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温泉へ行く前に知っておきたい!入浴のマナー
|温泉Q&A

2021.1.18
温泉へ行く前に知っておきたい!入浴のマナー<br>|温泉Q&A

冬でも夏でも入りたい、みんなが大好きな温泉。しかしながら、ひとえに温泉といっても温泉地や施設、湯によって千差万別。温泉に関するさまざまな疑問をQ&Aでまとめてみました。

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Q.熱い湯とぬるい湯はどちらが身体にいいの?

A.42℃以上の熱い湯は身体の活動を活発にする交感神経を刺激。ぬるい湯は身体を休息させる副交感神経の働きが高まるので、体調や目的に合わせて使い分けるのがベター。

Q.湯の花って何ですか?

A.高温の温泉が地上に湧き出て温度が下がることによって、溶けきれずに残った温泉成分が固まったもの。これを集めて乾燥させたものを入浴剤として温泉街で販売していることも多い。

Q.泉質が同じなら、どの温泉でも効果は一緒?

A.温泉(療養泉)の泉質は主成分の種類や量によって10種類に大別されているが、含まれている成分すべての種類や量を考えると、ひとつとして同じ温泉はないといえる。そのため温泉の効果も千差万別。自分に合った温泉の特徴を把握しておくと安心。

Q.入浴回数が多いほど、効き目があるの?

A.一般的には多くても一日に2〜3回の入浴が目安。せっかく温泉に来たからといって、それ以上頻繁に入浴したり、長時間入浴し続けるのは、身体に負担がかかってしまうので逆効果になってしまう。

Q.混浴に入ってみたい!

A.歴史ある名湯といわれる温泉には、混浴が多いという特徴がある。タオルや専用の湯浴み着で入浴できる場合も多いので、事前に確認しよう。初心者には湯に色があり、浸かると身体が見えない温泉がおすすめ。

Q.妊娠中でも温泉に入れますか?

A.これまで「妊娠中は入浴を避けるべき」とされていたが、なるべく安定期で体調に問題がなければ妊娠中でも温泉を楽しめる。ただ、泉質や泉温、浴室での転倒などには注意が必要。刺激の少ない単純温泉を選ぼう。

Q.湯治宿ってどんなところ?

A.湯治とは、温泉療養を目的に温泉地に長期間滞在することをいうが、その際に宿泊する施設を湯治宿という。湯治は古くから日本で行われているため全国各地に湯治宿が存在し、湯の質がよい宿が多い。

入浴のマナー
スマートな温泉の入り方
こんな入り方はNG
温泉の定義って?
温泉分析表の見方
温泉Q&A

text:Miyuki Tominaga, Akiko Yamamotoi
llustration:Mariya Arai 協力=日本健康開発財団(主席研究員 後藤康彰 医学博士)
2016年4月「30分で納得 ニッポン文化集中講座 マナー」


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