《壱岐島・印通寺港〜佐賀・唐津東港》
古代から重宝された
大陸文化の玄関口
｜国内のおすすめ船旅ルート9選

島国・日本にはさまざまな海の道がいまもある。物流や文化交流の懸け橋となった歴史あるルートや、船だからこそかなう旅路など、個性豊かな航路を編集部が9つに厳選。今回は、最先端の文化が伝来した港町の情緒を感じるフェリー航路をご紹介！

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長崎県壱岐市 印通寺港〜佐賀県唐津市 唐津東港
九州郵船〈エメラルドからつ／ダイヤモンドいき〉

九州北西部に位置する静穏な佐賀・唐津東港と、壱岐島の海の表玄関のひとつ印通寺港。ともに唐（中国）と縁が深く、中でも上海・大連など中国主要商業港への道のりが関東と変わらない唐津は、アジア大陸との交易の要衝として栄えてきた。

対する印通寺港は入り口にある妻ヶ島が防波堤の役割を果たすとあり、奈良時代には遣唐使船の寄港地としても選ばれた地。「九州郵船」で航路をたどれば、交流の痕跡と最先端の文化が伝来した港町の情緒を感じられる。

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船舶DATA
エメラルドからつ
全長｜75.3ｍ
全幅｜13.4ｍ
総トン数｜984t
定員｜350名
車の積載｜可（約46台）
就航年｜2007年
Wi-Fi｜あり

ダイヤモンドいき
全長｜ 75.7ｍ
全幅｜ 13ｍ
総トン数｜ 932t
定員｜ 350名
車の積載｜可（約43台）
就航年｜2019年
Wi-Fi｜あり

問｜九州郵船
Tel｜092-281-0831
（平日9:00～17:30、土曜～12:00）

 

愛媛・八幡浜港〜大分・臼杵港
 
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text: Natsu Arai
2025年7月号「海旅と沖縄」