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沖縄県竹富町《星のや竹富島》
コンテンポラリーダンサー・振付家の水村里奈さんが体験!
島時間に癒される夏の朝活【前編】

2023.7.26 PR
沖縄県竹富町《星のや竹富島》<br><small>コンテンポラリーダンサー・振付家の水村里奈さんが体験!<br>島時間に癒される夏の朝活【前編】</small>

心までゆるむ休息を求め、水村里奈さんとともに向かったのは、柔らかな南風と藍緑色の海に抱かれた竹富島。まるで島人として暮らすかのように滞在する「星のや竹富島」での3日間は、インスピレーションの宝庫だった。

水村里奈さん
コンテンポラリーダンサー、振付家。幼少期からクラシックバレエをはじめ、日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。東京2020オリンピックの開会式や、ゲスの極み乙女「秘めない私」、Aimer「wavy flow」のMV出演でも話題に

浮遊浴の舞台は、島の西側に位置するコンドイビーチ。早朝の静けさの下、“竹富ブルー”と称される澄み切った海からスタートする一日。いい日にならないわけがない

離島の集落を歩き
ゆったり島時間を体感

赤瓦屋根と石垣が象徴的な集落に滞在
「台風銀座」と呼ばれる八重山諸島では、強風をうまく逃がすよう石垣や屋根が設計されている。そんな“生きるためのデザイン”を踏襲した集落にて、ほんのひととき島人に。島に縁ある縁起物をもった屋根上のシーサーにも注目したい

八重山諸島の玄関口に到着すると、つい数時間前まで雨がそぼ降る東京にいたとは思えない。「楽しみにしていたからか、一昨日は無意識にゴーヤチャンプルーをつくっていて」と上機嫌な水村さんとともに、藍緑色の海をフェリーで渡ること約15分。港には「星のや竹富島」の迎えの車が待っていた。

各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常「夢中になるという休息」を提供する星のやだが、3つの集落で構成される竹富島に関しては、色濃く残る島の伝統を踏襲したところがおもしろい。敷地内に入れば集落の出入口を示す魔除けの木“スンマシャー”が佇むなど、ここはさながら4つめの集落。踏み入った瞬間から「島人の日常=旅人の非日常」が味わえるのだ。

軒下でチェアモックに揺られていれば、シロハラクイナなどの野鳥や珍しい生き物がやってくることも。客室ごとに異なる植栽は、同じ民家が立ち並ぶ集落での目印にもなる

人生はじめての島旅という水村さんは、ファーストコンタクトを「はぁっと息をのむような静かな感動がありました」と表現。まずは2泊3日の拠点となる客室のガラス戸を全開にし、そよぐ南風を室内に取り入れれば、心のスイッチがゆっくり島時間に切り替わる。「非日常の過ごし方に最初は戸惑ったのですが、ソファに横たわりぼーっと外を見ていたときに、誰かのおうちに来たような感覚になって−−−−」

次第に島時間にのみ込まれていく中、気づけば日没前。医食同源をはじめとした八重山特有の食文化とフレンチの技法を融合した“島テロワール”を味わいながら竹富の暮らしに触れていると、島は星月夜を迎えていた。空には数多の星と天の川が広がっている

客室は南風(パイカジ)が心地よく通る快適空間
48室ある客室は、全室南向き。南北の窓を開放して吹き抜ける南風を取り入れれば、たとえ陽の高い正午であってもエアコン要らず
客室中央に鎮座するバスタブは、南風の恩恵が最も感じられる場所。ぜひとも窓を全開にして、開放的なバスタイムを

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夏を感じる
島ならではのフレンチ

旬のものをシンプルに美味しくいただける「島テロワール」全8品のフルコース。竹富島の特産品である車海老や、丁寧に育てることで実現した刺激が少なく甘みの強いパイナップルなど、地産地消のフレンチには島の歴史と文化が凝縮されている

(左)豚フィレ肉の低温ロースト パイナップルのタルトと共に
(奥)完熟マンゴーのショートケーキ仕立て
(右)アカマチの発酵マリネ 色鮮やかなサラダ仕立て

豚フィレ肉の低温ロースト
パイナップルのタルトと共に
“豚は鳴き声以外はすべて食べる”という沖縄の食文化を体現。飼料にパイナップルを使用した「南ぬ(ぱいぬ)豚」は消化がよく、食欲の落ちた夏を乗り切るに最適

完熟マンゴーのショートケーキ仕立て
7月に旬を迎えるマンゴーを丸ごと贅沢に。エスプーマの下にはピューレ、マンゴーアイス、スポンジなどが潜んでおり、合わせて食べると口の中でケーキが完成する

アカマチの発酵マリネ 色鮮やかなサラダ仕立て
沖縄の三大高級魚アカマチを、島で親しまれる「やいま味噌」と泡盛でマリネ。アクセントに豆腐ようのピューレを利かせるなど、発酵の妙からコースはスタートする

「島テロワール」夏のディナーコース
開始日|2023年7月20日(木)~
料金|1名 1万4520円(税・サ込、宿泊料別)
※前日までに公式サイトにて要予約、仕入れ状況により食材変更の場合あり

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text: Natsu Arai photo: Yamato Nonaka
Discover Japan 2023年8月号「夏の聖地めぐり。」

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