《佐渡島〜新潟》
金鉱遺産の島の
歴史と文化に触れる
｜国内のおすすめ船旅ルート9選

島国・日本にはさまざまな海の道がいまもある。物流や文化交流の懸け橋となった歴史あるルートや、船だからこそかなう旅路など、個性豊かな航路を編集部が9つに厳選。今回は金鉱遺産の島の歴史と文化に触れるフェリー航路をご紹介！

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佐渡・両津港〜新潟市・新潟港
佐渡・小木おぎ港〜上越市・直江津港
佐渡汽船〈おけさ丸／ときわ丸／こがね丸〉

江戸幕府の財政を支えた相川あいかわ金銀山で知られる新潟・佐渡島。産出された金銀は小木港から海を渡って新潟本土で陸揚げされ、江戸城まで運ばれていた。「佐渡汽船」ではそんな歴史ある小木港、そして両津港を本土と結ぶ。

佐渡の文化は“日本の縮図”とも呼ばれるが、それは海運の功績が大きい。流罪にされた貴族が伝えた貴族文化、鉱山の発展により奉行や役人が持ち込んだ武家文化、北前船の船乗りが運んだ町人文化が融合し、独特の文化が育まれたという。

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船舶DATA
おけさ丸
全長｜134.7m
全幅｜21m
総トン数｜5855t
客室数｜17室
定員｜1587人
車の積載｜可（290台）
就航年｜1993年
Wi-Fi｜あり

ときわ丸
全長｜125m
全幅｜21.8m
総トン数｜5380t
客室数｜12室
定員｜1461人
車の積載｜可（168台）
就航年｜2014年
Wi-Fi｜あり

こがね丸
全長｜116.5m
全幅｜16m
総トン数｜2483t
客室数｜10室
定員｜584人
車の積載｜可（150台）
就航年｜2023年
Wi-Fi｜あり
※客室数は、1等指定席及び2等自由席の大部屋を1室として計算

問｜佐渡汽船
Tel｜025-245-7211（8:00～17:00）

 

愛知・伊良湖港〜三重・鳥羽港
 
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text: Natsu Arai
2025年7月号「海旅と沖縄」