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《リゾナーレ下関》
関門海峡に新たに誕生。
風土を生かした絶景リゾート
前編|海峡のデザイナーズホテルとは?

2026.2.26 PR
《リゾナーレ下関》<br>関門海峡に新たに誕生。<br> 風土を生かした絶景リゾート<br><small>前編|海峡のデザイナーズホテルとは?</small>

2025年12月、山口県下関市の関門海峡を望むウォーターフロントに「リゾナーレ下関」がオープンした。地域性を生かし海に調和したデザインと、海峡を遊び尽くす滞在を提案するリゾートの魅力を編集部が実際に体験し、徹底解剖する。前編では、建築・デザインやホテル内の施設・アクティビティなどをご紹介!

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関門エリアを楽しみ尽くす
新たな旅の拠点が誕生

星野リゾートのリゾートホテルブランド「リゾナーレ」の8施設目として、2025年12月11日に「リゾナーレ下関」が開業した。古くから交通の要衝であり、源平合戦や明治維新など数々の歴史の舞台となってきた下関は観光資源が豊富なエリアだが、宿泊の選択肢が少なく、日帰り型の観光地というイメージが強かった。しかし今回のリゾート開業によって、下関と対岸の北九州市を含めた関門エリア全体の活性化が期待され、注目を集めている。

地上12階建ての「リゾナーレ下関」。高層部は円弧を反転させて重ねたふたつの曲線、低層部は約250mの大きな曲線で構成され、海峡の景色と一体となる造形を生み出している。外装は光と空の色を受け止める白い左官仕上げを施し、自然に溶け込む佇まいを目指した

コンセプトは“海峡のデザイナーズホテル”。関門海峡が目の前という絶好のロケーションを生かし、唯一無二である景観を全面に打ち出している。187室すべての客室は海峡ビューで、関門海峡の海の色であるエメラルドグリーンを基調とした空間と、額縁のような大きな窓に切り取られた景色は格別。最上階の客室「海峡カバナスイート」のリビングには白い砂浜が広がり、ハンモックに揺られながら、プライベートビーチで寛ぐような滞在がかなう。

海水や客室排水熱を利用したリゾート施設づくり
客室は環境にも配慮。照明スイッチと空調・換気システムを連動させ、エネルギーを削減する省エネ設計。客室排水熱をプールの水温維持に活用するなど、エネルギー使用量の削減を目指している

1日に約500隻もの船が行き交う関門海峡は、刻一刻と変化する表情を見せてくれる。日の出とともにオレンジ色に染まる朝、水面がエメラルドグリーンに輝く昼、対岸の門司港の夜景がきらめく夜。自然と人の営みが交差する情景は想像を超えた美しさで、時間を忘れて見とれてしまう。

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関門海峡の地域特性を
生かした建築

有機的なデザインや屋上緑化など、
先進的な環境技術を導入

施設内も湾曲した有機的な曲線で成り立っている。ロビーからBooks&Cafe、ナーサリーがシームレスに続く。壁がなく、曲線を取り入れたデザインにより、居心地のよい空間に

唐戸市場や水族館が並ぶウォーターフロントに佇むリゾナーレ下関は、まるで海峡を行き交う船のような造形だ。リゾナーレブランドとしてははじめてゼロからつくり上げた建物は、地域性を生かし、風景に溶け込むランドスケープにこだわった。空間デザインをクライン ダイサム アーキテクツ(KDa)、建築デザインを日本設計が手掛けているが、特に注力したのが曲線だという。

芝生やベンチが備わり、関門橋が一望できる、なみなみテラス。先端に向かって傾斜する波のようなデザインが特徴。屋上緑化により蓄熱を抑え、建物内の温度を快適に保つ設計になっている

関門橋や波など下関を象徴するかたちとして曲線を外観や施設の至るところに取り入れた。角度によって表情を変える曲線は、かつて下関を行き交っていた北前船の帆にも、ダイナミックな潮流や下関の海を泳ぐイルカやフグのフォルムにも、見る人によってさまざまな想像をかき立てる仕掛けになっている。館内にはフグをモチーフにしたグラフィックがちりばめられているが、これはフグの展示種類数世界一を誇る近隣の水族館「海響館」から着想を得たもの。この地ならではの遊び心あふれるデザインを見て回る時間も楽しい。

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海峡を楽しみ尽くすための
場所が充実

子どもが飛び跳ねて遊べるふわふわドーム、憩いエリア、アペロエリアがある、ふぐビーチ。上から見ると、植栽やソファがフグの柄のよう。舗装にもフグのパターンがちりばめられている

リゾート内には砂が敷き詰められた「ふぐビーチ」、関門橋を眺めながら思い思いの時間を過ごせる「なみなみテラス」など、海峡を楽しみ尽くすための場所が充実している。

フグをモチーフにした、ふぐプール。関門海峡の海水を電気分解して、プール滅菌に利用している。省資源につながるだけでなく、塩素臭も低減できるため快適に過ごすことができる

ロビーに入ると目に飛び込んでくるのはフグで彩られたカラフルな「ふぐプール」。全天候型屋内プールに備わる全長約30mのウォータースライダーは関門海峡の潮の流れと同じ10ノットの速度。潮流に流されているようなスリル満点の体験ができる。水の流れを使って遊べる遊具も揃い、ファミリーに人気だ。

関門海峡の海水を利用したインフィニティプールは、水面が海や空と一体となるように設計。一年を通じて快適な水温が保たれており、冬は温かい。ビーチがない関門海峡において、海を眺めながら海水に浸れる場所は貴重で、かつて塩づくりが盛んだったという土地の歴史も反映している

一方、目の前にある関門海峡の海水を使用しているインフィニティプールは大人が寛ぐための場所。水面が海や空と溶け合う非日常の空間で、まるで関門海峡と一体になるような感覚に浸れる。早朝のプールで開催されるアクティビティ「海峡アクアウォーク」もおすすめ(4月14日まで開催)。水中ストレッチで身体を動かした後、インフィニティプールから朝日を眺めて寛ぐ時間は、ここならではの贅沢な体験といえる。そのほかにも関門海峡を船でクルーズしながら船舶ルールを学べる「はじめての関門海峡」、フグの魅力を深掘りできる「海響館講座」など、アクティビティも満載だ。

冬季限定の「Kaikyo Sauna」。関門海峡の壮大な景色を一望できる大きな窓を配したつくりが特徴。セルフロウリュで好みの温度にでき、外気浴を楽しむととのいスペースも備わる

滞在中は周辺の観光も。下関は旧下関英国領事館、旧秋田商会ビル、日本最古の現役郵便局など歴史的建造物が点在しており、レトロ建築めぐりが楽しめる。安徳天皇を祀る赤間神宮、宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦の場である巌流島など、歴史スポットにも事欠かない。活気あふれる唐戸市場で新鮮な海の幸に舌鼓を打ち、船で5分ほどの門司港へ足を延ばして角打ちで一杯を楽しんでも。リゾナーレ下関には数泊しても足りないほどの体験が待っている。

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【後編】
フグをはじめ下関の美味を堪能

 
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リゾナーレ下関
前編|海峡のデザイナーズホテルとは?
後編|フグをはじめ下関の美味を堪能

text: Rie Ochi photo: Atsushi Yamahira
2026年3月号「訪ねる建築 暮らす建築」

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