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「小値賀島」暮らしてるような旅になる古民家の島
この夏は、長崎でのんびり島旅へ。

2019.7.18 PR
「小値賀島」暮らしてるような旅になる古民家の島</br>この夏は、長崎でのんびり島旅へ。
古民家レストラン「藤松」 外観

夏旅といえば、のんびり滞在できる離島めぐりがしたくなるもの。おすすめしたいのは佐世保港を起点に旅できる島々だ。2018年に世界遺産に登録された小値賀島をご紹介しよう。

旅の入り口は佐世保港がおすすめ!

野崎島、宇久島、小値賀島への旅は、距離が近く、船の便数が多い佐世保港がおすすめ。佐世保市は『「海風の国」佐世保・小値賀観光圏』として、観光圏の認定を受けている

古民家の島を暮らすように旅する
小値賀島

牛が放牧されている長崎鼻

西海に浮かぶ17の島々からなる小値賀町。小値賀島はその中心であり、島全体が西海国立公園に指定されている。活気ある漁港、のどかな田園風景、透明度の高い海、どこか懐かしい町の路地、地元で採れる美味しい魚と野菜、島の人々の穏やかな笑顔。ゆっくりと流れる時間とともに、小値賀島は旅人を温かく出迎えてくれる。

東洋文化研究家のアレックス・カーさんも、そんな小値賀島に惚れ込んだうちの一人だ。2007年、小値賀島に残る古民家再生プロジェクトに着手。旧藤松家の屋敷を改装した料理店「藤松」を皮切りに、島内に残る築100年以上の古民家をベースに一棟貸切スタイルの「古民家ステイ」をプロデュースした。室内には飛騨高山に拠点を置く柏木工の家具を取り入れるなど、建物のよさを生かしながらモダンで快適な空間にリノベーション。現在はそれぞれ趣きの異なる6棟が、いくつかの集落に点在している。

散歩をしたり、海で遊んだり、釣りをしたり、過ごし方は自由自在。島の民家を訪ねて、家庭料理をいただけるプランなども用意されている。暮らすように滞在することが、小値賀島を満喫する一番の近道なのだ。

小値賀島産食材を使った日本料理を味わう


当日朝に漁協で水揚げされた魚や島産の野菜を用いた料理を提供。いまの時季は「値賀咲」と名づけたイサキが堪能できる。写真は昼食の島幸3500円コース。

【DATA】
古民家レストラン「藤松」
住所:長崎県北松浦郡小値賀町前方郷3694
Tel:0959-56-2646
営業時間:11:00〜15:00(L.O.)、18:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日:火曜

古き美しさはそのままに快適な宿泊施設へ


田園集落の柳郷地区にある2階建ての一期庵。土間を中心に、アトリエ、ダイニング、座敷を備えた広々としたつくりだ。水回りはきれいで、空調設備も完備。ひと通りの調理ができるツールや生活家電などが揃い、設備も充実している。

【DATA】
古民家ステイ「一期庵」
住所:長崎県北松浦郡小値賀町柳郷
Tel:0959-56-2646(おぢかアイランドツーリズム協会)
宿泊料:2名1棟利用時の1名料金素泊まり1万3000円〜(税・サ別)
カード:不可
IN:14:00/OUT:11:00
ネット:なし
施設:浴室、キッチン

活版印刷を体験しよう!


約100年続く島で唯一の印刷会社、晋弘舎(しんこうしゃ)活版印刷所。4代目の横山桃子さんはOJIKAPPANを運営し、デザイン業と活版印刷業を営んでいる。活版印刷で貼り箱やポストカードがつくれるワークショップも開催。

【DATA】
OJIKAPPAN
住所:長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷1738
Tel:0959-56-2646
体験料:1人1版2500円
予約方法:おぢかアイランドツーリズム協会(0959-56-2646)まで

佐世保を起点に旅しよう!

長崎空港から佐世保駅まで、バスで約90分、乗合ジャンボタクシーで約55分。佐世保駅から佐世保港まで徒歩約5分。佐世保港から小値賀島まで、高速船で1時間半、フェリーで約2時間半〜3時間。

※時刻表または運賃については、佐世保観光情報センターに問い合わせ(Tel:0956-22-6630)
※小値賀島の問い合わせは、おぢかアイランドツーリズム協会(0959-56-2646)まで

《この夏は、長崎でのんびり島旅。》
1|潜伏キリシタンが残した秘島「野崎島」
2|平氏と大自然とパワースポットと「宇久島」
3|古民家の島を暮らすように旅する「小値賀島」

文=大森菜央/写真=林 和也
※本記事は、7/5に発売されたDiscover Japan8月号『120%夏旅。の一部を抜粋して掲載しております。

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