雲仙地獄で芯から温まる!
長崎・雲仙の温泉と文化をめぐる旅
歴史や文化を受け継ぎつつ、西九州新幹線(長崎〜武雄温泉間)の開業により新たな愉しみ方が生まれている、長崎。より気軽にアクセス出来るようになったいま訪れるべき、温泉、旅館、博物館、美食など、長崎・雲仙のおすすめスポットを5つご紹介。温泉をはじめ、癒しとゆったりと流れる時間を堪能する旅へ、いざ!
温泉と長崎の文化に浸る宿泊体験
界 雲仙
2022年11月にオープンした星野リゾートの新温泉旅館。館内は異国情緒が漂い、空間から長崎の歴史と文化が愉しめる。有名な「雲仙地獄」に隣接しており、癒しとともに活力みなぎる滞在体験が出来る。
全国の「界」ブランドで展開されている、地域らしさあふれる部屋づくりの「ご当地部屋」。界 雲仙では、和(日本)、華(中国)、蘭(オランダ)の要素が混ざり合った、長崎らしい設えが特徴の「和華蘭の間」を用意。空間から長崎旅行の気分を高めてくれる。
界 雲仙
住所|長崎県雲仙市小浜町雲仙321
Tel|050-3134-8092(9:30~6:00)
客室数|51室
料金|1室2万5000円~(税・サ別)
IN|15:00 OUT|12:00
アクセス|JR諫早駅より車で約1時間、長崎空港より車で約1時間半
施設|大浴場、足湯、食事処、トラベルライブラリーほか
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiunzen/
自然のチカラを五感で体感!
雲仙地獄
黄の香りが立ち込め、地の底から吹き出す蒸気と熱気が辺り一面を覆い尽くす光景は、まさに地獄そのもの。キリシタン殉教の舞台になった場所としても知られており、殉職碑も建てられている。大叫喚地獄やお糸地獄、清七地獄…と約30種の地獄(温泉)で構成され、さまざまな哀史や伝説を今に伝えている。
2016年にリニューアルされ、今までの「見る地獄」から「体感する地獄」に生まれ変わった。地獄内には遊歩道があり、約60分の“地獄めぐり”が楽しめる。途中には新たに整備されたスポットもあり、雲仙地獄を五感で楽しめる。
足を置くと地熱や噴気が体感できる休憩所「足蒸し(あしむし)」や、地獄の蒸気を使って蒸し上げた名物の温泉たまごが食べられる「雲仙地獄工房」、周辺の地獄を見学しながら温泉たまごが楽しめる「雲仙地獄見台」(兼休憩所)も体験しておきたい。
雲仙地獄
住所|長崎県雲仙市小浜町雲仙
Tel|0957-73-3434(雲仙観光局)
アクセス|長崎市内から車で約1時間30分、長崎空港から車で約1時間10分
昔懐かしい駄菓子や玩具が並ぶ
雲仙おもちゃ博物館
温泉街の一角にある、昭和にタイムスリップしたかのような感覚が味わえる博物館。ノスタルジックな雰囲気が漂う店内へ足を踏み入れると、1階は昔懐かしい駄菓子や玩具が所狭しと並び、思わず目移りしてしまう空間が広がっている。くじ引きのお菓子や日光写真、セルロイドのお面、メンコなどの玩具が約2000種類揃っている。
2階には約5000点の玩具が展示され、ブリキのオモチャやリカちゃん人形などが並ぶ。なかには、「なんでも鑑定団」にも出演するおもちゃコレクター・北原照久氏が鑑定した商品も。滅多にお目にかかれない逸品が集まる、大人も子どもも楽しめる博物館だ。
雲仙おもちゃ博物館
住所|長崎県雲仙市小浜町雲仙310
Tel|0957-73-3441
時間|10:00~17:30
料金|200円(2F博物館)
定休日|不定休
アクセス|JR諫早駅より「雲仙」行バス約1時間20分、県営バス「雲仙ターミナル」下車徒歩3分
昔ながらの焼き方”食べる温泉”を味わう
遠江屋本舗
「湯せんぺい」とは、小麦粉、砂糖、卵、重曹に温泉水を加えて練り上げた、ほんのり甘いサクッと香ばしい、ウエハースのような食感で“食べる温泉”とも称されるお菓子。明治初期、まだ島原城にお殿様がいた時代、温泉好きのお殿様に献上する菓子として製造されたのが起源とされている。
一丁3kgもある金型に生地を流し込み、一枚ずつ丁寧に焼き上げる、昔ながらの「純一枚手焼き製法」を守り続ける湯せんぺいの老舗・遠江屋本舗では、原料の説明から焼き方の手ほどきや湯せんぺいの歴史など、1人約30分の体験が楽しめる(要事前予約)。もちろん焼き上げた煎餅は持ち帰り可能。焼きたての湯せんぺいの格別の美味しさを堪能しよう。
遠江屋本舗
住所|長崎県雲仙市小浜町雲仙317
時間|8:30~22:00
定休日|不定休
Tel|0957-73-2155
※体験は小学校高学年以上より
※実施期間:3・4・5月/9・10・11月のみ
温泉の蒸気でつくる多彩な蒸し料理
海鮮市場 蒸し釜や
日本一の熱量を誇る小浜温泉の蒸気でつくる多彩な蒸し料理を味わえる、体験型グルメスポット。
水槽の中を泳ぐ新鮮な魚介類、野菜や点心セットなど、好みの食材を選び、小浜温泉の高温源泉の蒸気で蒸し上げる「蒸し釜メニュー」のほか、地元で水揚げされた魚介類でつくる「じげ丼」をはじめとする海鮮丼、さらには刺身や煮魚、天ぷらなどが味わえる定食メニューも揃っている。
海鮮市場 蒸し釜や
住所|長崎県雲仙市小浜町マリーナ19-2
時間|11:00~15:00(14:30 L.O.)、17:00~21:00(20:00 L.O.)
定休日|火曜
Tel|0957-75-0077
https://musigamaya.com/
読了ライン
温泉、街歩き、グルメ
多彩な体験と魅力あふれる雲仙へ
地獄パワーあふれる温泉や懐かしさのある体験、土地ならではの食…雲仙は心身を癒しながら非日常が味わえる、旅の醍醐味が詰まっている。昭和、平成、令和と移りゆく時間とともに、変わらないものが確かにこの場所にある。
雲仙へは、西九州新幹線(長崎〜武雄温泉)の「諫早駅」で降車し、バスやレンタカーでのアクセスがおすすめだ。
次の旅の目的地に長崎を選んでみてはいかがだろう。
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