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サステイナブルなうつわ産地。
有田の次の400年はSDGsから生まれる?
後編|産地間の連携で実現した町づくり

2021.8.12 PR
<small>サステイナブルなうつわ産地。</small><br>有田の次の400年はSDGsから生まれる?<br><small>後編|産地間の連携で実現した町づくり</small>

400年続くサステイナブルな日本有数の磁器産地・佐賀県有田町が、「SDGs元年」を合言葉に早くも前進をはじめています。後編では、有田町が実現したサステイナブルな町づくりの仕組みや、外部クリエイターから見た有田の可能性について紹介します。

≪中編を読む

産地の未来をみんなでつなぐ!
産地間の連携がサステイナブルな
町づくりを実現しています

組合が複数存在する焼物産地としての有田町。窯元だけで160社以上存在し、各社しのぎを削り合うことで産地を盛り上げてきた。もちろんいまも競合であることに変わりはないが、佐賀県が推進した有田焼創業400年事業が産地の未来を見つめ直す転機になった。特に若手たちの横のつながりは強くなり、有志が集うことで新たな動きが起こっている。

危機意識をもつことが第一歩
外部クリエイターから見る
有田の可能性とは?

〈お話をうかがった人〉
デザイン・ディレクター/
有田町クリエイティブアドバイザー

浜野貴晴さん
東京を拠点に毎月有田町に通い、産地支援を継続。地域ブランディングや企業の商品開発を手掛け、グッドデザイン賞など受賞歴多数。

スターバックス コーヒー ジャパンと有田焼のコラボを手掛けた縁もあり、佐賀県窯業技術センターの研究員として有田焼創業400年事業にかかわった浜野貴晴さん。現在も有田町クリエイティブアドバイザーとして活動中だ。そんな浜野さんが考える有田のSDGsとは。

「産地としての持続可能性に対して危機意識をもった人たちが存在し、前向きに問題解決に動いているのが一番の強み。保守的になりがちな地域産業の中で、私のような外部の意見にも耳を傾け、産地のためになることは積極的に取り入れようという挑戦的な動きもあります。また、消費者を産地に呼び込む動きも活発。そういった取り組みもまた産地の継続につながるはずです」。

SDGsをテーマにしたイベントが開催!

NEXTRADの取り組みとして、2021年10月22日(金)・23日(土)に、SDGsをテーマとした有田焼の磁器の製造プロセスを紹介する展示イベントと、オープンファクトリーを佐賀県陶磁器工業協同組合で開催予定! 詳細は、「NEXTRAD」公式ウェブサイトでご確認ください!

有田の観光情報については、有田観光協会公式ウェブサイト「ありたさんぽ」をチェック!

有田町へのアクセス
電車|福岡空港からJR博多駅を経由してJR有田駅まで約1時間35分、佐賀空港からJR佐賀駅を経由してJR有田駅まで約1時間30分、長崎空港からJR大村駅とJR早岐駅を経由してJR有田駅まで約1時間30分
車|福岡市内から西九州自動車道波佐見有田ICまで1時間20分、佐賀空港からリムジンタクシーで1時間30分※波佐見有田ICから有田町内まで約5分

サステイナブルなうつわ産地。有田の次の400年はSDGsから生まれる?
前編|キーマンたちが語る有田の未来とは
中編|有田町のSDGs取り組み事例
後編|産地間の連携で実現した町づくり

text: Tsutomu Isayama photo: Kazuya Hayashi map: Alto Dcraft
2021年9月号「SDGsのヒント、実はニッポン再発見でした。」

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