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京都《山ばな平八茶屋》
伝説に登場する饅頭型の浴室
|伝統の“蒸し”に浸るプリミティブサウナ②

2024.3.27
京都《山ばな平八茶屋》<br><small>伝説に登場する饅頭型の浴室<br>|伝統の“蒸し”に浸るプリミティブサウナ②</small>

現存数はわずかながら、いまも日本各地でひっそりと受け継がれる、独創的な和サウナたち。かつて先祖たちも蒸されてきた空間で、古きよき蒸気を浴びて発汗し、素肌で歴史を感じよう。

今回はかま風呂の里として有名な京都・八瀬にある老舗旅館「山ばな平八茶屋」の饅頭型の浴室を紹介。

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[窯蒸し]
大海人皇子の伝説に登場する
饅頭型の浴室を再現

かま風呂の里として有名な八瀬(京都市左京区)の集落の近くで、作家・夏目漱石にも愛された由緒ある老舗旅館が運営。文献資料や遺構は残っていても、実際に入浴できる施設はいまや稀少だ。ござが敷かれた密室で陶器の枕に横たわり、じっくりと熱気に身をさらす。室内の温度は55〜60℃と穏やかで、長時間いても身体への負担は少なく、芯部まで温めることができる。

ふくよかな饅頭型が印象的な入り口。かつては、このユニークな形状のかま風呂施設が、八瀬にいくつもあったという
落ち着いた照明が灯る、隠れ部屋的な空間。伝統的な陶器の枕で横になっていると、じんわりと汗がにじみはじめる

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香川・さぬき
《塚原のから風呂》

 
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山ばな平八茶屋
住所|京都府京都市左京区山端川岸町8-1
Tel|075-781-5008
料金|1泊2食付3万8500円〜(税・サ込) 、日帰り風呂利用2200円
IN|16:00
OUT|10:00
サウナ利用可能時間|宿泊/7:00〜9:00、16:00〜22:00 日帰り/11:30〜15:00、17:00〜21:30(最終受付18:00) ※かま風呂のみの利用は不可
定休日|水曜、ほか不定休あり
www.heihachi.co.jp

<サウナdata>
収容人数|5名
タイプ|かま風呂
温度|60℃
水風呂|なし
休憩スペース|内湯×、外気浴×
その他の設備|内湯

text: Ayana Kobayashi
Discover Japan 2024年2月号「人生に効く温泉」

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