いまさら聞けない手紙のマナー
|書き方講座
帰省が叶わない人も多い今年の年末年始。こんなときだからこそ「手紙」で一年分の感謝を伝えてみませんか? 贈り物に手書きのメッセージを添えるのもいいかもしれません。メールが一般的な現代ですが、ここぞというときに手紙を添えるのが大人のたしなみ。手紙は相手やシチュエーションによって紙の種類を決め、書き分けをしましょう。それぞれのルールやマナーを身につけるだけで、見た目もキレイな手紙が書けるようになります。
重要な書類などを送る時
~封筒~
相手の名前を中心に、かつ大きな字で。社名も書く際は、封筒の中心が、社名と宛名の間になるように。住所は基本的に1行で収めたいが、2行になる場合、マンションやビル名などは少し下げて書き、小さめに添える。裏書きは左に寄せて書く。
時候の挨拶、お礼状を送る時
~ハガキ~
内容が誰にでも見られるので、簡単な挨拶状の場合に用いる。無地でもよいが、ビジネスの場合でも派手にならない程度の、季節感のあるデザインのものを選んでもよい。その場合は、絵柄を生かした配置で書く。宛名の書き方は基本的に封筒と同じ。
贈り物に気持ちを添える時
~一筆箋~
贈り物などに添えて簡潔に伝えるもので、メモ書きの延長。特に書き方のルールはないが、適度に余白を生かして書くと見やすい。便箋の場合と異なり、相手の名前を先に書く。メール同様、「いつもお世話になっております」からはじめてもよい。
簡単な伝言を残す時
~メモ~
社内の同僚に向けてや、家族に宛てて、簡単な内容を残すもの。メモ用紙や付箋もさまざまなデザインのものが登場しているので、相手のことを考えて選ぶのも楽しい。親しい相手なら、一筆箋代わりに贈り物に添えて使うこともできる。
いまさら聞けない手紙のマナー
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copyist : Tomoko Kawano letter supervision text : Discover Japan photo : Yuri Kashiwagi
2016年4月「30分で納得 ニッポン文化集中講座 マナー」