FOOD

出張でも旅気分!
おすすめのご当地グルメ【前編】

2022.5.21
出張でも旅気分!<br>おすすめのご当地グルメ【前編】

毎年出張で全国各地を訪れている小誌のスタッフが、取材や地域めぐりを通じて発見したおすすめの店を前後編記事でご紹介!その土地でしか味わえない海の幸や麺料理を堪能できる名店をご案内します。

《地方でしか食べられない海の幸》

青森県・八戸市
「みなと食堂」

©深澤慎平

「まず見た目。食べれば海鮮丼の概念が変わるかも」
師走の寒風吹く中、30分並んで対面した平目漬丼。平目の熟成具合から、米やタレの量、卵黄をからめていただくスタイルまで、もうこれ以外はないと思うほどの旨さに感動。ぜひ、せんべい汁とセットで(1350円)。

みなと食堂
住所|青森県八戸市湊町久保45-1
Tel|0178-35-2295
営業時間|6:00~14:30(L.O.14:00)
定休日|日曜

富山県・魚津市
「海風亭」

「富山の名物!ただのかりふわと侮るなかれ」
富山湾で捕れる深海魚のゲンゲ。海風亭のゲンゲの竜田揚げ(880円)は、外はかりっと中はふわふわな食感で、まさに“かりふわ”。が、しかし、ふわ、だけではない。ぷりっ、もある。感動は賞味した者しか得られない。

海風亭
住所|富山県魚津市釈迦堂1-13-5 美浪館 1F
Tel|0765-22-7303
営業時間|11:30~14:00(L.O.)、17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日|日曜
https://minamikan.com/kaihutei.php

福井県・福井市
「味処 庄屋」

「海の幸×発酵。福井の地酒と地物で幸福度が上がります」
福井の発酵食取材の際にたまたま出合ったお店。ここで人生初のなれずし(900円)を食べて、その美味しさに感動。そのとき旬のカワハギの刺身(950円)は、肝が絶品で福井の地酒がよく進んだな~。

味処 庄屋
住所|福井県福井市中央1-12-3
Tel|0776-23-0915
営業時間|16:30~22:30(L.O.22:00)
定休日|日曜
※海の状況によるメニュー変動あり
https://shouya-fukui.jp/

富山県・高岡市
「陣太鼓」

脂ののった刺身も絶品

「箸が止まらない!白エビを食べるために再訪したい店」
THE 地元の居酒屋って感じなのですが、海の幸がこんなに美味しいの!? と驚いた初の富山出張。中でも、噛んだ瞬間ふわーっと香りが広がる白エビの唐揚げ(770円)は最高。これだけで日本酒3合くらい進みそうです(笑)。

陣太鼓
住所|富山県高岡市桐木町32
Tel|0766-25-0033
営業時間|17:00~22:30(L.O.22:00)
定休日|月曜
https://www.jindaiko.jp/

長崎県・長崎市
「和食居酒屋 旬彩 ながや」

「一度見たら忘れられない見た目にびっくり!」
黒島取材の前に連れて行ってもらった店。ヤガラの刺身(1人前1500円、写真は3人前)は、見た目のインパクトとは裏腹に脂ののった上品な味で、アラから出汁を取った汁にしゃぶしゃぶして食べるのも美味しかったです。

和食居酒屋 旬彩 ながや
住所|長崎県長崎市万屋町4-13 二葉屋ビル3F
Tel|095-827-0077
営業時間|11:30~14:30(L.O.14:00)、17:30~23:00(L.O.22:30)
定休日|日曜
https://nagaya.owst.jp/

長崎県・長崎市
新富

©繁延あづさ

「ご主人のフグ料理への情熱もすてき!」
実はフグの名産地である長崎のフグ料理専門店。フグのフルコース(1万1000円)が堪能できます。肉厚なフグ刺しや、フグちりの〆の雑炊は悶絶モノ。フグのヒレ酒のためにつくられた酒器でのヒレ酒は本当に最高です。

新富
住所|長崎県長崎市古町46 ランスイ第一ビル1F
Tel|095-822-7955
営業時間|11:30~14:00(L.O)、17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日|不定休
https://f373100.gorp.jp/

《サクっと地元を味わうなら麺に限る!》

福島県・南相馬市
「双葉食堂」

「ちょっとピリ辛な味わいに箸も汗も止まらない!」
小高ワーカーズベースの和田智行さんに紹介いただいた、小高のソウルフード。ほどよい縮れ麺とピリ辛風味が癖になるもやしラーメン(750円)の味はもちろん、地元に帰ってきたような素朴な空間とおもてなしも◎。

双葉食堂
住所|福島県南相馬市小高区東町1-96-1
Tel|090-6780-3553
営業時間|11:00~14:00(L.O.) ※スープがなくなり次第終了
定休日|木曜、第1・3水曜

富山県・高岡市
「そば 蕎文+AN」

「足を踏み入れると、空間も蕎麦の佇まいもうっとりするほど美しい」
黒い岩の塊のような建物に入ると、ギャラリー併設のモダンな空間が広がる店。すだち蕎麦(1500円)は、細めで噛み応えのある麺と、すだちの果汁が混ざりさっぱりとしたつゆが絶妙にマッチ。夏に食べたくなる味です。

そば 蕎文+AN
住所|富山県高岡市下島町181-1
Tel|0766-25-2570
営業時間|11:00~14:30(L.O.14:00)
※なくなり次第終了
定休日|月・火曜、ほか不定休あり
http://www2.tcnet.ne.jp/an-an02/kyoubun.htm

京都府・京都市
「萬福」

「地元で70年以上愛され続けている、素朴で落ち着く一杯」
外観に目を奪われて入り、内観に圧倒される。大衆の胃袋を支えてきた力と時間が店のあちこちに積み重なっている。たまにテレビを見上げながら、中華そば(700円)をすする。それでいい、と言われてる感じもいい。

萬福
住所|京都府京都市下京区鶏鉾町474
Tel|075-221-4712
営業時間|〔月~金曜〕11:30~15:00(L.O.14:30)、18:00~24:00(L.O.23:30)、〔土曜〕11:30~15:00(L.O.14:30)、18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日|日曜、祝日

新潟県・村上市
「玉寿し食堂」

「〝寿し〟だけどラーメン。 ずっと以前は鮨の店で屋号を受け継ぐ」
ランチ先を探していたときに「寿し」の文字を発見。地元の人たちが列をなしているし、海沿いだしと並びました。ところが実はラーメン店。でも鮨気分が完全に吹き飛ぶほど、野菜ラーメン塩味(800円)は満足度の高い一杯。

玉寿し食堂
住所|新潟県村上市岩船下浜町4-24
Tel|0254-56-7138
営業時間|11:00~16:00(L.O.)
定休日|木曜

京都府・京都市
「殿田」

「味はもちろん、働く姿も美しい京都の名店」
注文するメニューはいつも同じで、取材のときにつくってくれたたぬきうどん(600円)ばかり。厨房の奥でお客さんのためにせっせと仕込みを続けるおばあちゃん、元気かな。京都出張の折には、必ずおじゃまします。

殿田
住所|京都府京都市南区東九条上殿田町15
Tel|075-681-1032
営業時間|10:30~17:00(L.O.)
定休日|水曜(祝日の場合は翌日休)

山口県・長門市
「麺宗祐気」

地産地消と健康がテーマの店!

「自家製麺にからむさっぱりしたスープが抜群に美味い!」
鶏ガラ、塩、煮干しなどの地元食材を使用した無添加スープは、毎回飲み干してしまうほど。おすすめは定番の地どりラーメン(790円)。添えられたユズコショウもいいアクセントに。午後の取材の活力となる一杯です。

麺宗祐気
住所|山口県長門市西深川3277-1
Tel|090-7894-6459
営業時間|11:00~15:00(L.O.)
定休日|火・水曜、ほか不定休

和歌山県・和歌山市
「中華そば専門店 井出商店」

「ラーメン店で寿司も味わう和歌山スタイル」
豚骨の香りに誘われ入店。濃厚な豚骨醤油ベースの中華そば(750円)は、こってり系で癖になる味わい。机の上にどさっと置かれた早寿司(和歌山名物の鯖寿司)は、ラーメンとの相性抜群。

中華そば専門店 井出商店
住所|和歌山県和歌山市田中町4-84
Tel|073-424-1689
営業時間|11:30~22:00(L.O.21:30)
定休日|木曜
https://ideshoten.stores.jp/

熊本県・人吉市
「丸一蕎麦屋」

出汁と卵の一体感が絶妙の忘れられない味

「飲んだ翌日に絶対効く癒しの親子そば」
これぞ癒しの親子そば(850円)。月見そばに浮かべる卵を割るのも楽しいけれど、このかきたまになって出汁と溶け合う卵ときたら! 滋味深く癒してくれる一杯。絶品のおにぎりもぜひ一緒に。

丸一蕎麦屋
住所|熊本県人吉市二日町7
Tel|0966-22-3078
営業時間|10:30~17:00(L.O.16:30)
定休日|水曜(祝日の場合は翌日休)
https://maruichisobaya.com/

※状況により営業時間などが変更となる場合があります。来店の際は店舗に営業状況を問い合わせください。

 

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text & photo: Discover Japan
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