近江茶丸吉に学ぶ、
自宅で極上のほうじ茶体験を。
ほうじ茶の知られざる世界へ
大手コーヒーチェーンに登場したほうじ茶フラペチーノが話題になるなど、人気が高まりつつあるほうじ茶。その魅力を「近江茶丸吉」にたずねました。今回は、茶葉の部位、焙煎温度&時間など、一つひとつでガラリと変わるほうじ茶の香りと味わいをひも解きます。
香りや味のチャートから、茶葉の種類もヒントに
「近江茶丸吉」には、“茶の目利き”である吉永さんが100種類以上の中から茶葉を選び、ブレンドしたほうじ茶が並ぶ。開発の際は、「香りと味を重視」、「香りと甘みを生かす」など、味や風味の方向性を定めて焙煎方法を変えた。こうして、それぞれの香りや味の違いが際立った10種類以上のほうじ茶が完成する。五感を働かせてお茶を楽しんでもらいたいという思いから、メインのほうじ茶にはパッケージの情報量は最小限とし、一番から十番のナンバーを振る。
好みのほうじ茶を探すには、チャートから選ぶのも楽しいが、茶葉の種類を手掛かりにする方法も。たとえば一番は、1番茶の新芽の上部が中心のお茶。新芽の先は旨みが凝縮されるため、高級煎茶に用いられることも多く、一番も後からくる旨みが特徴。二番・三番・四番は茎や葉脈を使った「かりがね」。「かりがね」は香り高くあっさりとした後味が多い。九番・十番では10月頃に摘採する秋冬番茶を使用。さっぱりとして甘みのある独特の味わい。
変化に富むほうじ茶の数々。自分好みの茶葉をじっくりと選びたい。
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近江茶丸吉
住所|滋賀県甲賀市土山町大野2723
Tel|0748-67-1333
営業時間|9:30〜18:00(ショップ)、10:00〜18:00(茶房)
定休日|火曜(茶房のみ)
www.houjicha-maruyoshi.com
text:MakikoShiraki(ArikaInc.) photo:AkaneYamakita
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