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春を眺めながら
青梅・福生の和文化に浸る

2020.2.20 PR
春を眺めながら<br>青梅・福生の和文化に浸る

東京を代表する日本酒のひとつ
「澤乃井」の美味しさの秘密

清々しい空気と豊かな自然が広がる東京の青梅・福生へ、春を満喫する旅に出掛けましょう。旅のキーワードはお酒と和文化。蔵元を訪ねたり、日本の伝統美に魅せられたり……。梅や桜、つつじなどが鮮やかに彩る絶景も待っています。

新宿から電車で約1時間半。まず向かうのは、清らかな多摩川のほとりにある「小澤酒造」。創業は1702年。300年以上にわたって、青梅の地で日本酒を造り続けてきました。

旅のはじまりは、日本独自の文化ともいえる日本酒の魅力に触れに、「澤乃井」を醸す小澤酒造へ。蔵のある青梅市沢井は多摩川の清流が流れ、四季の美しい情景も魅力的で、多くの芸術家が愛した土地ともいわれています。こちらの酒蔵では、無料の酒蔵見学を開催しており、酒造りに使用される仕込み樽や熟成酒が並ぶ蔵内を歩きながら、酒造りの工程だけでなく、その歴史・文化についても学べます。見学の最後に用意されている利き酒もおたのしみに。

小澤酒造ならではの美味しさを生む一番の秘密は水にあります。酒造りの全工程で、敷地内と山奥にあるふたつの井戸に湧く、透きとおった美しい天然水を使用しています。

見学後の利き酒で味わい足りなければ、敷地内にある「きき酒処」へ。新緑が美しい春先には、多摩川の大自然を愛でながら、常時10種類前後の日本酒を堪能することができます。季節限定のものもあり、春先に並ぶ「花見新酒」はぜひ味わってみてください。

右)川沿いには遊歩道があり、緑豊かな自然の中で散歩を楽しめます。中央・左)酒蔵見学の後は、ぜひきき酒処へ。最上級の大吟醸「凰」や純米吟醸「蒼天」など、さまざまな日本酒が楽しめるため自分好みの味わいを探してみてほしい。きき酒を行った後は、おちょこのお持ち帰りも可能。

Data
〒198-0172
東京都青梅市沢井2丁目770
http://www.sawanoi-sake.com/

※酒蔵見学は 1日4回(事前予約推奨。11時、13時、14時、15時/月曜休、ただし祝日の場合は開催、翌火曜休)、きき酒処での試飲は1杯200円~(おちょこ付き)

※2020年2月20日現在の情報です。最新のイベント開催状況については自治体・観光協会HP等でご確認ください。

TAMASHIMA.tokyoサイトはこちら↓
 https://tamashima.tokyo/campaign/2020spring/

時代を越えて愛される日本の伝統美

小澤酒造から徒歩10分ほどの距離に位置する「櫛かんざし美術館」。櫛(くし)とかんざしなどの伝統的な髪かざりや衣装、生活用品など、時代ごとに日本の女性を美しく彩ってきた身装品から、日本の美を感じてほしい。

小澤酒造で日本文化を体感したあとは、日本女性の髪かざりをテーマにした「櫛かんざし美術館」へ。

同館の所蔵品は、江戸から昭和までの櫛とかんざしを中心に、紅板(昔の携帯用化粧道具)、はこせこ(懐紙や鏡などを入れて懐にはさむ箱形の装飾品)、矢立(携帯用筆記具)などさまざまで、その数は約4000点。いずれも金や銀、琥珀、象牙、べっ甲などの上質な素材を使い、木工、金工、漆工といった伝統的な技によって生まれたものばかり。その華やかさ、精緻さには日本ならではの美が凝縮されています。

先人の技術の粋を感じられる装飾品に秘められた、芸術作品としての美の世界も楽しんでみてはいかがでしょうか。

右)江戸から昭和にかけての形状や材質の変遷が楽しめるほか、春は桜、夏は涼など、季節に合わせて工芸品の展示替えも行います(年4回)。中央・左)美術館のロビーにはミュージアムショップが併設され、櫛かんざしをはじめとした、工芸品も販売されています。

Data
〒198-0064
東京都青梅市柚木町3丁目764-1
http://kushikanzashi.jp/

早春を告げる、梅の香り漂う梅まつり

春の訪れを告げる梅の花。青梅市の吉野梅郷地区では、4000本以上の梅が花開きます。なかでも「青梅市梅の公園」には、144種1200本の梅が植えられており、早咲き、中咲き、遅咲きと順に開花し、長い期間、訪れる人の目を楽しませてくれます。

吉野梅郷地区は、梅の名所ランキングで日本一にも選ばれたことのある、春を感じられるスポット。最盛期になると「青梅市梅の公園」にはピンクや白、赤など色とりどりの花が咲き誇り、桃源郷ともいうような美しい光景が広がります。

梅の花の見頃にあわせて開催されるのが「吉野梅郷梅まつり(2月23日~3月22日)」。

2014年に園内の梅が病気になってしまい、すべて伐採されてしまいましたが、2016年に幼木(苗木)を植栽し、梅の郷はその華やかさを取り戻しつつあります。復活を遂げようとする梅まつりを、ぜひその目で確かめてみてください。

右・中央・左)青梅市の梅郷地区には、早咲きや中咲き、遅咲きが植えられているため、時期をずらすことで、訪れるたびにあたらしい春の絶景を楽しめることでしょう。

Data
〒198-0063
東京都青梅市梅郷
https://www.omekanko.gr.jp/event/5099/

※写真は再植栽前の最盛期(2008年前後)のものです。
また、2019年の台風19号による土砂崩落の影響で、園内でレジャーシートなどを敷くことは難しい状況です。

見ているだけで心躍る、カラフルな絶景!

春を鮮やかに彩る花・つつじ。毎年4月中旬から5月上旬には、塩船観音寺の境内は約1万7000本のつつじの花で埋め尽くされます。

もし、梅まつりの時期に訪れることができなくてもご安心を。青梅には、さまざまな春の絶景が存在します。

そのひとつが見られる塩船観音寺は、1300年以上前に開かれた古い歴史をもつ寺院。茅葺きの仁王門や本堂、阿弥陀堂は室町時代に建てられたもので、国の重要文化財にも指定されています。

すり鉢状になった境内の斜面には、約1万7000本のつつじが植えられており、毎年4月中旬から5月上旬にかけて、いっせいに花を咲かせます。さらに、つつじの見頃にあわせて「塩船観音つつじまつり」も開催。つつじ園の中には通路が設けられているため、斜面中央に立って見上げると、つつじが彩る艶やかな光景に包み込まれることでしょう。

右)塩船観音寺を訪れたならば、御朱印もお忘れなく。中央)通常の本堂御本尊御朱印(白地)のほか、2020年の干支である子年限定「千手観音」の御朱印(青地)も用意。美しい筆づかいにも注目です。左)つつじの種類は約15種類。みつばつつじ、やまつつじ(写真)、みやまきりしま、ひらどつつじなど、さまざまな表情が楽しめます。

Data
〒198-0011
東京都青梅市塩船194
http://www.shiofunekannonji.or.jp/

※2020年2月20日現在の情報です。最新のイベント開催状況については自治体・観光協会HP等でご確認ください。

日本酒の蔵元が造る、至極のクラフトビール

1863年創業の「石川酒造」では、敷地の地下150mからくみ上げる天然水を使い、日本酒はもちろんビールも醸造。敷地内にある「福生のビール小屋」では、できたてのクラフトビールが味わえます。

旅の最後は、福生市で地酒とクラフトビールの醸造を行う石川醸造へ。こちらは日本酒の蔵元でありながら、130年以上前にビール醸造にも挑戦するなど、伝統を守りながらも革新を続けてきた名蔵です。

1998年には「多摩の恵」の名前で111年ぶりにビール醸造を復活。香り豊かなペールエールタイプを中心に、日本ビールの王道であるピルスナー、麦芽をローストした濃い色のデュンケルなど多彩なスタイルのビールを醸造しています。そのほか、フルーティな香りが特徴の「TOKYO BLUES」など、東京の地で醸された“真の東京”のクラフトビールが楽しめます。

そのできたてビールを、ピザやパスタとともに味わえるのが、蔵に併設された「福生のビール小屋」。定番人気の料理は、石川酒造の日本酒「多満自慢」の酒粕を用いた「桜海老と酒粕クリームチーズのピッツァ」。
春には八重桜が咲くテラス席で、東京生まれのビールと料理のマリアージュを味わいながら、目と口で春を楽しんでみてください。

右)お土産を買うなら敷地内のショップ「酒世羅」へ。中央)福生のビール小屋では、約7種類のできたてビールが揃います。左)3種類の味を楽しめる「福生産ソーセージの盛り合わせ」もぜひご賞味を。

Data
〒197-8623
東京都福生市大字熊川1 福生のビール小屋
http://tamajiman.co.jp/koya/

花を愛で、旬を味わい、和の心にふれる。
五感で楽しむ青梅・福生の春旅はうららかで、心をやさしく満たしてくれます。

TAMASHIMA.tokyoサイトはこちら↓
https://tamashima.tokyo/campaign/2020spring/

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