミリービジネスなので、そんなところにも惹かれます」

カレーに目覚めたきっかけとは?
カレーに目覚めたきっかけも歌舞伎とは切り離せない。歌舞伎座の近くにある「ナイルレストラン」の存在が大きいという。

「子どもの頃から舞台に出ていたので家族と訪れたり、先輩に連れていってもらったり、自分にとっては食堂であり“楽屋”です。もともと母のつくるカレーも好きでしたが、カレー好きを自覚したのは役者一本でいくと決めた20歳過ぎ。一人で食事をする機会が増えると、毎日カレーを食べていることに気づいたんです。カレー好きを公言してからは拍車がかかって、カレーにうるさいと思われがちですが、ただただ純粋に好きなだけなんです」
スパイスカレー、欧風、タイ風とあらゆるカレーを愛する右近さんが考えるカレーの魅力は、毎日食べても飽きないほどの多様性と、スパイスの組み合わせで味が変わる無限の可能性を秘めていること。そしてそんなカレーは歌舞伎との共通点が多いと語る。
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カレーの自由さは歌舞伎と共通する!?
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薬膳Dining&Bar 銀座しんのう
住所|東京都中央区銀座3-11-7 鶴見ビル
Tel|03-6264-3412
営業時間|11:30~15:00、
17:00~23:00 定休日|日曜、祝日
www.ginza-shinno.tokyo
ナイルレストラン
住所|東京都中央区銀座4-10-7
Tel|03-3541-8246
営業時間|平日11:30~21:30、日曜、祝日11:30~20:30
定休日|火曜、第1水曜
www.ginza-nair.com
02|尾上右近が語る「カレー愛!」【後編】
text: Rie Ochi photo: Maiko Fukui, Norihito Suzuki
2025年11月号「実は、スパイス天国ニッポン」



































