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日本最高峰の茶処で生まれた「宇治茶」とは?

2021.5.19
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日本最高峰の茶処で生まれた「宇治茶」とは?

かつて将軍へ献上する「茶壷道中」が毎年行われていたという宇治茶。お茶好きなら知っておきたい、数百年の歴史をもつ銘茶の基礎知識を紹介します。

宇治茶の年表

鎌倉時代
・中国から露地栽培の「抹茶」を湯に注いで飲む
・「点茶法」が伝わる
・栂尾や宇治で、茶の栽培が開始される

室町時代
・足利幕府の奨励で「宇治七茗園」と呼ばれる茶園が開かれる
・足利将軍家や京都の天皇家の庇護を受け、「日本一の茶」と呼ばれるようになる

安土桃山時代
・宇治で「覆下栽培」と呼ばれる栽培法がはじまり、日本特有の抹茶が誕生
・千利休が「茶の湯」を大成させる

江戸時代
1654年|中国から釜炒りで揉み製の茶葉に湯を注いで飲む「淹茶法」が伝わる
18世紀前半|黄檗宗の僧・売茶翁が「通仙亭」を開いて煎茶を売り、喫茶の風習を広める
1738年|宇治田原湯屋谷の永谷宗円が
「宇治製法」を生み出す。蒸し製法による煎茶の誕生
・ 覆下栽培と「宇治製法」が結び付いた「玉露」が誕生

明治時代
1879年|横浜で第1回製茶共進会が開催され、宇治製法が特別賞を受賞

大正時代
1926年|京都府立木津農学校に全国唯一の茶業専攻科が設けられる

宇治茶の特徴

宇治茶の本場といわれるのは、京都府南部の山城地域。この地の生産量は国内産茶葉の中では実は3%にとどまり極めて稀少だが、その高い品質が国内外に知られている。山城地域特有の風土・気候を利用してつくられた宇治茶は、爽やかですっきりとした香りと味わいが特徴だ。

実は4県にまたがっています

宇治茶は登録商標で、京都・滋賀・奈良・三重の4府県産茶葉を京都府内で宇治地域に由来する製法により仕上げた緑茶だ。

京都府宇治田原町の契約農家が栽培した茶葉を使用したオーガニック茶がお取り寄せできます

煎茶。豊富なミネラル豊富で
飲みやすいのが特徴


希少なオーガニック玉露。
玉露ならではの旨味を味わえます。


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text :Saho Kazato(Arika Inc.) photo : Atsushi Yamahira, Maru Nakatani
2017年6月号「日本茶の時代がやってきた」


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